徒手空拳日記。
2023年1月12日木曜日。
新自由主義で、フォワグラのようにでっぷり肥大化したのは、2つのプラットフォーマーで、そのひとつめは行政プラットフォーマーです。金融緩和で万年筆マネーがじゃぶじゃぶに刷られて、刷った以上はガッチリ使い切らねばならず、その公金を使うために、電通やパソナなどの中抜きが横行するようになりましたし、末端の地方公務員が安月給のまんま、アホみたいに忙殺されるようになりました。ふるさと納税は、このマネー消化が自己目的化したクソな新自由主義を象徴する国家ぐるみのフラウドスキームで、楽天ふるさと納税に流れた税金が、楽天モバイルの赤字に蒸発するというモラルハザードが起きています。クソ過ぎますね。
もひとつ肥大化したプラットフォーマーは、SNSのデジタル・プラットフォーマーです。
渡辺京二の言葉から、引用します。ちょっと長いですよ。
世の中にはねたみ心というのはみんなあるわけなんで、それが噂の世界、井戸端会議の世界、 そして、その井戸端会議とかなんとかで、一番、人のことをしゃべりたてる女が、いわゆる金棒引きと言われるわけね。
そうするとそういう噂の世界があることを知ってるから、自分からその噂の世界の真ん中に、身を投じていくことはないわけですよ。
誰がそんなところに、わざわざ人の噂になるところにしゃしゃり出て行きますか。なるだけ人の噂にならないように、 井戸端会議の話題にならないように、警戒して防衛しますよ。 それなのに、今のSNSというのは噂の世界に自分から乗りだ していって身をさらすわけですよ。実に不思議なことをするものだねえ。とにかくそういうねたみ、噂の世界、本当は庶民はみんな昔から、そういう世界があることは知っている。自分自身、そういう噂の世界に参加して人のことをしゃべったこともある。だけどそういう世界には、なるべく近づかないようにしている。そういう知恵を持っていたのよ。それが今はわざわざ自分から、人の噂が飛び交っている世界に乗り出していって、いいねとかなんとか言ってるわけよ。だから、たたかれるのは当たり前ですよ。引用は、以上です。
金棒引きとは、うわさなどを大げさに触れ回る人のことですけど、インターネットがない時代も、金棒引きはたくさんいたのですが、彼らは蔑まれていたし、ソーシャルメディアのように、不特定多数の人にじゃんじゃん広まっていく仕組みもなかったので、みんな恥として黙殺していたんです。
それが、この20年間で、自ら進んで顔と名前を出して、金棒引きのネタになりたがる人が、ボウフラのように異常増殖しました。いまは、金棒引きの赤潮のような時代です。
Twitterの仕様が、加速度的に終わりつつあって、このぶんで行くとある日突然、Twitterそのものが使えなくなっても、おかしくありませんね。Twitterなぞ、なんの価値もないただの金棒引きの喋り場なので、広告もほとんどつかなくなってきて、これはもう、アテンションジャンキーの墓場、まさにおじゃん、おしゃかのプラットフォームとなりつつあります。今回のリセッションでは、金棒引きのアテンションをおカネに変えている、インターネットのプラットフォーマーが終わりそうで、リーマンショックならぬ、金棒引きショックみたいなものになるかもしれません。
これまで低金利で安く資金を調達してきた会社が、金利が上がってさあ大変、いきなり行き詰まって、縮小均衡へと向かうポイント・オブ・ノーリターンを越えつつあります。いつまでも、じゃぶじゃぶのマネーがあるわけもなく、金棒引きの的になる炎上商法で会社を売り抜けるたぐいの、ブランディングフラウドも、見透かされつつあります。これはきっと、新自由主義のお陀仏です。
本日は以上です。ありがとうございました。
人の行く裏に道あり花の山