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学校の飼育小屋、行政の支援・指導を訴える

2022年6月13日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
子どもたちが生き物への愛情を育む場所して
設置されている、学校の飼育小屋。
実は多頭飼育や劣悪な環境によって起こる
けがや病気などが絶えず、
獣医師には教職員や地域住民からの
SOSが多く届いており、
「命の尊さを学ぶという本来の目的が
達成できない」
と、行政に支援と指導を求めています。
不適切な飼育に陥る原因はいくつもあります。
学校の教職員の多くは、
正しい飼育方法を知りません。
学ぶ機会も余裕もなく、
繁殖しすぎて多頭飼育崩壊に陥ったり、
動物同士がストレスで傷つけあったりします。
県獣医師会学校飼育動物対策委員会の求めに対し、
県教育委員会は、県内の幼小中学校などに
「適正飼育に努めるよう」と記載した
依頼書を通知しましたが、
学校関係者からは「具体的な支援がない」
と不満の声が漏れ聞こえます。
南城市の百名小学校では、ウサギ2羽とカメ、
コイを飼育し、飼料費だけで
年間1千万円以上かかります。
飼料費は市教育委員会の負担ですが、
「病気やけがをしたときの治療代などは
学校負担で余裕がない」
と悩みも明かします。北野委員長は、
「命の大切さを動物から学ぼうというのであれば、
そのために必要な支援を自治体や県、
国がやるべきだ」
と指摘しています。
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By ラジオ沖縄
学校の飼育小屋、行政の支援・指導を訴える

2022年6月13日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
子どもたちが生き物への愛情を育む場所して
設置されている、学校の飼育小屋。
実は多頭飼育や劣悪な環境によって起こる
けがや病気などが絶えず、
獣医師には教職員や地域住民からの
SOSが多く届いており、
「命の尊さを学ぶという本来の目的が
達成できない」
と、行政に支援と指導を求めています。
不適切な飼育に陥る原因はいくつもあります。
学校の教職員の多くは、
正しい飼育方法を知りません。
学ぶ機会も余裕もなく、
繁殖しすぎて多頭飼育崩壊に陥ったり、
動物同士がストレスで傷つけあったりします。
県獣医師会学校飼育動物対策委員会の求めに対し、
県教育委員会は、県内の幼小中学校などに
「適正飼育に努めるよう」と記載した
依頼書を通知しましたが、
学校関係者からは「具体的な支援がない」
と不満の声が漏れ聞こえます。
南城市の百名小学校では、ウサギ2羽とカメ、
コイを飼育し、飼料費だけで
年間1千万円以上かかります。
飼料費は市教育委員会の負担ですが、
「病気やけがをしたときの治療代などは
学校負担で余裕がない」
と悩みも明かします。北野委員長は、
「命の大切さを動物から学ぼうというのであれば、
そのために必要な支援を自治体や県、
国がやるべきだ」
と指摘しています。
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