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November 01, 20152015-11-01 No.2050「走る鴉」走る鴉が現われ目の前に急に現われ不安な気持ちを連れてくる月あかりに浮かび上がる走る鴉が連なって夜の空気を引き裂きながらどこかへ行ってしまった0 minPlay
October 31, 20152015-10-31 No.2049「かかとを打つ」かかとを打つ右足の後ろ側からいつからこうなっているのかまるで見当のつかない無理を強いる色の付いた合図で振り子のような勢いでかかとを打つ0 minPlay
October 30, 20152015-10-30 No.2048「足下の傷」足下の傷の見え隠れするやらないほうがいい事をわざと繰り返して見せる弱り切った時にやってきて比率のおかしな写真を残すどこにも繋がっていない出口へ足下の傷の見え隠れする0 minPlay
October 29, 20152015-10-29 No.2047「待ちくたびれ」待ちくたびれ待ちくたびれ風に吹かれる雲の下で人と車輪の流れを見ているここだけ時間が止まっている音のない世界の真ん中にいる待ちくたびれ待ちくたびれ余計な事は考えずに石のように固まって何もかも忘れてしまう0 minPlay
October 28, 20152015-10-28 No.2046「話の途中」話の途中の目の前で扉の閉まる反射的に手を出してそれを遮る予期せぬ場所に跳ね返って望まれない結果となる満月の夜のうろこ雲の下二人の後ろ姿を見つける気付くべき見るべきではなかった奥深く刻まれてしまう0 minPlay
October 27, 20152015-10-27 No.2045「答えを急ぐ」答えを急ぐ余白を無くしながら足りない形ばかりを積み上げる答えを急ぐその途中で蔑ろにしてしまう入れ替わり浮かんでくる自分にとって良いものが相手のそれとはまるで違うことが続く繰り返し続いてゆくどこまでも続いてゆくそれを断ち切ろうとしてまた次の答えを急ぐ0 minPlay
October 26, 20152015-10-26 No.2044「次への断片」次への断片が秋空の下そこら中に散らばって噛み合いそうで噛み合わないふしぎな仕掛けを見せてくる飛び出したり引っ込んだり上下左右を包み込んで骨と糸とを自由に絡め合わせてそのやり方を教えようとするそれでどうなったのか誰も知らない誰に聞いても何もわからない0 minPlay
October 25, 20152015-10-25 No.2043「遅れの確かめ」遅れの確かめひとつ予定が狂うと計画通りに進まなくなる思っていた場所とは違う反対側から人波に飲まれゆるやかな坂を登って行くたどり着いた椅子の汚れに気付く時何かが足りない途中の壁偶然すれ違う荷台の上遅れの確かめ0 minPlay
October 24, 20152015-10-24 No.2042「昼より明るい」昼より明るい嫌なところまではっきりと見間違いでとんでもない事になるおとなしいはずが急に変わって上手く話さないでいる昼より明るい時間の感覚を奪われて昼より明るい変わる前にやっていた事が思い出せず真っ白な太陽が浮かんでいる0 minPlay
October 23, 20152015-10-23 No.2041「持っていない」持っていない長い間持っていないその感触さえ消え掛かっていて虚しく空を掴んでいる持っていない長い間持っていない粉まみれに成り下がった自分を追い払って何もない部屋で立っている思い出すことができずに最初からやり直したくなる持っていない0 minPlay