何かをアップサイクルするプレイヤーが考えていることってなんだろう?/アップサイクルをする上でのちゃんとした価値を付けた値付けって?/桐箪笥の壊れているところを木では無く、アクリルを入れることで再生させた家具。/箪笥の素材感、職人の技術、歴史や日本の文化が表現された桐箪笥。/桐箪笥は着物と共に普及。/災害時に運ぶことを前提とした生活だからこそ存在する竿同士という取っ手。/軽いというのは、家具としても珍しい特徴。/洋服を収納するという考え方が日本で生まれたのは、着物と桐箪笥からなのか?/桐箪笥はある意味、“大切なもの”を入れる箱。/調湿効果や防虫効果などのある木材で作られ、着物を守るための機能が備わる桐箪笥。/日本の地域によっても桐箪笥の機能やあり方は変わる。/越前では、船に貴重なものを入れた舟箪笥がある。/着物は家以上に大切で、貴重なものだった。/大切なものだからこそ、土地によって違う環境の中で、どうにか着物を守れる形にする必要があった結果、桐箪笥は今の形になっている。/かつて着物を守るための箱であった桐箪笥を、着物が日常的に着なくなってる今、どうアップサイクルしていくのか?/機能的に使う意味が減っていく今、そのものの価値はゼロになるのか?/歴史的な文化は、何を残しながら、何を変化させていくのか?/箪笥は自分の内側の感覚をしまっておける入れ物なのではないか。
富山県高岡市の神仏具問屋「ハシモト清」のプロジェクト『#SilenceLAB』がお送りするラジオ番組「日本のものづくりと美しい生活」。この番組は、“日本”という自然に囲まれた土地の中で生まれたものづくりがもたらした美しい生活のあり方をさまざまな業界のプレイヤーと共に探求していくラジオです。MCは株式会社ハシモト清の橋本卓尚と、株式会社MIKKEの井上拓美。毎週月曜日に配信予定。
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富山県高岡市で神仏具問屋「株式会社ハシモト清(ハシモトセイ)」を営む3代目。“新しいのに、懐かしい。心地のいい暮らしの所作を探求する場「#SilenceLAB」を2020年より始める。仏具をアップサイクルし、盆栽や多肉植物を組み合わせて作品をつくる「わびさびポット(R)」やPodcast番組「日本のものづくりと美しい生活」などを立ち上げる。現在は高岡市最古の神社の土地にてセレクトショップに宿が併設した「御旅所 tsumuru」を準備中。
https://www.instagram.com/takahisa.lab
高校卒業後、飲食店やITスタートアップの立ち上げ/経営を経て、「株式会社MIKKE」を創業。クリエイター向けの無料のコワーキングスペース「ChatBase」、ウェブマガジン「KOMOREBI」、HOTDOGSHOP「SPELL’s」、全国の高校生300人を集めたオンラインプログラム「project:ZENKAI」など数多くの事業/プロジェクトをプロデュース。90年続く老舗銭湯「小杉湯」や廃ビルを再生した「元映画館」などのブランディング。長野県にてDX人材育成事業「シシコツコツ」や信州で起業をする人のためのポータルサイト「SHINKI」の立ち上げも行う。酒田市の官民共創プランナーもつとめる。
https://www.instagram.com/takuminoue
https://www.hashimoto-sei.com/
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