《奥行きのある画面と個性的な俳優な脇役俳優に支えられて、ハッピーエンドばかりではない、観終わった後に長く強い余韻の残る大映映画》(小西康陽責任編集・大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』、解題より引用)《若尾文子は日本映画がもっとも頂点に到達したとき、そのまさに頂点に位置していた女優である。彼女は可憐な女学生を演じ、悪の化身として男たちを破滅させる魔性の女を演じ、そして激情に我を忘れる人妻を演じた。》(『映画女優 若尾文子【新装版】』、「はじめに」より引用)
「いまこそ、昔の映画を観よう。」今回も[傑作との出会い]を求めて。時代としては50年代半ば〜60年代前半。つまりは日本映画の(二度目の)全盛期。その中でも「大映映画」を2本取り上げます。59年公開、増村保造『最高殊勲夫人』。62年公開、川島雄三『しとやかな獣』。両作に出演する若尾文子さん(あやや!)の魅力。最高のラブコメと、こんなの見たことない、とんでもない傑作。2024年も引き続き素晴らしい魅力を放つ映画について、お話いたします。
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《三原家の兄弟と野々村家の姉妹。両家の長男長女、次男次女は三原商事の営業部長と秘書のニ組のカップルとして、それぞれ結婚し、うまくいっていた。両家は、残る三男の三郎と三女の杏子を結ばせようと画策するが、若い二人はこれに反発し……。》
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《舞台は高度経済成長、真っ只中。二部屋しかない公営住宅。バルコニー越しに、夫婦が家具を移動させている場面から映画は始まる。来客にあわせて、部屋を綺麗にしているのかと思えば……。》
四方田犬彦,斉藤綾子 編著『映画女優 若尾文子【新装版】』(みすず書房:16)
『映画秘宝EX日本映画クロニクルvol.1技と情熱の「大映」篇』(洋泉社:16)
中川右介『社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡』(日本実業出版社:23)
川崎公平,北村匡平,志村三代子 編『川島雄三は二度生まれる』(水声社:18)
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