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ミカンコミバエが近年急増

2022年4月13日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
1986年に県内全域で根絶された
特殊病害虫のミカンコミバエの発見事例が、
近年急増しています。
昨年度は大東諸島を除く県内全域で、
根絶後最多となる341匹が捕獲されました。
現時点で定着はしていないものの、
今後県内で広がる可能性もあるとして、
県は農家だけでなく家庭菜園をしている
一般世帯にも防除対策を徹底するよう
注意喚起しています。
ミカンコミバエは果実の中に卵を産みつけます。
寄生するのはマンゴーやかんきつ類、
アセロラなど幅広く、定着してまん延化すると
植物防疫法に基づく緊急防除として
県外に果実類を出荷できなくなる可能性もあります。
急増の原因は特定できていませんが、
台湾や東南アジアなどの発生地域から
風に乗って飛来したり、海外から寄生果実が
持ち込まれたりしたと推察されます。
県の担当者は
「放置園や集落の庭先で寄生が多いため、
地域で協力して防除に取り組む
必要がある。特に5月から11月は
繁殖が活発になるので注意が必要だ
」と訴え、防除対策として、
産卵場所をつくらせないため
庭先の落下果実を放置せず速やかに
処分することや、露地栽培では
果実に袋がけすることが有効だとしています。
また、ビニールハウスやネットに破損が
ある場合は修理するよう呼び掛けています。
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By ラジオ沖縄
ミカンコミバエが近年急増

2022年4月13日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
1986年に県内全域で根絶された
特殊病害虫のミカンコミバエの発見事例が、
近年急増しています。
昨年度は大東諸島を除く県内全域で、
根絶後最多となる341匹が捕獲されました。
現時点で定着はしていないものの、
今後県内で広がる可能性もあるとして、
県は農家だけでなく家庭菜園をしている
一般世帯にも防除対策を徹底するよう
注意喚起しています。
ミカンコミバエは果実の中に卵を産みつけます。
寄生するのはマンゴーやかんきつ類、
アセロラなど幅広く、定着してまん延化すると
植物防疫法に基づく緊急防除として
県外に果実類を出荷できなくなる可能性もあります。
急増の原因は特定できていませんが、
台湾や東南アジアなどの発生地域から
風に乗って飛来したり、海外から寄生果実が
持ち込まれたりしたと推察されます。
県の担当者は
「放置園や集落の庭先で寄生が多いため、
地域で協力して防除に取り組む
必要がある。特に5月から11月は
繁殖が活発になるので注意が必要だ
」と訴え、防除対策として、
産卵場所をつくらせないため
庭先の落下果実を放置せず速やかに
処分することや、露地栽培では
果実に袋がけすることが有効だとしています。
また、ビニールハウスやネットに破損が
ある場合は修理するよう呼び掛けています。
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