タイトル:玩具修理者
著者:小林泰三
受賞:第2回日本ホラー小説大賞短編賞
【店主雑感】
玩具修理者が面白すぎて「なんてよくできた短編なんだろう!」って思っていたら、同時収録されていた『酔歩する男』がさらにとんでもなく素晴らしい中編で、「この本、ヤバい!」ってなった作品です。
すぐに小林泰三さんの大ファンになって、新作が出たらソッコーで買っていました。
とある喫茶店で会話する男女。
女は昔話を始め、子供だけがその存在を知っていた玩具修理者の思い出を語りだします。
おもちゃを壊してしまった子供たちは、玩具修理者のもとを訪ね、修理を頼んでいました。
当時、子供だった女は誤って弟を死なせてしまいます。
困り果てた彼女は、弟を玩具修理者に直してもらえばいいと思い立ち・・・。
読んでいてもゾクゾクするようなストーリー展開で、好奇心が駆り立てられます。
高すぎる完成度を誇る短編を読み終えた後、併録された『酔歩する男』の面白さにさらなる知的興奮を覚え、読書の愉しみを思う存分に味わいました。
いま思ってもとても贅沢な一冊です。
【ご注文】
飲み物:マンデリン
スイーツ:パンケーキ
☆BGM
[Caro kissa] A!OH! https://dova-s.jp/bgm/play14523.html
[MusMus] The City Without Dawn https://musmus.main.jp
[ハヤシユウ] 昼下がりのコーヒータイム https://dova-s.jp/bgm/play1853.html