政府は新(あたら)しい法律(ほうりつ)を作(つく)って、残業(ざんぎょう)の規則(きそく)を厳(きび)しくしようと考(かんが)えています。会社(かいしゃ)を経営(けいえい)している人(ひと)たちの団体(だんたい)の経団連(けいだんれん)と、働(はたら)く人(ひと)たちの団体(だんたい)の連合(れんごう)は、残業(ざんぎょう)の規則(きそく)を何(なん)時間(じかん)までにするか話(はな)し合(あ)っていました。

２つの団体(だんたい)は、忙(いそが)しいときでも１年(ねん)の残業(ざんぎょう)を７２０時間(じかん)までにする案(あん)などに賛成(さんせい)していました。しかし、忙(いそが)しいときの１か月(げつ)の残業(ざんぎょう)を何(なん)時間(じかん)までにするかについては違(ちが)う意見(いけん)でした。

総理大臣(そうりだいじん)は１３日(にち)、経団連(けいだんれん)の榊原(さかきばら)会長(かいちょう)と、連合(れんごう)の神津(こうづ)会長(かいちょう)と会(あ)いました。そして、忙(いそが)しいときでも１か月(げつ)の残業(ざんぎょう)は１００時間(じかん)より少(すく)なくしたいと言(い)いました。経団連(けいだんれん)と連合(れんごう)は、安倍(あべ)総理大臣(そうりだいじん)の言(い)うとおりにしようと考(かんが)えています。

日本では、掃除(そうじ)や料理(りょうり)など家事(かじ)をしてくれるサービスを利用(りよう)する人(ひと)が増(ふ)えています。このため政府(せいふ)は、外国人(がいこくじん)がもっと家事(かじ)のサービスの仕事(しごと)をすることができるように、新(あたら)しいルールを作(つく)りました。外国人(がいこくじん)が家事(かじ)の仕事(しごと)をするために日本(にっぽん)へ来(き)て、東京都(とうきょうと)と神奈川県(かながわけん)と大阪市(おおさかし)で働(はたら)くことができるようになりました。

４月(がつ)から神奈川県(かながわけん)で働(はたら)く予定(よてい)のフィリピンの女性(じょせい)２５人(にん)が、先週(せんしゅう)日本(にっぽん)へ来(き)ました。女性(じょせい)たちはフィリピンで２か月(げつ)ぐらい日本語(にほんご)や日本(にっぽん)の習慣(しゅうかん)を勉強(べんきょう)しました。３７歳(さい)の女性(じょせい)は「早(はや)く仕事(しごと)がしたいです。とても楽(たの)しみです」と日本語(にほんご)で話(はな)していました。

女性たちは、家事(かじ)のサービスをしている会社(かいしゃ)で３年(ねん)まで働(はたら)くことができます。会社(かいしゃ)は、住(す)む所(ところ)を用意(ようい)して、給料(きゅうりょう)も日本人(にっぽんじん)と同(おな)じにすると決(き)まっています。

日本政府観光局は８日(ようか)、ニューヨークのグランドセントラル駅(えき)の中(なか)に日本(にっぽん)の庭(にわ)をつくって、日本(にっぽん)の観光地(かんこうち)などを紹介(しょうかい)するイベントを開(ひら)きました。

庭(にわ)の大(おお)きさは縦(たて)が１５ｍ、横(よこ)が７mです。京都(きょうと)にある龍安寺(りょうあんじ)の有名(ゆうめい)な石(いし)の庭(にわ)をニューヨークの近(ちか)くの石(いし)や木(き)を使(つか)ってつくりました。駅(えき)に来(き)た人(ひと)たちは庭(にわ)の周(まわ)りに集(あつ)まって、珍(めずら)しそうに見(み)たり、写真(しゃしん)を撮(と)ったりしていました。

イベントは１０日(とおか)までで、日本(にっぽん)の食(た)べ物(もの)も売(う)っています。アメリカ人(じん)の女性(じょせい)は「日本(にっぽん)の歴史(れきし)や文化(ぶんか)、食(た)べ物(もの)についてもっと知(し)りたいと思(おも)いました。すぐに行(い)ってみたくなりました」と話(はな)していました。日本(にっぽん)の政府(せいふ)は、２０２０年(ねん)に外国(がいこく)から観光(かんこう)に来(く)る人(ひと)を去年(きょねん)の１．７倍(ばい)に増(ふ)やしたいと考(かんが)えています。

２０２０年(ねん)に東京(とうきょう)でオリンピックとパラリンピックがあります。東京都(とうきょうと)は、この２つの大会(たいかい)を開(ひら)くことが決(き)まった２０１３年(ねん)から２０３０年(ねん)までに、日本(にっぽん)の経済(けいざい)にどのくらい利益(りえき)があるか計算(けいさん)しました。

東京都(とうきょうと)は、試合(しあい)の会場(かいじょう)を作(つく)ることや試合(しあい)を見(み)に来(く)る人(ひと)がお金(かね)を使(つか)うことなど、大会(たいかい)に直接(ちょくせつ)関係(かんけい)があることでは５兆(ちょう)２１００億(おく)円(えん)の利益(りえき)があると言(い)っています。

このほか、大会(たいかい)には直接(ちょくせつ)関係(かんけい)がなくても、市(し)や町(まち)などが建物(たてもの)や交通(こうつう)を利用(りよう)しやすくすることなどで２７兆(ちょう)１０００億(おく)円(えん)の利益(りえき)になると言(い)っています。全部(ぜんぶ)の利益(りえき)を足(た)すと、オリンピックとパラリンピックで日本(にっぽん)の経済(けいざい)に３２兆(ちょう)３０００億(おく)円(えん)以上(いじょう)の利益(りえき)があることになります。

インターネットで買(か)い物(もの)する人(ひと)が増(ふ)えているため、宅配便(たくはいびん)の会社(かいしゃ)では荷物(にもつ)を運(はこ)ぶ人(ひと)が足(た)りなくなっています。ヤマト運輸(うんゆ)では、荷物(にもつ)を運(はこ)ぶ仕事(しごと)を別(べつ)の会社(かいしゃ)にも頼(たの)んでいて、このためにかかるお金(かね)も増(ふ)えています。

ヤマト運輸(うんゆ)は荷物(にもつ)を送(おく)る値段(ねだん)を上(あ)げたいと考(かんが)えて、インターネットで品物(しなもの)を売(う)っている大(おお)きな会社(かいしゃ)と話(はな)し合(あ)いを始(はじ)めました。ヤマト運輸(うんゆ)は、会社(かいしゃ)だけではなくて、普通(ふつう)の人(ひと)がコンビニなどで宅配便(たくはいびん)を送(おく)るときの値段(ねだん)も上(あ)げる予定(よてい)です。

どのくらい値段(ねだん)を上(あ)げるかはまだ決(き)まっていませんが、ことしの秋(あき)ごろに上(あ)げたいと考(かんが)えています。ヤマト運輸(うんゆ)は２７年(ねん)前(まえ)から値段(ねだん)を上(あ)げていませんでした。

働く人(ひと)が足(た)りないため、店員(てんいん)がいなくても、レジで客(きゃく)が自分(じぶん)で計算(けいさん)してお金(かね)を払(はら)うシステムを使(つか)う店(みせ)が増(ふ)えています。

ＤＶＤなどを貸(か)す店(みせ)の「ゲオ」では、２年(ねん)前(まえ)からこのシステムを使(つか)っています。客(きゃく)は、ＤＶＤや本(ほん)などに付(つ)いているバーコードを機械(きかい)に読(よ)ませて、お金(かね)を払(はら)います。

このシステムを使(つか)っている店(みせ)は、客(きゃく)がレジで待(ま)つ時間(じかん)が短(みじか)くなって、売(う)り上(あ)げが増(ふ)えていると言(い)っています。３月(がつ)には、７４５の店(みせ)でこのシステムを使(つか)う予定(よてい)です。

レストランの「ガスト」などでは１月(がつ)に、東京(とうきょう)にある３つの店(みせ)でこのシステムを使(つか)ってみました。その結果(けっか)、客(きゃく)が多(おお)い時間(じかん)でも、レジにあまり人(ひと)が並(なら)ばなくなりました。店員(てんいん)は、レジ以外(いがい)の仕事(しごと)にもっと時間(じかん)を使(つか)うことができるようになりました。