徒手空拳日記
2021年8月21日土曜日
たくさんの本が並べられた背景を、You Tuberが使うのは、自分が読書家だと思わせたいのだと思いますけど、優生思想のYouTuber、メンタリストDaigoという、私からすると全然読書家とは呼べない人のホームレスヘイト発言について、世の中の思考停止人間は異口同音に、最近の若者は、なぜこういったものの考え方をするようになったのか、などと訳知り顔で言いますけれど、私に言わせれば、このメンタリストDaigoの優生思想は、老若男女の朱子学カルト全体のかなり普遍的な思想だと思います。ネット社会とか世代の問題ではありません。
がんばり屋さんでない人は、死んだって仕方ない、そういったものの考え方は、生存バイアスと呼ばれます。いま生き残っている事実は、がんばり屋さんだった私のおかげ、という誤解です。生存バイアスとは、生存者が結果的に獲得しているバイアスなので、自分で自分を褒めてやりたいという心理を越えられる人はなかなかいないものです。
ホームレスになるのは、努力していないからだという強い思い込みを解除するのが、読書のチカラなのですが、メンタリストDaigoの読書は、巨人の肩に乗ることのできない、単なる朱子学カルトのエコーチェンバーなんだろうなと思います。
コロナで死んだ人に、既往症があったかどうかを、報道するマスメディアも、生存バイアスに囚われています。病気の人だから、コロナで死んでも仕方ない、というロジックを、無意識のうちに強化しており、これも立派な凡庸な悪です。コロナによる死者を既往症のありなしで区別することは、メンタリストDaigoの、努力してないホームレスには生きている価値がない、という考え方と通じるものがあります。
街のほっとステーション、ミュージックステーション、ニュースステーション、報道ステーション、酸素ステーション。ステーションという外来語が使われるものには、要注意です。あたかもなんか素敵な新しいものという印象ですが、政財官学マスメディアにおけるステーションとは、虚数のようなもので、実態のないものにつけられる記号です。政財官学マスメディアがステーションという言葉を使った何かを宣伝し始めたら、怪しいと思って間違いありません。
酸素ステーションというネーミングをいまさら広めようとしていますが、呼吸困難で息のできない人が、自力で探して、努力して行く場所のことです。
本当の機能は、単なる応急処置所ですよね。政財官学マスメディアが使おうとしているネーミングは、はなから疑ってかかる必要があります。今日になって、都内初の酸素ステーション、運用開始みたいな示達情報がマスメディアに溢れていますけど、政財官学マスメディアの言葉遣いそのものをおかしいなと考えられないと、命を落とすことになりかねません。この前も、大雨とコロナというふたつの災害に見舞われている日本、という言い方を、TBSのアナウンサーがしてましたが、その世界認識をしている時点で、この国のマスメディアは、有害であると思いますね。
以上、本日も最後までありがとうございました。
人のゆく裏に道あり花の山