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村上春樹
現在の日本で、国民的な支持を受ける小説家といえば村上春樹です。海外でも多くの作品が翻訳されているので、読んだことがある人もいるでしょう。
昨春に上梓された『1Q84』は久々の長編小説ということもあり、発売前から話題になりました。同年二月にはイスラエルの文学賞である「エルサレム賞」を受賞し、そのスピーチも耳目を集めています。
そんな彼の人気を決定付けたのが『ノルウェイの森』です。上下巻で430万部を売り上げ、一躍ベストセラーに。
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」これは主題を暗示する一文です。高校時代、主人公「僕」は突然、親友を亡くします。自殺でした。その親友の恋人「直子」に想いを寄せる「僕」ですが、彼女もまた自らの手で人生に幕を下ろしてしまいます。大切な人を立て続けに失った主人公は「それでも自分は生きていかなければならない」と思う…ごく簡単にあらすじをまとめるとこんな感じでしょうか。
本作は言うまでもなく、どの作品にも随所にクスッと笑える比喩や考えさせられる言い回しが散りばめられていて、何度読んでもそのたびに新しい発見があります。
また、読み手がどんな気持ちで作品に触れるかによって、様々な解釈で読み進めていけるのも村上作品の魅力でしょう。したがって、以前と今回の読後の感想が異なることもしばしば。
エッセイや紀行文も多数出版され、作品のモチーフとなる出来事や人となりを知ることもできます。
ノーベル文学賞の有力候補として注目される村上春樹。今後がますます期待されます。
1949年1月 京都府に生まれる
代表作 『ノルウェイの森』
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
『ねじまき鳥クロニクル』
----Formal Vowelled----
むらかみはるき
げんざいの にほんで、こくみんてきな しじを うける しょうせつか といえば むらかみ はるき です。かいがいでも おおくの さくひんが ほんやくされて いるので、よんだ ことが あるひとも いるでしょう。
さくしゅんに じょうしされた『1Q84』は ひさびさの ちょうへんしょうせつ ということもあり、はつばいまえから わだいに なりました。どうねん にがつには イスラエルのぶんがくしょう である「エルサレムしょう」をじゅしょうし、そのスピーチも じもくを あつめています。
そんなかの にんきを けっていづけた のが『ノルウェイのもり』です。じょうげかんで 430まんぶ を うりあげ、いちやく ベストセラーに。
「しは せいの たいきょくとして では なく、その いちぶ として そんざいしている。」これは しゅだいを あんじする いちぶんです。こうこうじだい、しゅじんこう「ぼく」は とつぜん、しんゆうを なくします。じさつでした。その しんゆうの こいびと「なおこ」に おもいを よせる「ぼく」ですが、かのじょも また みずからの てで じんせいに まくを おろして しまいます。たいせつな ひとを たてつづけに うしなった しゅじんこうは「それでも じぶんは いきて いかなければならない」と おもう…ごく かんたんに あらすじ をまとめると こんな かんじでしょうか。
ほんさくは いうまでもなく、どの さくひん にも ずいしょに クスッと わらえる ひゆや かんがえさせられる いいまわしが ちりばめられていて、なんどよんでも そのたびに あたらしい はっけんが あります。
また、よみてが どんなきもちで さくひんに ふれるか によって、さまざまな かいしゃくで よみすすめて いけるのも むらかみさくひんの みりょくでしょう。したがって、いぜんと こんかいの どくごの かんそうが ことなることも しばしば。
エッセイや きこうぶんも たすう しゅっぱんされ、さくひんの モチーフとなる できごとや ひととなりを しることも できます。
ノーベルぶんがくしょうの ゆうりょくこうほ として ちゅうもくされる むらかみ はるき。こんごが ますます きたいされます。
1949ねん1がつ きょうとふに うまれる
だいひょうさく 『ノルウェイのもり』
『せかいの おわりと ハードボイルド・ワンダーランド』
『ねじまきどり クロニクル』
----Formal Romanization----
Murakami Haruki
Genzai no Nihon de, kokuminteki na shiji o ukeru shōsetsuka to ieba Murakami Haruki desu. Kaigai de mo ōku no sakuhin ga honyaku sarete iru node, yonda koto ga aru hito mo iru deshō.
Sakushun ni jōshi sareta "1Q84" wa hisabisa no chōhen shōsetsu to iu koto mo ari, hatsubai mae kara wadai ni narimashita. Dōnen ni-gatsu ni wa Isuraeru no bungakushō dearu "Erusaremushō" o jushō shi, sono supīchi mo jimoku o atsumete imasu.
Son'na kare no ninki o ketteizuketa no ga "Noruwei no mori" desu. Jōgekan de 430-man-bu o uriage, ichiyaku besutoserā ni.
"Shi wa sei no taikyoku to shite de wa naku, sono ichibu to shite sonzai shite iru." Kore wa shudai o anji suru ichi-bun desu. Kōkōjidai, shujinkō "boku" wa totsuzen, shin'yū o nakushimasu. Jisatsu deshita. Sono shinyū no koibito "Naoko" ni omoi o yoseru "boku" desu ga, kanojo mo mata mizukara no te de jinsei ni maku o oroshite shimaimasu. Taisetsu na hito o tatetsuzuke ni ushinatta shujinkō wa "soredemo jibun wa ikite ikanakereba naranai" to omou... Goku kantan ni arasuji o matomeru to kon'na kanji deshō ka.
Honsaku wa iu made mo naku, dono sakuhin ni mo zuisho ni kusu tto waraeru hiyu ya kangaesaserareru iimawashi ga chiribamerarete ite, nando yonde mo sono tabi ni atarashii hakken ga arimasu.
Mata, yomite ga don'na kimochi de sakuhin ni fureru ka ni yotte, samazama na kaishaku de yomisusumete ikeru no mo Murakami sakuhin no miryoku deshō. Shitagatte, izen to konkai no dokugo no kansō ga kotonaru koto mo shibashiba.
Essei ya kikōbun mo tasū shuppan sare, sakuhin no mochīfu to naru dekigoto ya hito to nari o shiru koto mo dekimasu.
Nōberu bungakushō no yūryoku kōho to shite chūmoku sareru Murakami Haruki. Kongo ga masumasu kitai saremasu.
1949-nen 1-gatsu Kyōtofu ni umareru
Daihyōsaku (Noruwei no mori)
(Seka [...]