本日の台湾ミニ百科では、ちょっと変わったとあるものの名前、2つをご紹介したいと思います。
日本では台湾の様々なものが人気となり、販売されたり、また紹介する関連の書籍が出版されるなど注目を集めていますね。定番のタピオカミルクティー、マンゴーかき氷、台湾カステラなど食べ物もそうですが、電鍋といわれる、蒸したり煮たりすることができる料理器具の電気鍋も販売され、使い方の本も出版されるなど、留学していた15年以上前では考えられないレベルで台湾のあらゆるものが紹介されたり、販売されているなあと感じています。
台湾に関する書籍も、ガイドブックの旅行案内だけでなく、様々なジャンルのものがありますね。中でも古い建築物を紹介する本も増え、その中には、一般の住宅の窓枠、窓全面にかかっている格子のデザインについて紹介する本も出版されています。
有名な建築物、また観光名所というわけではなく、何気ない町並み、古い住宅の窓のデザインにも注目が集まっているんです。
この窓枠は台湾では鉄窓花といわれています。様々な形をモチーフに作られているこの鉄窓花は、レトロでかわいいデザインが多く、どんなデザインがあるか探したり、またみていてほっこりすると人気が高まっているそうです。
鉄窓花はもともとは防犯目的につくられたもの。台湾ではベランダや窓から侵入されないように一面すべてを覆うこうしたものがつくられたということなんです。
こうした台湾の住宅の窓、私は、実は以前から、ベランダに設置されているあるものを目にして、これはなんだろうと思っていたものがあります
その形はですが、半円形です。そして素材、色はといいますと多くは、シルバーで、ステンレス製のように見えます。
そして、弓矢の矢のような先に矢印のようなとがった棒状のものが、放射線状に13本ほど半円形にささったような形で、取り付けられています。
ベランダの家と家の間に取り付けられているこの、とげとげしたもの。
家族や知人に聞いても名前は知らないが見たことはある気がするという曖昧な答えがでてくるだけで、長く正確な名前がわかりませんでした。
そして、その取り付けられている意味は何なのか、不思議な形をしているので、何かお守りのような、意味があるのかと勝手に思っていました。
台湾によく来られる方、昔から台湾によく行かれていた台湾通の方、もしかしたら、みたことがあるというかたいらっしゃるかもしれません。
今回調べたところ、その名前は「防盗太陽花」という名前で、侵入防止目的で設置されるものとわかりました。
半円形に、13本の棒が放射線状にささった形は、ひまわりのようにも見えることから、この名前がついたといいます。台湾では70年代は、ベランダにこうしたものを設置し、特に隣からの侵入を防ぐ目的でつけられたといいます。また高さの高い建物が増えると、先ほどのてっそうかをわざわざつけるのは面倒と、この防盗太陽花をつけることで、防犯設備をすませたいという人も多くいたということです。
現在ではすっかり減少したということで、台湾の人でも、その不思議な形から、「洋服を干すためのもの?」「何か電波を受信するもの」「風水の道具?」といった声もあるそうです。
もし台湾に来られて、住宅街を歩かれたり、またタクシーやバスなど乗り物の窓から見ることがある際はおうちの窓の方に注目してみてください。半円状のとげとげした「防盗太陽花」をみつけるかもしれません。
そして、もう一つ、台湾でよくみるあるもので、先ほどご紹介した「防盗太陽花」と少しにているある形のものの名前をご紹介したいと思います。
リスナーの皆様は台湾のビンロウ、ご存知でしょうか?ヤシ科の植物で、このビンロウの実と石灰を葉でくるんだものは、元々は原住民族の嗜好品でしたが、漢民族にひろがり、台湾全土でタ
バコと同様、嗜好品として普及しています。このビンロウが売られているお店によくある明るい照明。この照明も、棒状のネオン管が放射線状になっており、夜になると、赤、青、黄、緑、オレンジなど色とりどりに光、大変目立ちます。中には一色順番に点灯していくものも。
この独特な形をした照明、こちらは孔雀の羽に似ているということで「孔雀灯」というそうです。