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September 15, 20162016-09-15 No.2369「象の記憶」象の記憶少しずつ薄らいでゆくはい上がっていって名前のないところから周りに目を奪われず視線は研ぎ澄まされてゆくやがて見下ろすばかりの風景誰も何にも言えなくなって体はどこまでも膨らんでゆく時間速度が低下しはじめる0 minPlay
September 14, 20162016-09-14 No.2368「雨と薬品」雨と薬品の匂いが混ざり合ってなんとも言えない不思議な気分になる普段と同じ道なのにはじめて訪れる見知らぬ街のように冷たい緊張感に付きまとわれ気が付けば同じところをぐるぐる回る0 minPlay
September 13, 20162016-09-13 No.2367「曲がる前に会った」曲がる前に会った人に曲がった後でまた出会う色も形も違わない他ではないそのもの良くない話がぽろぽろと落ちる信じられない光を縫いながら孤独な祭りに参加した後ぶつかりそうになって思わず顔を見合わせる曲がる前に会った人に曲がった後でまた出会う0 minPlay
September 12, 20162016-09-12 No.2366「辿る旅」辿る旅に出掛けよう誰にも知らせることなく予定もなく突然に空がまだ青いうちにもう少し急いだほうがいい暗闇に包まれてしまう前に間に合わないかもしれなくても巡る旅に出掛けよう0 minPlay
September 11, 20162016-09-11 No.2365「それになる」それになるなるために必要なことをかき集める必要なものは微かに光っているはずでまっすぐに目を合わせられなくても見えない気配を感じ取りそれに気付けられる嫌嫌嫌邪魔するものが次から次へと現れても嘆いても仕方がないと割り切って次の入り口に向かって足を踏み出すと見えない出口は少しずつ近くなる嫌嫌嫌0 minPlay
September 10, 20162016-09-10 No.2364「遠い回復」遠い回復やれるだけのことをやって少しでも早く元に戻れるように回り道をしたり余計に含みすぎたりしてもこの穴がこれ以上広がらないようにあれこれ手を尽くして回り続ける文字の形をしたお化けが現れて前髪で表情がよく見えない見たこともない薬をくれる遠い回復0 minPlay
September 09, 20162016-09-09 No.2363「浮かばない何か」浮かばない何か今頃になって気になってしまう明日では遅すぎるそれは今知りたい必要な理由があってうずくまる人のことだったような拭き取ろうとしてもとても追いつかない0 minPlay
September 08, 20162016-09-08 No.2362「詰めのはじまり」詰めのはじまりまだ大丈夫と思い込んで寝たふりをしてる間に頭の中が膨らんでいって外側へはみ出していたようやく気がついてあわてて取り繕う0 minPlay
September 07, 20162016-09-07 No.2361「内側で震え上がる」内側で震え上がる弱りきった部品に触れる度に鋭くて鈍いものが交互に訪れて根こそぎ奪っていこうとするここにいるのに速度を落とさず入り込む見たことのない巨大な生き物に上から覗き込まれているような喋りにくさを隠しきれず容易に手の内が明かされる再び内側で震え上がる0 minPlay
September 06, 20162016-09-06 No.2360「耳ふさぎに声」耳ふさぎに声とっさに反応できず耳ふさぎに声殆どの言葉を取り逃がした組み立てようのない断片から無理やり元の形を探ろうとすると正反対の二つの意味が浮かび上がってしまってどんな表情をすればいいのか耳ふさぎに声とっさに反応できず耳ふさぎに声0 minPlay