今回は、松山ケンイチさん主演/吉田恵輔監督によるオリジナル脚本の、ボクシング映画を評論!「この映画こそ、不要不急でない人間の実存を描いた映画だ!」「実は『ミリオンダラー・ベイビー』と同じテーマが?」などなど。コロナ禍を生きる日本人に問いかけたい名作!
新レギュラー・エノサワくんを迎えての二回目のシネオジ。是非、お聞きください!
「オリジナル脚本の映画なのに、すごく楽しめる作品だった!」
「エノサワさんは、スポーツ選手の手記なども読んだりする」
「ボクシング経験のある監督によるリアリティのあるボクシング描写」
「柔道経験のあるエノサワさんも、その時の先輩を思い出した。」
「なぜそれをするのか?なぜ人間は生きるのか?というテーマにつながる」
「誰からも求められていないボクシングを続ける松山ケンイチ。しかし、彼はそれさえあれば生きていける」
「自分の命に替えても試合に望みたい東出昌大さん演じるボクサー」
「不要不急と言われると、真反対の事に突き進むボクサー達」
「ミリオンダラー・ベイビー(クリント・イーストウッド監督)も、同じテーマを描いている」
「ミリオンダラー・ベイビーより「人は死ぬ。毎日、床掃除や皿洗いをして。そして人生を後悔しながら最後を迎える。マギーに悔いはない(モーガン・フリーマン)」」
「ラストシーンは、松山ケンイチ演じるボクサーの生き方そのもの」
「『シーシュポスの神話(カミュ著)』「頂上を目がける闘争ただそれだけで、人間の心をみたすのに充分たりるのだ。いまや、シーシュポスは幸福なのだと想わねばならぬ」=人の実存」
「映画「あの頃」で、ハロヲタに追っかけをする事自体が、彼らの生きる実存でありすべて=不要不急でない」
「家でステイホーム場合じゃねえぞ!生きながらだけなら動物と同じだ!実存を感じるため、街へ出よう!」
「高橋がなりが、スカイダイビングに投資して欲しいという女の人のエピソードを思い出した!」
「映画館でクラスターが発生した事なんかないのに、、」
「ナカノさんから『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のご感想のお便り」
「シン・エヴァンゲリオンでの「①家庭を持って子供を育てる②地域貢献をする」という「大人の条件」に、家庭を持たず、仕事も「あくまで娯楽作品を作る」という自分とのギャップ」というナカノさんの独白に対し。」
「東田 直樹さんの「僕が跳びはねる理由」より。NHKのドキュメントより」
「僕は、人の一生はつなげるものではなく、1人ずつが完結するものだと思っています。僕は、命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく完結するものだと考えている。命がつなぐものであるなら、つなげなくなった人はどうなるのだろう。バトンを握りしめて泣いているのか途方にくれているのか それを思うだけで、僕は悲しい気持ちになる。人生を生き切る。 残された人はその姿を見て、自分の人生を生き続ける。(東田 直樹)」