歴史を紐解く!聞き流し偉人伝

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By ナスとカイHistory
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  • #687【伊能忠敬】66歳での九州再測量!2年10ヶ月をかけた最長の測量遠征
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    本日のテーマ:「66歳、九州再測量へ――伊能忠敬“絶頂期”の執念」
    一度測った九州へ、誤差への納得がいかないという理由で再び向かった伊能忠敬。66歳から約3年に及ぶ過酷な遠征に挑み、妥協なき精度を追求した測量人生の絶頂を追います。


    👇今回の見出し👇
    第8次測量/九州再測量/66歳の挑戦/一度測った九州へ/誤差へのこだわり/九州南部・西部/道なき道/離島の測量/2年10ヶ月の遠征/全10次最長の測量/69歳まで続いた旅/歩測・記録・天体観測/弟子たちとの分業/最終判断は忠敬自身/妥協を許さない執念/1000分の1とも言われる誤差/約4万キロの歩行距離/地球一周分の測量人生/66歳で迎えた絶頂期/師との別れ


    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①一度測った九州を、もう一度測る
    忠敬は第7次測量ですでに九州を訪れていたが、その測量結果に納得できない誤差があったとされる。そこで1811年、66歳にして再び九州へ向かい、第8次測量となる九州再測量に乗り出した。

    ②全10回で最長、2年10ヶ月の大遠征
    第8次測量では九州南部・西部を中心に、山がちな海岸線や離島などを測量した。期間は約2年10ヶ月に及び、全10次の測量の中でも最長級の遠征となった。66歳で出発した忠敬は、終了する頃には69歳を迎えていた。

    ③最後の判断は自分で
    この頃には弟子や従者も成長し、測量隊では分業が進んでいた。それでも忠敬は、歩測や記録、天体観測によって集められた数値の最終確認と判断を手放さず、精度への責任を自ら負い続けた。

    ④約4万キロを歩いた測量人生
    忠敬が測量のために歩いた距離は、生涯で合計約4万キロに及ぶとされ、地球一周分に匹敵する。一歩ずつ距離を測り、観測と記録を積み上げる地道な作業によって、日本列島の姿を描き出していった。

    ⑤年齢とともに研ぎ澄まされた「妥協しない姿勢」
    第8次測量は、年齢、期間、地形のすべてにおいて過酷な遠征だった。それでも忠敬は精度へのこだわりを緩めなかった。一度完成させた場所さえ測り直す姿勢は、忠敬の几帳面さと執念を象徴するものとなっている。

    ■ 関連年表
    1809年: 第7次測量が始まり、九州方面の測量を実施
    1811年: 66歳の伊能忠敬が第8次測量として九州再測量へ出発
    1811年〜1814年: 九州南部・西部や離島などを含む測量を約2年10ヶ月にわたり実施
    1814年: 第8次測量を終えた忠敬は69歳を迎える
    1818年: 伊能忠敬が73歳で死去
    1821年: 弟子たちの手によって「大日本沿海輿地全図」が完成

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  • #686【伊能忠敬】日本全国を測る大遠征へ!蝦夷地での成功が変えた測量人生
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    本日のテーマ:「伊能忠敬、全国測量へ――個人の情熱が国家事業に変わるまで」
    蝦夷地測量の成功をきっかけに、伊能忠敬の挑戦は日本全国へ。私財を投じ、厳しい自然と年齢の壁を越えながら、精密な測量を積み重ねた大事業の舞台裏を追います。

    👇今回の見出し👇
    蝦夷地測量の成功/幕府からの高評価/全国測量への拡大/1801年の第二次測量/伊豆半島/東日本太平洋沿岸/第三次・第四次測量/全10回の測量/測量隊の拡大/忠敬の私財/測量隊のリーダー/悪天候との戦い/歩測と記録/天体観測/徹底した誤差確認/測量技術の進化/弟子たちへの指導/国家事業への変化/現場に立ち続けた忠敬/西日本への大遠征

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①蝦夷地測量の成功から全国測量へ
    蝦夷地で作成した地図の精度が幕府から高く評価されたことで、忠敬は本州以南の海岸線についても測量を進めるよう求められる。個人的な学問的関心から始まった挑戦は、ここから全国規模の事業へと発展していった。

    ②全10回に及んだ日本測量
    1801年の第二次測量では伊豆半島から東日本の太平洋沿岸を測量し、その後も東北・北陸・関東・東海などへ対象地域を拡大。最終的に測量隊は全10回にわたって日本各地を巡ることになる。

    ③私財と厳しい規律に支えられた測量隊
    幕府の支援はあったものの、測量には忠敬自身の私財も大きく投じられた。悪天候や雪、酷暑などに苦しみながらも、測量隊は歩測・記録・天体観測を繰り返し、わずかな誤差も見逃さない厳格な姿勢を貫いた。

    ④測量家であると同時に優れたリーダー
    忠敬は測量そのものだけでなく、弟子や従者を率い、日程や移動、野営まで細かく指揮した。弟子たちには技術だけでなく、測量に向き合う姿勢まで厳しく教え、事業を支える人材を育てていった。

    ⑤個人の情熱が国家プロジェクトへ
    もともとは「地球の大きさを知りたい」という忠敬自身の探究心から始まった測量だったが、成果を重ねるにつれて幕府内での評価も高まり、国家的な事業へと変化していく。それでも忠敬は現場を離れず、自ら歩き、自ら確かめる姿勢を貫き続けた。

    ■ 関連年表
    1800年: 伊能忠敬が第一次測量として蝦夷地を測量
    1801年: 第二次測量を実施し、伊豆半島から東日本の太平洋沿岸を測量
    1802年: 第三次測量を実施し、東北地方などへ測量地域を拡大
    1803年: 第四次測量を実施し、東海・北陸方面などを測量
    1805年: 第五次測量が始まり、西日本を含むさらに広大な地域への測量へ進む

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  • #685 【伊能忠敬】私費を投じて蝦夷地の測量を開始!55歳から始まる壮大な挑戦
    本日のテーマ:「伊能忠敬、55歳で蝦夷地へ──日本地図を生んだ最初の一歩」
    「地球の大きさを知りたい」という純粋な探究心から始まった伊能忠敬の挑戦。55歳で幕府の許可を得て蝦夷地へ向かった測量の旅は、日本全国を17年間歩き続ける壮大な国家事業の出発点となりました。

    👇今回の見出し👇
    地球の大きさへの挑戦/緯度1度の測定/高橋至時の理論/ロシア南下政策/ラクスマン来航/蝦夷地防備/幕府への願い出/私費による測量/1800年第一次測量/55歳の挑戦/蝦夷地への旅立ち/歩測/間縄/アリダート/羅針盤/天体観測/昼は測量・夜は観測/蝦夷地南岸地図/幕府の高評価/全国測量の始まり

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①学問と国防が結び付いた測量計画
    忠敬は「地球の大きさを知りたい」という学問的な目的を持っていた。一方で、ロシア船の来航により蝦夷地防備を急ぐ幕府の事情と結び付けることで、測量計画は国家事業として動き始めた。

    ②私費を投じて実現した第一次測量
    忠敬は測量費用の多くを自ら負担することを申し出て、幕府から測量の許可を得た。1800年、55歳で江戸を出発し、蝦夷地への第一次測量に挑むことになる。

    ③地道な実測が支えた高い精度
    歩測や間縄による距離測定、アリダートや羅針盤による方位測定、さらに夜間の天体観測を組み合わせることで、当時としては極めて精密な測量を実現した。

    ④蝦夷地測量が全国事業への第一歩に
    蝦夷地南岸の詳細な地図は幕府から高く評価され、この成果をきっかけに、日本全国の海岸線を測量する壮大な事業へと発展していく。ここから17年間・全10回に及ぶ測量の旅が始まった。

    ■ 関連年表
    1792年:ロシア使節ラクスマンが根室に来航し、通商を求める
    1794年:伊能忠敬が隠居し、高橋至時に師事する
    1800年(寛政12年):第一次測量として蝦夷地への測量を開始
    1800年:蝦夷地南岸の測量成果を幕府へ提出
    1801年以降:全国の海岸線を対象とした測量事業へ発展する

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  • #684 【伊能忠敬】19歳年下の学者に弟子入り!55歳からの偉業を生んだ転機
    本日のテーマ:「伊能忠敬、49歳からの再出発──年下の師に学んだ第二の人生」
    家業も財産も築き上げ、隠居すれば穏やかな余生を送れた伊能忠敬。しかし彼が選んだのは、江戸へ出て天文学を一から学ぶ道でした。年齢や周囲の目を越え、19歳年下の師に頭を下げた人生再スタートの物語です。

    👇今回の見出し👇
    49歳で隠居/人生の再スタート/江戸への旅立ち/天文学と暦学/地球の大きさへの疑問/周囲の反対/年相応という壁/幕府天文方/高橋至時/19歳年下の師匠/弟子入りの決意/学び直し/寝る間を惜しむ勉強/若い門下生たち/推歩先生/天体運行の計算/実測へのこだわり/年下に頭を下げる勇気/第二の人生/蝦夷地測量への序章

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①49歳で選んだ隠居しない隠居
    1794年、忠敬は家督を長男に譲って正式に隠居した。当時なら悠々自適に余生を送るのが一般的だったが、忠敬は江戸へ出て、若い頃から関心を持っていた天文学と暦学を学ぶ道を選んだ。

    ②地球の大きさを知りたいという疑問
    忠敬の学問への情熱を支えたのは、「地球はどれほど大きいのか」という壮大な疑問だった。すでに地位も財産も築いていたが、知りたいという思いを優先し、専門知識をゼロから学び直した。

    ③19歳年下の高橋至時に弟子入り
    忠敬が師と仰いだのは、幕府天文方の高橋至時だった。当時の至時は31歳で、忠敬より19歳年下。年齢差や周囲の目を気にせず頭を下げた決断は、忠敬の柔軟さと学問への本気を象徴している。

    ④推歩先生と呼ばれた学びへの執念
    弟子入り後の忠敬は、寝る間を惜しんで天文学や暦学の計算に没頭したと伝えられている。その熱心さから、至時に「推歩先生」と呼ばれたとも言われ、若い門下生たちを驚かせた。

    ⑤学問を実測へつなげた姿勢
    忠敬は書物や計算だけで満足せず、自ら歩いて距離を測り、数値を現実と照らし合わせることにこだわった。この実証的な姿勢が、後の蝦夷地測量と全国測量事業の土台になっていく。

    ■ 関連年表
    1745年:伊能忠敬、上総国に生まれる
    1794年:49歳で家督を長男に譲り、隠居する
    1795年頃:江戸へ移り、高橋至時に弟子入りする
    1790年代後半:天文学・暦学・測量術の学習と実測を重ねる
    1800年:第一次測量として蝦夷地へ向かう

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  • #683【伊能忠敬】名家の経営を再建!測量家・伊能忠敬の知られざる前半生
    本日のテーマ:「伊能忠敬の前半生──豪商を立て直した“もう一つの人生”」
    55歳から測量家となった伊能忠敬。しかし、その正確さと粘り強さの土台は、佐原の商人として家業を再建し、地域の人々を支えた前半生です。地図作りへとつながる、知られざる商才と生き方をたどります。

    👇今回の見出し👇
    伊能忠敬の前半生/1745年の誕生/上総国の農家/幼少期の算術の才/母との早い別れ/17歳で婿入り/下総国佐原/伊能家の家業/酒造業と米穀商/傾いた経営の再建/帳簿と算術/米相場を読む力/天明の大飢饉/私財による救済/地域の名主/佐原有数の豪商/暦学と天文学への関心/測量につながる緻密さ/49歳で隠居/誰かのために積み上げた人生

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①17歳で豪商・伊能家の婿養子へ
    忠敬は1745年に上総国で生まれ、17歳で下総国佐原の名家・伊能家に婿入りした。伊能家は酒造業、米穀商、水運業などを営む豪商だったが、当時は経営が傾きかけていたとされる。

    ②算術と商才で家業を再建
    忠敬は帳簿の整理や事業の采配、米相場の判断などで手腕を発揮し、伊能家の経営を立て直した。後の測量で見せる数字への緻密さや、地道に記録を積み重ねる力は、商人時代に培われたものだったと考えられる。

    ③天明の大飢饉と地域への貢献
    1780年代の天明の大飢饉では、忠敬は私財を投じて米を放出し、佐原周辺の困窮した人々を救ったと伝えられている。商人として利益を上げるだけでなく、地域の名主として村政にも深く関わった。

    ④商売の傍らで続けた学び
    忠敬は家業に励む一方、暦学や天文学にも関心を持ち、書物を読みながら独学を続けたとされる。測量家への転身は突然の変化ではなく、前半生で積み上げた知識と経験の延長線上にあった。

    ⑤49歳で家督を譲り新たな人生へ
    伊能家を佐原有数の豪商へと成長させた忠敬は、49歳で長男に家督を譲った。家族や地域のために生きた前半生を終え、ここから江戸へ出て、19歳年下の学者に弟子入りする新たな挑戦が始まる。

    ■ 関連年表
    1745年:伊能忠敬、上総国に生まれる
    1762年:17歳で下総国佐原の伊能家へ婿養子に入る
    1782年頃:天明の大飢饉が始まり、各地で深刻な被害が広がる
    1780年代:私財を投じて佐原周辺の困窮者を救済したと伝えられる
    1794年:49歳で家督を長男に譲り、隠居する

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    9 min
  • #682 ゼロから分かる伊能忠敬!55歳から日本地図づくりに挑んだ第二の人生
    本日のテーマ:「伊能忠敬─55歳から日本を歩き始めた男」
    日本で初めて実測による正確な日本地図を作り上げた伊能忠敬。55歳で隠居生活に入るはずだった男は、天文学を学び直し、日本全国を17年間歩き続けました。常識を覆した"第二の人生"の始まりをたどります。

    👇今回の見出し👇
    伊能忠敬/1745年誕生/佐原の豪商/婿養子/商才で家業再建/49歳で隠居/江戸で天文学/高橋至時/年下の師匠/地球の大きさへの挑戦/緯度1度の測定/蝦夷地測量/1800年第一次測量/歩測と方位測定/全国測量事業/全10回の測量/約4万キロ踏破/大日本沿海輿地全図/弟子たちへの継承/第二の人生

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①商人として成功した前半生
    伊能忠敬は1745年に上総国で生まれ、佐原の豪商・伊能家へ婿養子に入った。傾きかけていた家業を立て直し、優れた商才を発揮したことで知られている。

    ②隠居後に始まった新たな挑戦
    49歳で家督を譲ると、江戸へ出て天文学を学び始める。幕府天文方・高橋至時のもとで年齢を気にせず学び直し、「地球の大きさを測りたい」という探究心が測量への第一歩となった。

    ③55歳から始まった全国測量
    1800年、第一次蝦夷地測量に出発。歩測や方位測定、天体観測を組み合わせた精密な測量が評価され、その後は日本全国の海岸線を測る国家事業へと発展した。

    ④完成を見ずに託された日本地図
    忠敬は17年間で約4万キロを歩き、1818年に74歳で死去。地図の完成を見ることはなかったが、弟子たちが遺志を継ぎ、1821年に『大日本沿海輿地全図』を完成させた。

    ■ 関連年表
    1745年:伊能忠敬、上総国(現在の千葉県)に生まれる
    1762年:伊能家へ婿養子として入る
    1794年:家督を譲って隠居し、江戸で天文学を学び始める
    1800年:第一次蝦夷地測量を開始
    1818年:伊能忠敬死去(74歳)
    1821年:『大日本沿海輿地全図』が完成し、幕府へ献上される

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  • #681【コロンブス】雑談回!コロンブスから得た学びについて語ってみた
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  • #680【コロンブス】勘違いのまま歴史を変えた!コロンブスが最後に残したものとは
    本日のテーマ:「コロンブス最終回。間違いが世界を動かした男の歴史的評価」
    コロンブスの死後、彼が到達した土地は新大陸として認識され、歴史は大きく動き始めます。英雄から再評価の対象へと変化した人物像をたどりながら、「何を間違え、何を成し遂げたのか」というシリーズ最大のテーマに向き合います。

    👇今回の見出し👇
    コロンブスの死後/遺骨をめぐる論争/セビリア大聖堂/アメリゴ・ヴェスプッチ/ヴァルトゼーミュラー地図/アメリカ誕生/英雄としての評価/コロンブス・デー/先住民への影響/評価の見直し/コロンブス像撤去/地球の大きさの誤算/アジア誤認/確信と修正機構/逆説の航海/歴史を動かした誤解/ヨーロッパと新大陸の接触/コロンブス交換/発見か接触か/歴史は今も続く議論

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①死後に明らかになった新大陸という事実
    コロンブスの死後、アメリゴ・ヴェスプッチらの探検によって到達した土地はアジアではなく新大陸と認識されるようになった。1507年にはヴァルトゼーミュラーの地図で「アメリカ」の名が与えられた。

    ②英雄から再評価の対象へ
    16世紀から19世紀にかけては「新世界を発見した英雄」として称賛されたが、20世紀後半以降は先住民への統治や植民地支配の影響が見直され、評価は大きく変化している。

    ③コロンブスは何を間違えたのか
    地球の大きさを過小評価し、到達地を最後までアジアだと信じ続け、統治者としても多くの問題を抱えていた。一方で、その誤った確信がなければ西回り航海そのものは実現しなかったという歴史の逆説がある。

    ④確信が生んだ歴史
    コロンブスには揺るがない確信があった一方、現実に合わせて考えを修正する柔軟さは乏しかった。その同じ気質が、大航海を成功へ導く力にもなり、晩年の頑なさや統治の失敗にもつながっていった。

    ⑤世界史を変えた接触
    コロンブスの航海はヨーロッパとアメリカ大陸を本格的に結び付け、農作物や文化、技術の交流を生んだ一方で、感染症の拡大や先住民社会への深刻な被害ももたらした。「発見」と呼ぶか「接触」と呼ぶかという議論も、現在まで続いている。

    ■ 関連年表
    1506年:コロンブス死去(スペイン・バリャドリッド)
    1507年:ヴァルトゼーミュラーが世界地図で「アメリカ」と命名
    16〜19世紀:コロンブスが「新世界を発見した英雄」として広く称賛される
    20世紀後半以降:先住民への影響などを踏まえ、評価の見直しが進む
    現在:「発見」か「接触」かを含め、コロンブス像をめぐる議論が続いている

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  • #679【コロンブス】最後までアジアに到達したと信じ続けた!人生を支えた揺るがぬ信念
    本日のテーマ:「コロンブス晩年!最後まで手放さなかった権利と確信」
    第四航海から帰国したコロンブスを待っていたのは、最大の支援者イサベル女王の死と、衰えていく自身の体でした。それでも彼は王室との約束を記した権利書を手放さず、自らの功績と「アジアへ到達した」という信念を最後まで貫き続けます。晩年の姿から、一人の人間が最後まで守ろうとしたものを見ていきます。

    👇今回の見出し👇
    第四航海後の帰国/1504年スペイン帰還/イサベル女王の死/最大の支援者を失う/フェルナンド王の時代/サンタフェ協定/総督位返還問題/利益10分の1の権利/権利書への執着/王室への請願/関節炎と痛風/病を押しての謁見/アジア到達説/オリノコ川と地上の楽園/揺るがない自己像/死の直前までの信念/ディエゴとバルトロメオ/1506年5月20日の死/報われなかった晩年/歴史が下す評価

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①イサベル女王の死がもたらした転機
    コロンブス帰国直後に最大の支援者だったイサベル女王が死去。以後はフェルナンド王が実権を握り、コロンブスへの対応はより厳しいものとなった。

    ②サンタフェ協定と権利書への執着
    コロンブスは総督位や利益配分など、王室との約束が記されたサンタフェ協定の履行を最後まで求め続けた。権利書は財産ではなく、自らの功績を証明する象徴でもあった。

    ③衰える身体と変わらない信念
    関節炎や視力の低下に苦しみながらも王室へ請願を続け、「自分が到達したのはアジアである」という主張を最後まで撤回しなかった。

    ④最後まで守り抜いた自己像
    1506年、家族に見守られながら亡くなったコロンブスは、最後まで王室から十分な権利回復を得ることはできなかった。しかし「自分は正しかった」という確信だけは、生涯手放さなかった。

    ■ 関連年表
    1492年:サンタフェ協定が締結され、第1回航海へ出発
    1504年11月:第四航海からスペインへ帰還
    1504年11月:イサベル1世が死去
    1505年:フェルナンド王に権利の履行を直接訴える
    1506年5月20日:コロンブス、バリャドリッドで死去(55歳)

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    ※内容は諸説あります
    11 min
  • #678【コロンブス】4度目の大航海に挑んだ!失った名誉を取り戻すための最後の賭け
    本日のテーマ:「名誉を取り戻せなかったコロンブス―第四航海に賭けた最後の執念」
    総督の地位を失い、名誉も大きく傷ついたコロンブス。それでも彼は航海者としての価値を信じ、第四航海へと挑みます。しかし、その旅は過去最大の苦難に満ちたものでした。失墜した英雄が最後に賭けた航海の結末をたどります。

    👇今回の見出し👇
    総督位の喪失/名誉回復交渉/サンタフェ協定/ニコラス・デ・オバンド/王室との対立/アジア航路への執念/第四航海/エスパニョーラ島立ち入り禁止/1502年出航/中米海岸探査/フナクイムシ被害/船の放棄/ジャマイカ島座礁/1年間の孤立/ポラス兄弟の反乱/原住民との交易/月食の逸話/知識による威圧/1504年帰還/最後の航海

    👇抑えるべきポイントと歴史の流れ👇
    ①名誉回復を目指した最後の挑戦
    総督位を失ったコロンブスは、王室に権利の回復を求め続けました。しかし統治者としての信頼は戻らず、航海者として新たな成果を示すことで名誉を取り戻そうと第四航海を志します。

    ②条件付きで実現した第四航海
    1502年、王室は第四航海を許可しますが、「エスパニョーラ島には立ち寄らない」という条件が課されます。かつて自ら統治した島への立ち入りすら禁じられたことは、コロンブスの失墜を象徴していました。

    ③過去最大の苦難となった航海
    中米沿岸の探索中にフナクイムシの被害で船は次々と損傷し、最終的にジャマイカ島へ座礁。約1年間の孤立生活では部下の反乱や食料不足にも直面し、極限状態での指揮を迫られました。

    ④月食を利用した有名な逸話
    原住民との関係が悪化する中、コロンブスは天文暦を利用して月食を予言し、「協力しなければ月を消す」と警告したと伝えられています。知識で窮地を脱した一方、相手を畏怖させて従わせる姿勢も印象的な出来事です。

    ⑤最後の航海が残したもの
    1504年に救出されスペインへ帰還したコロンブスでしたが、体調は大きく悪化していました。栄光を取り戻すという願いは叶わず、第四航海は彼にとって最後の航海となりました。

    ■ 関連年表
    1492年:第1回航海で新大陸へ到達
    1500年:鎖につながれてスペインへ送還されるが釈放され、名誉回復交渉を開始
    1502年:第四航海へ出発
    1503年:ジャマイカ島で座礁し、約1年間孤立
    1504年6月:ジャマイカ島から救出される
    1504年11月:スペインへ帰還し、生涯最後の航海を終える

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    ※内容は諸説あります
    13 min

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