https://www.cnn.co.jp/travel/35240755.html (偽カルボナーラでイタリア激怒、パンチェッタ使用は“犯罪”/CNNニュース)
バカですねぇ…国によっちゃ、グァンチャーレ(豚頬肉の塩漬け…日本だと“豚ツラミ”の部位)なんて手に入らないどころか、輸入食材に関する規制で、検疫で没収(≒廃棄処分)される可能性があるんですよね。(詳しくは農水省の動物or植物検疫のホムペ参照)
無論、自国の食文化を守りたい気持ちはよくわかりますが、地域によって宗教的理由や衛生管理上の問題、手に入る食材の制限はどこでも起き得る話であり、況や食アレの事も踏まえると、変に“伝統文化”という題目に縛られると、それが却って自国の食文化を衰亡させる要因にもなりかねません。特に生産できる農作物や、水揚げ可能な魚介類、そしてそれらを安全に輸送と保管できる冷蔵冷凍技術と輸送インフラ、加工場や飲食スペースの衛生状態は、地域によるばらつきと概念の違いでかなり条件が変わります。言い方を変えると、母国と同一条件を現地に要求しても、そもそもの環境が違う時点で無理難題です。日本人で一番わかりやすい事例としては、巻き寿司が北米だとカルフォルニアロールに化け、韓国ではキンパに化けたのと条件が一緒です。
当然、マッカンチーズ(マカロニチーズ…アメリカ定番のジャンクパスタ)とて、その原型は諸説あれど、イタリアだとカチョエペペ(チーズと胡椒のパスタ)に該当する訳で、その理由も、イタリア系入植者がアメリカで手に入るものが限られてた結果、代替品で故郷の味を再現しようとした結果です。この他にも、ビーフシチューを日本で再現したら肉じゃがに変化したり、カルパッチョを牛肉から魚介に変更したり、同じ料理名でも、条件が変われば別物になるのは、普通の話です。