先日発表された、第170回芥川賞について、あれこれ話しました。
今回は候補作の「迷彩色の男」と「Blue」について紹介します。
【あらすじ】
・「なにかがはみ出してくる」(堀江敏幸)
(04:05)
・安堂ホセ「迷彩色の男」について
・小説とそのあらすじについて紹介
・悲しい話
・暴力へと追い込まれていく過程
・前作にも出てくる登場人物
・内在化「してしまっている」視線、ステレオタイプ
・スリラー小説としての魅力
・匿名性と固有の身体性
・現代のリアリティ
・私という一人称、それを選ぶということ
・象徴的な冒頭、色彩のモチーフ、語りの鮮やかな小説
(20:20)
・川野芽生「Blue」について
・小説とそのあらすじについて紹介
・「いま最も読みたいトランスジェンダーの物語」(集英社)
・いま、読んでほしいと勧めたくなるような、世代感の話
・コロナ禍の大学生
・映画「ムーンライト」からの引用
・「おまえが何者かを決めていいのはおまえひとりだよ」
・冒頭の脚本とか、語りの構成の面白さ
・作中作の文量がいい
・等身大の話、温度感の心地よさ
・誠実な語り
・人と人のあいだにある小さいこと、繊細な感覚
・にこにこと読める会話、連帯したくなる切実さ
・「おやすみ、ほむほむ、LOVE(いままみの中にあるそういう優しいちからの全て)。」(穂村弘)
・同じ時代に書かれた、同じ賞の候補になった作品
◯今回紹介した本
・安堂ホセ「迷彩色の男」
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309031415/
・川野芽生「Blue」
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-771866-9
けむりさんめっちゃ喋ってるな。と思いました。話したくなることがたくさんあるのは嬉しいこと、それが作中の人物たちを取り巻く「視線」とつながっていることは留意しつつ、やはり小説を読むことは楽しいです。聞いてくれてありがとうございました。ぜひ、今回の2作も読んでみてください。(けむり)