♪歌劇の幕間に演奏される天上的調べの美しい間奏曲
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、ピエトロ・マスカーニがイタリアの小説家、
ジョヴァンニ・ヴェルガの戯曲に基づいて作曲した1幕物のオペラ(1890年初演)です。
1889年、ミラノの音楽出版者ソンツォーニョは、1幕物の歌劇を募集しました。
当時は旅芸団の興行や、市立楽団の指揮者で生活していたマスカーニでしたが、
歌劇募集の話に、わずか8日間で「カヴァレリア・ルスティカーナ」を書き上げ、見事入選。
26歳にして名声は世界的なものとなりました。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」は一幕ものですが、長いので二場に別れています。
その間で演奏されるのが美しい間奏曲です。
序奏の天上的な響きは特に印象的で、こちらをメインと考えてもいいぐらいです。
コンクールに応募するオペラの題材が決定する前からマスカーニは、
後に「カヴァレリア」の有名な間奏曲となる美しい旋律をピアノ譜の形で書き出していました。
しかし、それが何らかのオペラに使用することが目的だったのかは明確ではありません。
間奏曲は楽曲自体があまりに魅力的なことから、現在では歌劇とは関係なく
独立した演目として演奏されることも多い作品です。
また「アヴェ・マリア」として歌詞がつけられた歌曲版としても親しまれています。
*演奏と音響を改めた新録音です。演奏内容は全面的に変更しました。
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マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲 [2019][AR]
Pietro Mascagni:Cavalleria Rusticana :Intermezzo Sinfonico [4:32]
Mascagni-Cavalleria-Rusticana-Intermezzo-2019-AR.mp3
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