2022年2月22日(火)放送分
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
「沖縄のピカソ」と呼ばれるダウン症で、
西原町の小波津有希さん(25)歳による
ペンキアートが、去年12月に
宜野湾市の普天満宮に奉納されました。
作品は縦73センチ、横96センチの大きさで、
タイトルは「幸運を呼ぶアート」です。
母親の智恵美さんは
「落ち込んだ人が見ると元気が出る。
コロナ禍で大変だが、多くの人が
作品を見て前に進んでほしい」
と願いました。
有希さんは会話のやり取りができず
外出もままなりませんが、
絵画に取り組むときは画家の目になって
没頭します。
さまざまな色を大胆に使い、
作品は力強さにあふれています。
奉納のきっかけは去年5月、フランス人画家の
マーク・アントワーヌ・スキャルシャフィキさんと
智恵美さんとの交流で、
有希さんとマークさんの作風が似ており、
マークさんから「自由にさせなさい」と
助言をもらいました。
マークさんは2011年に普天間宮へ
油絵を奉納しており、
智恵美さんが去年11月にその作品を見た際に
奉納への気持ちが強くなったということです。
「有希さんの作品は明るく生命力があって素晴らしい」
と、普天間宮では奉納依頼をすぐに了承し、
参拝者が集う「参集殿」内で、
マークさんの作品の下に展示されています。