幸せな人しかたどり着けない場所

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  • #4 小砂川チト『猿の戴冠式』と三木三奈『アイスネルワイゼン』の話【芥川賞候補作】
    先日発表された、第170回芥川賞について、あれこれ話しました。
    その最終回である今回は候補作の「猿の戴冠式」と「アイスネルワイゼン」について紹介します。
    【あらすじ】
    ・もはや選考委員?
    (03:58)
    ・小砂川チト「猿の戴冠式」について
    ・小説とあらすじについて紹介
    ・あらすじには映らない面白さばかり
    ・ざくろくんの推し作品
    ・語りが話を引っ張っていく作品
    ・人とボノボとの語りの区分
    ・言葉が与えられることの悲劇
    ・ジャック・ラカン的存在
    ・言葉以前のつながり
    ・名付けの妙
    ・ラストのドライブ感
    (19:04)
    ・三木三奈「アイスネルワイゼン」について
    ・小説とそのあらすじについて紹介
    ・そのキャリーケース重たいよな
    ・笑えない毎日を送っているのに、くすっときちゃう感じ
    ・主人公には世界がこう見えてる
    ・声がよく聞こえる小説
    ・家族こそ幸せ、みたいな価値観
    ・人物像が語りから浮かび上がってくる
    ・「この人」の話
    ・今村夏子の系譜?
    ・人と人のあいだにあるグロテスクさ
    ・選考会ってこんな感じ?
    ・「名付け」と「視線」
    ◯今回紹介した本
    ・小砂川チト「猿の戴冠式」
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000386060
    ・三木三奈「アイスネルワイゼン」
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918129
    小説の話をするときに、それを読んでいない前提で読書会ができるの?という思いから、今回はあらすじをかなりきちんと紹介してから作品の話をしたのですが、この形がよかったのか、微妙だったのか、どうなんだろうって感じなので、アドバイスなどあれば教えてください。
    (メールアドレス:[email protected])
    40 min
  • #3 安堂ホセ『迷彩色の男』と川野芽生『Blue』の話【芥川賞候補作】
    先日発表された、第170回芥川賞について、あれこれ話しました。
    今回は候補作の「迷彩色の男」と「Blue」について紹介します。
    【あらすじ】
    ・「なにかがはみ出してくる」(堀江敏幸)
    (04:05)
    ・安堂ホセ「迷彩色の男」について
    ・小説とそのあらすじについて紹介
    ・悲しい話
    ・暴力へと追い込まれていく過程
    ・前作にも出てくる登場人物
    ・内在化「してしまっている」視線、ステレオタイプ
    ・スリラー小説としての魅力
    ・匿名性と固有の身体性
    ・現代のリアリティ
    ・私という一人称、それを選ぶということ
    ・象徴的な冒頭、色彩のモチーフ、語りの鮮やかな小説
    (20:20)
    ・川野芽生「Blue」について
    ・小説とそのあらすじについて紹介
    ・「いま最も読みたいトランスジェンダーの物語」(集英社)
    ・いま、読んでほしいと勧めたくなるような、世代感の話
    ・コロナ禍の大学生
    ・映画「ムーンライト」からの引用
    ・「おまえが何者かを決めていいのはおまえひとりだよ」
    ・冒頭の脚本とか、語りの構成の面白さ
    ・作中作の文量がいい
    ・等身大の話、温度感の心地よさ
    ・誠実な語り
    ・人と人のあいだにある小さいこと、繊細な感覚
    ・にこにこと読める会話、連帯したくなる切実さ
    ・「おやすみ、ほむほむ、LOVE(いままみの中にあるそういう優しいちからの全て)。」(穂村弘)
    ・同じ時代に書かれた、同じ賞の候補になった作品
    ◯今回紹介した本
    ・安堂ホセ「迷彩色の男」
    https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309031415/
    ・川野芽生「Blue」
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-771866-9
    けむりさんめっちゃ喋ってるな。と思いました。話したくなることがたくさんあるのは嬉しいこと、それが作中の人物たちを取り巻く「視線」とつながっていることは留意しつつ、やはり小説を読むことは楽しいです。聞いてくれてありがとうございました。ぜひ、今回の2作も読んでみてください。(けむり)
    (メールアドレス:[email protected])
    43 min
  • #2 九段理江『東京都同情塔』の話【芥川賞受賞作】
    先日発表された第170回芥川賞の、受賞作や候補作について、あれこれ話したので、3つのエピソードにわけて紹介します。
    今回は、受賞作の「東京都同情塔」についてです。 
    【あらすじ】
    ・あなたにとって「芥川賞」とは?
    (05:54)  
    ・九段理江「東京都同情塔」によせて
    ・小説とあらすじの紹介 
    ・色んな主題があって、議論が弾むような作品
    ・未曾有の体力のある語り
    ・建築的な美しさがある作品
    ・見る↔見られる(言葉で規定する↔名付けられる)の関係
    ・現代的なテーマへの皮肉
    ・色んな注釈が付いてる論文
    ・その姿勢にあんまりノれない
    ・ 名付けのトレンドについて
    ・モチーフや語りのおしゃれさ
    ・「おしゃれ」な建築
    ・最近の建築好きですか?
    ・面白みのないビル
    ・自分の意味は自分の言葉で決める
    ・牧名さんのものの考え方が自分に似てる
    ・小説について話すことなんて、ほんとうにたくさんある
    ◯今回紹介した本
    九段理江「東京都同情塔」
    https://www.shinchosha.co.jp/book/355511/
    (メールアドレス:[email protected])
    34 min
  • #1 「私は、その男の写真を三葉、見たことがある」【自己紹介】
    メンバーがそれぞれ三者三様の、「私は、その男の写真を三葉、見たことがある」から始まる自己紹介文を書いてきたので、それを読み合います。
    【あらすじ】
    ・自分の声好きですか?
    ・自分のアバターネームについて
    (5:30)
    『第一の手記(けむり)』
    ・好きなものの話をするラジオ
    ・夏目漱石「三四郎」
    ・Base Ball Bear「short hair」
    ・今泉力哉監督「愛がなんだ」
    ・好きなもので自分を語ろう
    (16:54)
    『第二の手記(ざくろ)』
    ・自分を見つめる語り
    ・太宰治「人間失格」を読んで
    ・自己紹介というより文体紹介
    ・そして(甘噛しつつ)「祝福」へ
    ・好きな文芸誌
    (24:43)
    『第三の手記(秕目)』
    ・話を始める前に一言言っておきたい
    ・自分を言語化ってむずかしい、普通に
    ・自己紹介をしてくださいって言われて、「あなたは……」と語り始めたらむしろクール
    ・主題があって、血肉の通っている文章
    ・自分のことを自分の言葉で語ることができる場所≒幸せな人しかたどり着けない場所?
    (35:19)
    ・「人間失格」のはしがきは天才
    ・好きな作家は?という軽さ
    ・じゃあ、最近読んだ本は?
    ・ジェイムズ・ジョイス「死せるものたち」
    ・ボードレール「パリの憂愁」
    ・ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ「パターソン」(×ジム・ジャームッシュ)
    ・小川哲「君が手にするはずだった黄金について」
    ・これからよろしくお願いします
    (メールアドレス:[email protected])
    ◯朗読した文章
    【Podcast】#1「私はその男の写真を三葉、見たことがある」【自己紹介】|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note #自己紹介 https://note.com/shiawase_na_hito/n/n8604093be2dc
    43 min

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ちょっと小説寄りカルチャー好きの三人が、自分たちの好きなものだけしかないような幸せな空間で色々な話をします。