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August 26, 20162016-08-26 No.2349「突然の振り向き」突然の振り向き辻褄が合わないことを繰り返し背後にいたはずの二人がいつの間にか入れ替わっていて予期せぬうちにそれを知らされる突然に振り向いて新しい隣人の姿を確認したらそこから動けなくなった0 minPlay
August 25, 20162016-08-25 No.2348「落とした薬」落とした薬の行方知れず逆立ちした人影に目を奪われる消すつもりのないのに消えてしまって会いたくないと回り道をする読めない看板の傍を通るとき踏まれた跡に気がついてしまう最後の力で飛び移ろうとする落とした薬は見つかりそうにない0 minPlay
August 24, 20162016-08-24 No.2347「扉の開く側」扉の開く側無理やり押し込んで逃げ道がないことを確認する話の通じない谷間を超えて秘密に入り込んで行く聞いた話とは少し違っていてそこには何も隠されていない希少な夢も残されていない扉の開く側0 minPlay
August 23, 20162016-08-23 No.2346「ひとつではない」ひとつではないごくあたりまえの答えも難解すぎる穴埋めもひとつではないありがちな突破口もあり得ないような出来事も知らないはずの鮮明な記憶も触れられたくもない嫌な思い出もひとつではない0 minPlay
August 22, 20162016-08-22 No.2345「予報の騒ぎ」予報の騒ぎまた正反対の結果になって名前を捨てるその覚悟を決めて早めに出かけることにする和らぐはずの予定は止まったままの時計が示す時刻から少しも動かない0 minPlay
August 21, 20162016-08-21 No.2344「自覚のない」自覚のない直前になってもまともに向き合わず帰りの夜のことばかり気にしている来るとは限らないその日を夢見るどこまでも見込みのない指の間をすり抜けてしまう自覚のない0 minPlay
August 20, 20162016-08-20 No.2343「点の雨が降る」点の雨が降るその雨に触れてみるやがて儚く消えてしまう夏の輪郭を描こうとする一番前の席に座って見たことのない景色に目を奪われる遠くからそれは運ばれてくる言いようのない気持ちが揺らいで大切な機会を見過ごしてしまう0 minPlay
August 19, 20162016-08-19 No.2342「宵の醒め」宵の醒め落ち着きのない天気が天井の窓を叩いて揺らす突然の大きな音に驚かされ不安になって慌てて外に飛び出すと見たことのない街の様子に言葉にならない声を上げる宵の醒め0 minPlay
August 19, 20162016-08-18 No.2341「帰れない」帰れない手がかりもなく後ろに迫る影に怯えて一方通行の下り坂を加速しながら駆け下りてゆく増え続ける食事を無理やり詰め込んでしまうと帰れないどこにも帰れない0 minPlay
August 17, 20162016-08-17 No.2340「雨降れども」雨降れども傘は無くびしょ濡れ店先でようやく見つけた不釣り合いな傘を手に入れ激しい雨をなんとか凌ごうと傘差せども少しも役立たず目に見えない穴が開いていて不釣り合いな傘の中だけ激しい雨がいつまでも降り続ける0 minPlay