橋の上にいると聞こえてくる、電車・車・バイク・自転車・ジェット機など、乗り物たちが奏でる騒音。

まじまじと聴いてみると、ただうるさいだけでなく『ここのノイズは好きだな』みたいな箇所があるのに気づいて楽しい。

特定外来生物として、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれている「ガビチョウ」。

ペット用として中国から輸入されてきたけれど、やがて「色が地味」「鳴き声がうるさい」などの理不尽な理由で放棄され、各地に定着してしまった鳥。

多種多様な鳴き声を間髪入れずにぶちかますその様は、不遇な運命に反骨するロックのよう。

多摩川中流域、河口から23km付近左岸。

土手にたたずむと聞こえてくる、自転車や子どもたちの遊び声、線路を走る電車や鳥のさえずり。

多摩川の水の流れとともにどうぞ。

多摩川で初のフィールドレコーディング。

記念すべき第1回目の配信は、清らかな川のせせらぎ音にしようと決めていました。

舞台は初夏の陽射しを感じる多摩川の河川敷です。

せせらぎ音に鳥がさえずり・・・と、ここまでは良かったのですが、

なぜか遠くで水浴びをしていた集団の雄叫び、愉快な笑い声が混じり合うカオス音源に。

でも、このカオスさが多摩川らしさを象徴しているんじゃないかと思うのです。