たくさんお金を稼いだ結果、ようやっと評価されるという順番が、あんまりなくなってきましたね。むしろ、評価された結果として、望むと望まないとに限らず、お金が入ってくる、お金というものが、そんなもののひとつに成り下がって来たのかもしれません。よかったですね。
マネタイズという言葉は、マネーよりもろくでもない言葉で、マネーは経済の言葉ですが、マネタイズは政治の言葉です。革命が起きると最初にやってくるのは軍隊、次が警察、そして税金取りですけど、マネタイズとは税金取りのことですよ。
なんか勘違いでもしているのでしょうか、マネタイズありきのお仕事を、いまも取り憑かれたようにバリバリしている人には、1ミクロンも近づけません。いま思えば、大学生時代も卒業してからの社会人時代も、強烈なマネタイズ社会でしたので、あの頃の知り合いにも会いたくありません。血みどろのフルボッコ内部ゲバルトを繰り返してきた全共闘世代が、いまさらあの頃のセクト仲間の顔も見たくないのと、似ているかもしれません。
いまの日本に残された最後の主力産業は、もはや中抜き、ピンはねですけど、これをマネタイズと言い換えている人が多くてヘドが出ます。日本最大のピンはね組織である国民国家が吸い上げた税金を、上から下へと中抜きを繰り返して、最後はミャンマー軍事政権資本のアベノマスクを買ってきて、それを一軒一軒の家に配るのに、また郵便局にカネを落とす、そんな商流が、日本に残ったビジネスモデル、ニッポンモデルではないかと思います。
でかい会社は、もう、リーマンショック以降は全然稼げないわけで、あの頃からピンはね、中抜きを露骨にできる組織や人が、もてはやされるようになりました。リーマンショック前の最後のオリンピックが、北京でしたので、まっとうなオリンピックの最後は、2008年の北京オリンピックだったと気づきます。
田舎の百貨店の隅っこにまだ並んでいる、東京オリパラのライセンシーグッズ、ミライトワとソメイティという、何回名前を聞いても覚えられないキャラが誰にも買われぬまんま放置されています。
2018年3月にフォーブスのウェブサイトに掲載されたジェイク・アデルシュタインの寄稿記事によると、アデルシュタインは、このマスコットを「キュート」と表現しつつも、Twitter上で「未来的な青とピンクのキャラクターが古くさいジェンダー的役割に明らかに堕している」といった批判がいくつか見られたとコメントした、とあります。
青がミライで、男性。ピンクはサクラで、女性という、やたらと古臭いジェンダー設定は、その後の森喜朗によるセクシズム問題を、すでにそこに格納していました。ここに来て、日本人の8割がオリパラの開催にネガティブなのは、このオリパラそのものが、しょうもない中抜きとピンはねのなれの果てだと思っているからです。ミライトワとソメイティのキャラクターマーチャンダイジングで、140億円稼ごうとしていた大人たちは、ひっそりと損切りをはじめているでしょう。古い、疎い、頭のおかしな劣化明治維新組織によるマネタイズカルトは、いったいどこらへんまでが、ゴーイング・コンサーンなんでしょうか。