今日のゲストは、HRクロスラボの創業者でCEOで、HR Tech Landscape Architectの磯一貴さんです。
HRテック・ランドスケープ・アーキテクトというユニークな肩書きは、初めて聞いた方も多いかもしれません。実際、一貴さんがこの肩書きを名乗り始めたのは今年の5月からで、世界でも唯一のものだといいます。
大学では建築を学びながらも、在学中に「この世界で本気で勝負している仲間には敵わない」と感じ、建築の道を離れる決断をした一貴さん。
そこからインターネット黎明期にITの世界へと飛び込み、Webアプリケーション開発エンジニアとしてキャリアをスタート。その後、人事領域のシステム開発を通じて、20年以上にわたり人事とテクノロジーという分野の第一線で活躍されてきました。
現在ではHRテック・ランドスケープ・アーキテクトというご自身の役割に基づき、世界へとその活動を広げていらっしゃるのですが、実は「何をやっている人?」と家族や友人に聞かれても一言で答えられない。そんなもどかしさを抱えながら、自分に向き合ってきたとおっしゃいます。
転機となったのは、あるクライアントとの会話で飛び出した「ランドスケープ」という言葉。大学時代に建築を学んだ自分の原点に立ち返ったとき「自分がやってきたことは、まさに人事領域の「風景」を設計してきたことだった」と気づいたそうです。
インタビューの中では、ご自身の性格の変遷や、失敗から何を学んだか、そして「日本を変えていきたい」というビジョンについても熱く語ってくださいました。
一貴さんが子どもの頃からもっていたという「褒められたい」「マイペース」「めんどくさがり」という特性。一見ネガティブにもとれそうな言葉ですが、様々な経験を通して、その「種(たね)」とも言える本質が「誰かの役に立ちたい」「貢献したい」という形に成長、変化してきたことに気づいたそうです。
私は一貴さんが起業なさる前からコーチングでご一緒させていただいているのですが、2023年に起業する前も、起業してからも、一貴さんのキャリアと人生の歩みは、常に人に対する誠実さが原点となっていると感じています。そして今、一貴さんが掲げる大きな目標は「Japan Transformation」略して「JX」。日本を変革していくことです。
HRテックを通じて、日本企業の構造的な課題に挑み、より良い未来をデザインしていく。
ご自身の原体験やスキル、ネットワーク力を活かしながら社会課題に立ち向かうことは、一貴さんが「本当の自分」として生きていらっしゃることとイコールなのだと感じます。
「自分を知り、それを受け入れ、アップデートし続けること」これを続けてきた一貴さんのライフストーリーは、これから起業をしたい方、社会事業に取り組んでいる方、なにより「本当の自分で生きたい」と思っているあなたに、大いなる勇気を与えてくれるお話しです。
株式会社HRクロスラボ代表取締役。People Trees合同会社 パートナー。HR Tech Landscape Architect。
10年のシステム開発経験を経て、大手企業の人事システム開発プロジェクトのマネージャーに従事。2014年からキャプラン株式会社(現株式会社パソナHRソリューション)でSAP SuccessFactorsをはじめとするタレントマネジメントシステムについて30社を超える導入・運用に携わり、2016年にはデータ活用を目的とした運用支援サービス事業を立ち上げる。
2023年2月に「人と企業、そしてテクノロジーの共生」をポリシーとした株式会社HRクロスラボを設立。
現在は、“ITエンジニア”דHR”×”戦略的コミュニケーション”を軸に、“経営環境に変革をもたらすHR“をデザインするHRテック・ランドスケープ・アーキテクトとして活動中。
Website:https://hrxlab.com/
LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/kazuki-iso-a50b081ba/
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The Real You with Mamita はUK在住の
コーチ・マミータ(マクギネス真美)が
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