相原茂の中国語閑談

相原茂の中国語閑談

By 相原茂&朱怡穎Education
Download on the App Store

相原茂の中国語閑談 episodes

  • 【077】いぶこみシリーズ 「人に迷惑を」
    A077.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の9回目です。
    日本人と中国人とでは、人間関係の結び方がずいぶんと違います。
    “添麻烦”tiān máfan  「人に迷惑をかけること」
    「人に迷惑をかけないように」、というのは日本の至高のルールですが、
    中国は違います!
    お互い人に迷惑をかけながら、助け合って生きていこうというのが基本的な考えです。
    迷惑をかける人は親、親戚、友達で、
    この人と仲良くなりたいと思ったら、迷惑を掛けに行きます!
    迷惑というよりも、最初はいわゆる頼み事ですね。
    「それはちょっと面倒な事だけど、なぜ私頼むの?」というような事を中国人に持ちかけられたら、
    それは「あなたと仲良くなりたい」というサインと考えてください。
    中国人はいざ友達になると、かなりどこまでもどこまでも与え合います。
    久しぶりに同郷の友人が訊ねてきました。
    「やあ,しばらく!」
    これはきっとお金でも借りにきたに違いない。
    「いまお前に貸す金はないよう」
    貸しや借りがたくさんあるほど関係は複雑で、親密になり、離れられない!
    それがむしろ安心感をもたらします!
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    13 min
  • 【076】いぶこみシリーズ 「“坐月子”とは?」
    A076.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の8回目です。
    中国では、産後1カ月間くらいの期間を“坐月子”と呼び、
    産後の母親はじっくり静養するという習慣があります。
    冷たいものを食べない・飲まないとか、外出したらダメとか、
    古くから伝わる決まり事がたくさんあるのだそうです。
    “坐月子”期間中、気をつけること。かなり多いですね!
    ・不可以洗澡bù kěyǐ xǐzǎo  お風呂、シャワーをしていけない
    ・不可以洗头bù kěyǐ xǐtóu  頭を洗ってはいけない
    ・不可以刷牙bù kěyǐ shuāyá  歯を磨いてはいけない
    ・不可以爬楼梯bù kěyǐ pá lóutī 階段を登ってはいけない
    ・冷的生的不能吃lěng de shēng de bù néng chī 冷たいもの、生ものを食べてはいけない
    ・最好不要哭zuì hǎo búyào kū なるべく泣かない
    反対に滋養のある食べ物はたくさん食べなければなりません。
    ・煮鸡蛋zhǔ jīdàn ゆで卵
    ・鸡汤jītāng 鶏がらスープ
    ・猪脚汤zhū jiǎo tāng 豚足スープ
    ・鱼汤yútāng 魚のスープ
    ・燕窝yànwō 燕の巣
    ・红枣汤hóngzǎotāng なつめのスープ
    ・人参rénshēn 高麗人参
    共働き率の高い中国では、近年“月嫂”や“坐月子中心”「産後ケアセンター」を利用する人も増えてきました。
    “月嫂”とは、産後1ヶ月の間、産婦と新生児の世話をする専門の家政婦のこと。食事を作り、哺乳方法を指導し、赤ちゃんの世話をする24時間の産褥期シッターですね。給料もすごく高いですよ!
    日本にはない“坐月子”という習慣ですが、このために中国人は「更年期障害」が起こりにくいと言われています。
    本当かどうかは,ひとそれぞれなのでしょうが、日本でも「産後の肥立ち」といって,出産後は気を使っていますね。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    17 min
  • 【075】いぶこみシリーズ 「信用社会と実証社会Ⅱ」
    A075.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の7回目です。
    昔中国に一年半ほどいて帰国したとき、日本のお店の無防備さに驚きました。
    道を歩いてひょいと商品を失敬できそうです。
    野菜や果物の無人販売所もあります。人がいなくてもお金を払って買って行きます。
    中国ではスーパーの入り口にバック類のチェック係りがいたり、出口では買い物レシートの確認もあります。これらは全部万引き防止のためですね。
    日本は人を信じる社会ですね!
    こんなこともあります。
    中国でホテルに宿泊するとき、現金をあらかじめ預けたり(保証金を払う)、或いはクレジットカードを提示したりする必要があります。日本はそんなことが少ないですね。
    また,病院に入院するときも、お金をあらかじめ預託します、とにかく先払いです。
    中国はことばだけで人を信用したりはしないので、実質的な保証や根拠を要求されます。
    たとえば、日本だと小包を送るとき、「中は本です」と申告すればそれでよいでしょう、
    いちいち中を改めることはしない。中国では必ず中を開けて見せなければなりません。
    日本ではインターネットで買い物をして、「料金後払い」というのがあります。
    品物を先に受け取り、その後2週間以内にお金を振り込みます。
    「人を信用している」社会ならではのやり方です。
    中国ではこれは難しい!
    しかし、だからこそ別のシステムが生まれました!
    “支付宝”Zhīfùbǎo 「アリペイ」です。
    中国ネットビジネス、特にタオバオで商品を購入した際に、使われる第三者保証決済アカウントの事をいいます。
    商品の販売とお金の流れ
    1. “买家”mǎijiā「買い手」がネットで商品を購入する。
    2. アリペイの口座(中国ユーザーの口座)から商品購入金額(送料分含む)が凍結される。
    3. “卖家”màijiā「売り手、ショップ」にアリペイから商品代金の確保・商品配送の連絡が来る。
    4. 商品を注文者へ配送する。
    5. 注文者が商品を受け取り、アリペイへ受け取りを報告する。
    6. アリペイからショップへ商品代金が振り込まれる。
    つまり、ショップとユーザーの間にアリペイが入り、一時お金を預かるという仕組みになっています。
    これがあるから、買い手と売り手は安心してビジネスができます!中国的な便利なサービスです!そして,こちらのほうが国際的に通用しますね。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    16 min
  • 【074】いぶこみシリーズ 「信用社会と実証社会」
    A074.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の6回目です。
    中国にはこういう諺があります。
    “人善被人欺,马善被人骑。”Rén shàn bèi rén qī , mǎ shàn bèi rén qí.
    「お人好しだと人にだまされる、馬がおとなしいと人に乗られる。→あまりに善良で人を疑わないとだまされる。」
    カンタンに一言でいうと、「騙されるほうが悪い」!中国では、そういう考え方もあります。
    人はあまりに善良で疑うことを知らないと騙される。しかも,騙される方がマヌケで、あまり同情されない,というのです。
    日本で長く住んでいる中国人,自然と人を信用するようになります。ですから,よくこんなことが起こります。中国の知り合いから買い物の依頼がきます。日本の薬とか何かを頼まれる。知り合いからの頼みですから,時間と精力と自分のお金を使って,送ってあげます。それっきり,なかなかお金を振り込んでくれないですね。
    ただし、中国にはもう一つの諺もあります。
    “傻人有傻福。” Shǎ rén yǒu shǎ fú.
    「正直な人には、おのずから神の加護がある」、これはまあ騙された自分自身を慰めることばですね。
    また、中国で、バスや鉄道、遊園地の子ども料金はどうやって決めるか、ご存知ですか。背の高さです!!
    入り口のところに、1.2とか1.3メートルの高さに横線を引き、そこで背を測ります。横線を超えなければ無料(もしくは子ども料金)です。線を超えれば大人料金です。
    口での申告を信じない、学生証などの証明書も信じなく、目の前の事実を信じるわけです。
    中国人が日本に来て、アルバイトをするときに履歴書を書きます。ところが日本では「履歴書に添えるもの」が無いことにびっくりします。
    日本では履歴書に、その内容を証明するもの、例えば卒業証書などはつけません。書かれてあることにウソはないと信じていますから。中国だと卒業証書を絶対つけないといけないですね。日本語能力試験1級とか、TOEFLのスコアなど、認定証を添えるのが常識のようです。ところが、証書自体も偽物が多いため、提出したものが本物かどうか鑑定されます。
    中国では個人の利益を最優先に考える人が多いです。それが活力になっているのですが,
    自分の利益ばかり考えたら、いつまでたっても他人に対する誠意や信用は生まれてこないですね。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    16 min
  • 【073】いぶこみシリーズ 「顔カタチ重視“五官端正”」
    A073.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の5回目です。
    中国の対外的な任務に携わる人、外交官やスポークスマンなど、格好いい人が多いと思いませんか。それには、理由があります!!!
    外国との交渉に関わる人は、外国語大学を出ますが、そこの入学資格に“五官端正”wǔguān duānzhèngとあるのです。つまり目、鼻、口などが端正であること、要するにハンサム、美人ということです。
    これが入学資格ですから驚きます。
    身長にも制限があります。男性170センチ以上とか。
    彼ら彼女らは将来国を背負って立つ通訳になったり、外交官になります。それを国の費用で養うのですから,見てくれもよくなくちゃ。
    そう考えて、文書にし資格にしてしまうところがすごいですね!
    日本なら、「いわれなき差別だ」という声が挙がりそうです。
    そんなところから,整形手術に対する抵抗も少ないようです。“整容”zhěngróngといいますが,最近は就職活動に備えて、整形する人もかなり増えています。
     中国では、美しいこと、かわいいこと、セクシーなこと、スタイルがよいこと、背が高いこと、これらはプラスの資質です。こういうことばもあります。
     “靠脸吃饭”kào liǎn chī fàn「顔でめしを食う」
    軍隊にも美人団があって、“文工团”wéngōngtuánという組織です!
    さらに、中国人は綺麗か、ブサイクかをはっきり言います。
    “长得不好看。”Zhǎngde bù hǎokàn.「ブサイクですね!」
    中国人歌手の有名な歌があります。その一節:
    “我很丑,可是我很温柔”Wǒ hěn chǒu,kěshì wǒ hěn wēnróu「私はみにくいですけど、やさしいです」
    これも随分はっきりと言いますね。こういうときの中国人は正直者ですね!
    「身体障害者」を中国語でどう言うか、皆さん分かりますか?
     “残疾人”cánjírén
    です。昔は“残废人”cánfèirénと言っていました。“废”とはあまりにひどい、ということで“残疾人”となりましたが,それでも“残”(一部機能が欠けている)の字は残りました。
    中国語では、「目が不自由な人」を“瞎子”、「耳が不自由な人」を“聋子”、「足が不自由な人」を “瘸子”とずばり言います。さすがに公の場では控えるようですが。
    こういうところも、日本と文化が違うところですね。
    中国人は綺麗な顔、よいスタイルなど、「世を渡るうえでの武器の一つ」と思っています。武器は前面に押し出し、大いに活用すべきものと中国人は心得ています。そのあたりがとても現実的です。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    17 min
  • 【072】いぶこみシリーズ 「言い訳をしていいわけ?」
    A072.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の4回目です。
    中国人が遅刻した場合、
    待ち合わせ場所に急ぎながら頭の中では必死に言い訳を考えます。
    ところが、日本人は一言「ごめん」と言ってもらい、早く今日の活動に移りたい。
    それなのに、「実は……」と、中国人はこと細かくいいわけを始めます。
    为什么???
    中国人は決して「あなたの面子をつぶすような理由で遅れたのではない」と一生懸命に説明しているのです。
    それなのに何故日本人が怒り出すのか分からないのです。
    もう一つ、中国人に誘われて断るときですが、
    「その日はちょっと……、ごめん」式の言い方であっさり断ってたら、
    相手は「この人は私と付き合いたくないんだ」と解釈するかもしれません。
    これでは何も理由を言ってないからです。本当は理由がないんだ、理由があるなら事細かく言うはずだ。中国人はそう考えます。
    中国人はちゃんとした理由を言います。例えば,
    「母が病院にゆくので、付き添わないといけないので」、「その日は、3時にどうしても断れない仕事関係の商談があります」などと、かなり突っ込んだプライベートなことまで言います。
    退職の場合もそうです。
    日本には「一身上の都合」という中身の空っぽな言い方があり,よく使われています。
    中国人はこのことばだけで、今までの付き合いを終わらせるのは忍びなく、こんな空虚な理由では言われたほうもとても理解できないでしょう。
    中国は人脈社会ですので、人と人の関係を大変大事にする民族性があります!
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    18 min
  • 【071】いぶこみシリーズ 「ことば重視」
    A071.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の3回目です。
    中国は本当に「ことば」を大事にし,こだわる国です。
    今回は異文化の側面から、中国の「ことば重視」を見てみます。
    まずは、「沈黙は無能」
    日本では「あいつは弁が立つ」「口が達者だ」といえば、決して誉めていないでしょう。
    中国では“口若悬河”kǒu ruò xuán hé「弁舌の流暢(りゆうちよう)なさま.滔々(とうとう)としゃべる」という言葉があり、これは褒め言葉なのです。いわば「雄弁は金、沈黙は無能」です。弁が立つ,話がうまいことが高く評価されます。宴会などでもリーダーが一番よく話します。
    さらに、中国では、相手(中国人)に“你的汉语水平很高。”
    Nǐ de Hànyǔ shuǐpíng hěn gāo.「あなたの中国語はレベルが高い」などと誉めることがあります。
    日本では、日本人に向かって「あなたの日本語はレベルが高い」とは先ず言わないでしょう。
    また、こんなことわざがあります。
    “病从口入,祸从口出” Bìng cóng kǒu rù, huò cóng kǒu chū.
     (病は口から入り、禍は口より出る)
    日本人はこの言葉をみると、「だから言葉をつつしみなさい」と理解してるようですが、
    実は、「だからよりよい表現を磨きなさい」という方向を示唆しています。つまり、ことばの重要性を強調しているのです。
    昔の話ですけど、イタリアに旅行に行ったとき、ガイドさんから「ひったくりに注意」とよく言われたのを覚えています。
    中国ではそんなことはありません。そのかわり乞食や物乞いがいて、堂々と口で説得してきます。「ひったくり」よりよほど文明的です。ことばで説得し、表情で訴え、相手の同意を得てお金をもらいます。暴力じゃなくて,ことばなんですね。ヘンに感心しました。
    中国でバスに乗ったことがあります。
    降車口のあたりにいたら、後ろから“下不下,不下换换。” Xià bú xià,bú xià huànhuàn.(下りるのか下りないのか、下りないなら替われ)と言われました。
    俺は次下りる,お前下りないのなら,位置チェンジしてくれという要求です。
    混んでいるせいもありますが、口ではっきり言う,それが中国社会です。
    日本人だったら、後ろから人の気配を感じて「察して譲る」ですよね!
    中国では、「“叫人”教育」も大変大事にしています。子どもの頃から「ことば重視」の概念をインプットされます。
    例えば、町で親戚のおじさんや両親の友達とばったり会いました。すると父母は必ず子どもに“叫叔叔”「おじさんと言いなさい」と促します。
    ご存知のように、中国では、親族呼称の言い方が大変複雑で、子どもが間違わずに「おじさん」や「おばさん」の呼称を言えると誉められます。
    要するに、中国人は自国の「ことば」に非常なこだわりをもち,大事にしていると言えるでしょう。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    19 min
  • 【070】いぶこみシリーズ 「恩のやりとり」
    A070.mp3
    大家好!
    「いぶこみシリーズ」の第2回目です。
    前回は「おごるか、おごられるか」の話をしました、そのやりとりで、「恩」が生まれます。おごられたら、「恩」を受け;次はおごって、「恩」を返します。
    ただし、「恩」を返すタイミングは日中で違います。
    こんなことがありました。
    中国人留学生が日本人と郊外に遊びに行き、たくさん撮った写真を現像して日本人にあげました。もちろんお金なんか取りません。
    翌日、日本人が「これ昨日のお礼」、そう言ってハンカチをあげました。
    中国人は驚きました。「この人は私との関係を清算したいのでしょうか。それも一枚のハンカチで、私は嫌われているでしょうか」
    なぜ、この中国人留学生がそう思うのでしょうか?
    中国では、「恩を返す」のは、すぐに返すのではなく、しばらく時間をおいて、適当なタイミングで返します。
    逆に、日本人は常に貸し借りなし、プラスマイナスゼロの状態で、心の平安を得ます。今日、お隣さんから「田舎から送ってきたから」とリンゴをもらえば、明日には「これ食べきれないから、よかったら」と何かをお返します。すくなくとも、何かをすぐに返したい気分に駆られます。
    もう一つ、ハンカチを返したというのも問題です。中国人にとってハンカチとは涙と鼻水を拭くものです。あなたにはこれから悲しいことが訪れる。これを使って涙を拭きなさい,そんな意味合いがあるのです。ですからハンカチを贈り物にしません。
    また、贈答についても、日中は違います。
    日本は贈答を形式化しました。お中元があり、お歳暮があって、贈るに時期があります。贈るモノも、金額の下限、上限がほぼ決まっています。
    さらに,日本には半返しの習慣があります、半返しされて中国人は驚きます。
    中国は必要に応じて贈答します。大きな違いは,もらったものよりも大きく返すことです。例えば、結婚式で1000元をもらいました、次回友達に返すときに、ちょっと足して1200元を返します。プラスマイナスゼロはなくて、プラスにして返すのです。すると相手もまたプラスにして返しますから,ずっとこの関係が続くわけです。
    ご馳走になったその後、
    食事をご馳走になって、中国人はその場で「今日はありがとう」とお礼を言います。日本人だと次に会った時「この間はご馳走様」ともう一度ぐらいお礼を言いますが、中国人はもう済んでいると考え言わないです。一つは他人行儀で水くさいからで(太见外了)、一つはまたご馳走してくださいと催促しているように取られるからです。
    「恩のやりとり」、日本はすでに形式化され,常にプラマイゼロを目指しているので,かなり楽だと思います。
    中国はあげる人のことやあげるタイミング、金額などいろいろ考えて贈り物をしますから、中国のほうが臨機応変,大変です。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    18 min
  • 【069】いぶこみシリーズ 「おごるか おごられるか」
    A069.mp3
    大家好!
    今回から、「いぶこみシリーズ」が始まります。
    「いぶこみ」、いわゆる異文化コミュニケーションのことですね。
    最初の一回目はやはり、中国人にとって大事な「食」にまつわる話です。
    中国で一つことわざがあります。“民以食为天”Mín yǐ shí wéi tiān.「民は食を以て天と為す」!
    さらに、中国人同士での挨拶言葉は“你好”ではなく、“吃了吗?”Chīle ma? 、 “吃过了。”Chīguo le. などと言っています。
    とにかく、中国人は食事に対して、とても敏感で大事にしています。
    以前、こんな経験をしました。
    私は友達と会う約束をしたんですが、電話で「じゃ、11時半に会おう」といったら、即座に相手から「それはありがとうございます」と言われたことがあります。
    もちろん「お昼をご馳走様」という意味です。会う時間を食事時に設定したら,そう決めたほうが奢るわけです。
    またある時,中国に行き,ある会社で仕事の提案をしました。話が終わったのは11時40分頃でした。そこで「さよなら」と言って、会社を後にしたのですが,後で聞いたら、「それはダメだ、お昼どきなのに、飯も食べない、それは絶対見込みがない」。事実その通りでした。
    また、昔、北京の「友誼賓館」という国営ホテルに住んでいたときのこと。専用タクシーがあり,それを使って、空港に人を迎えにゆくことになりました。13時半に到着するから、11時ごろ出たいという話をしたら、運転手さんは「そんな早く出る必要はない、1時間しかかからないから、12時半ぐらいに出れば間に合いますよ」。そう言われた。こっちは早く出て空港でゆっくり食事をしたいのです。そこでぽろっと12時台に出るんじゃ“没时间吃饭了。”Méi shíjiān chīfàn le.と言ったら、「おお,それもそうだな」とすぐにタクシーを出してくれました。食事の力です。
    ビジネスの場合、日本だと「打ち上げ」と称して終了後にご飯を食べます。中国はまず先に飯を食べて、相手と親しくなります。仕事の前に親しくなって相手を理解しようとします。大事なことも「食事の場」で決まることが多いです。もし「まだ食事なし」なら、そのプロジェクトは見込みがないと知るべきですね。
    最後は“买单”mǎidānの話。中国では「おごるか、おごられるか」が普通です、食事でも映画でも、たいていは誘ったほうがお金を出します。割り勘は基本的にありません。
    勘定を払うとき、勘定書きを「俺が払う」と奪い合う風景もよく見られます。“不行不行,我来我来我来……”「ダメダメ、俺が払う」,まるで喧嘩をしているようです。
    奢ってもらったら、奢られっぱなしということはありません。次の食事会をセットする口実となるわけです。こうして,奢り奢られという関係が続くわけです。
    (若い女性同士では,割り勘=AA制も行われるようになってきたようです)
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    19 min
  • 【068】『日中辞典』(講談社)
    A068.mp3
    『日中辞典』(講談社)
    大家好!
    今回は辞書を紹介しましょう、講談社の『日中辞典』です。
    2006年発行、収録語数は7万6千語で、「例文8万」「全文ピンイン付き」や「日中辞典初の 2 色刷り」という特徴がありますが、とりわけ付録に「翻訳ルール46」および「全文検索できる CD‒ROM 版」付きという特色があります。
    最も特筆すべきは、本の中ほどに、
    「翻訳ルール46」というページが挟み込まれており、日中翻訳のコツやルールを解説している点です。
    例えば、ルールの一つ:
    ●でしゃばり量詞
    これは日本語の文に「一つ」がないのに、それに当たる中国語の文には“(一)个”などの量詞が現れることがよくあるというものです。
    例:
    ・我去买本书。Wǒ qù mǎi běn shū.「ある本を買いたいです。」
    ・我去买书。Wǒ qù mǎi shū.「本を買いたいです。」
    「だれか」「どこか」を用いた次の様な日本語の文があります。これを中国語にするときも,日本語にはない量詞を加えます。
    例:
    ・「だれかに中国語を教えてほしい。」我想找个人学汉语。Wǒ xiǎng zhǎo gè rén xué Hànyǔ.
    ・「どこかでお茶を飲みたい。」我们找个地方喝茶吧。Wǒmen zhǎo gè dìfang hē chá ba.
    他にも,日本語には動作の回数や時間量がないのに、中国語では動量詞が現れることがよくあります。
    ・「お父さんは私を叱った。」爸爸骂了我一顿。 Bàba màle wǒ yí dùn.
    ●「~から」が “从…”にならぬとき
    日本語に「~から」があっても、次のような場合は中国語で“从…”を使いません。
    1)動作主である時は“从”はつかない。
    ・「友達から手紙を送ってきた。」朋友给我寄了信。Wǒ péngyou gěi wǒ jìle xìn.
    ・「先生からの言葉を忘れない。」不会忘记老师说的话。Wǒ bú huì wàngjì lǎoshī shuō de huà.
    ・「家からモノが送られてきた」家里给我寄来东西了。Jiāli gěi wǒ jìlái dōngxi le。
    2)それが動作行為であるなら“从”はつかない。
    ・「旅行から帰ってきた。」我旅行回来了。Wǒ lǚxíng huílai le.
    ・「留学から帰ってきた。」我留学回来了。Wǒ liúxué huílai le。
    ・「出張から帰ってきた。」出差回来了。Chūchāi huílái le.
    2つだけ紹介しましたが,このようなルールが1から46まであり、それが適用される例文には「R01」のような番号が振られていて、日本語から中国語に直すときにどのような翻訳ルールが用いられたのかが分かるようになっています。
    この46のルール、作文のとき大いに役に立つ優れものですよ。
    中国語に関する疑問がありましたら、
    下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
    皆さんの投稿を待っています~
    http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html
    下周見♪
    ☆『日中辞典』(講談社)
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062653329
    ☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/
    ☆知っておきたい『中国語のコロケーション999』(朝日出版社)
    http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008042/
    ☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
    https://itun.es/jp/e7Zn7.c
    ☆のぞいてね!
    TECC公式ホームページ:http://www.tecc.jpn.com/
    11 min

About 相原茂の中国語閑談

From the publisher's feed

相原茂がお届けする、中国や中国語に関するおしゃべり番組です。皆さんからのご質問やご意見などにお答えするコーナーもあります! 皆さんと一緒に楽しく中国語を勉強しましょう。

More shows like 相原茂の中国語閑談

令和ロマンのご様子 by 令和ロマン

令和ロマンのご様子

17 Listeners