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By Harugoro Shichimi 七味春五郎ArtsBooks
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  • 【朗読時代小説】「熊の死骸」半七捕物帳29/岡本綺堂作  朗読七味春五郎  発行元丸竹書房

    この熊の死骸は、29話目ですが、事件としては、大坂屋花鳥、石灯籠のあと、ちなみに「お文の魂」は56事件目。


     半七、このとき、23才で、青山権田原からの出火というのも史実。
     半七捕物帳のうち、もっとも古いのは「小女郎狐」

    https://youtu.be/J46-rY8ENmg

     で、このとき半七は生まれていません。このあと、「白蝶怪、夜叉神堂、旅絵師、槍突き」と記載の事件が続きますが、槍突きのときが三歳だそうで、最後の事件となった筆屋の娘のときが、45歳。

     もっとも半七の生年は、一度変わっており、当初の生年月日は、天保七年1836年でした。昭和四年に、文政六年1823年の生まれに変わりました。

     当作に出てくる子分の松吉。ひょろひょろと背が高いので、ひょろ松の仇名がある。上野付近在住で、酒好き、古酒新酒の嗅ぎ分けのできる鼻利き。全七二事件のうち、十九の事件に登場。養父吉五郎の跡目をついで間のない熊の死骸事件に登場することから、吉五郎から受け継いだ子分ではないかとの説もあります。

     ちなみに、半七捕物帳に登場する子分の総数は11人だそうです。



    ■用語集
    三田の魚藍……細川越中守の中屋敷に魚藍観音があり、その前の坂を魚藍坂、その町屋を魚藍前といった。その辺りを三田の魚藍といったもよう。類焼……もらいび
    永代橋の落ちたとき……文化四年八月にあまりの人出に、重みで橋が落ちたときに、気づかずにすすむ群衆をとある侍が刀を抜いてくいとめたと、武江年表は記録している。
    三助……銭湯で、風呂を沸かしたり、客の背中を流したりする男。
    畢竟……つまるところ。結局
    因業……結果を生む原因となる行為
    千手観音の上這い……虱が表面にでて這い回ること
    枕辺……まくらもと。枕頭
    粂の仙人……今の奈良県吉野町の竜門寺にこもって、仙人となった。花の寺で知られる久米寺を建立したと言われる。女の脛にみとれて神通力を失った故事がある。


    ■登場人物
    松吉……半七の子分
    勘蔵……車湯の三助
    絹……備前屋という生薬屋の一人娘
    四郎兵衛……備前屋の番頭
    弥平……半七の同業。高輪の伊豆屋。
    彦八……弥平の子分。
    六三郎……小博打をうつ小どろぼう。
    百助……車力
    伝吉……六三郎の仲間

    ■この動画の目次
    0:00 一
    9:59 二
    21:03 三
    35:48 四

    #半七捕物帳 #オーディオブック #岡本綺堂

    48 min
  • 【朗読まとめ】山本周五郎作 夜明けの辻/後編【朗読時代小説】

    ■あらすじ

     尊王論者、山県大弐の来訪で混乱する藩政。一枚流の達者、功刀伊兵衛は、山県大弐の危険思想を見抜き、反撥するが、大弐の思想にふれるうちに、徐々に感化されていく。彼は、藩を捨てて、信念に生きる道を選ぶ。
     早すぎた幕末を、山本周五郎が描く。

    ■史実の山県大弐
    1725年(享保10年)に生まれ、 1767年9月14日(明和4年8月22日)に没した実在の人物です。
     甲斐国の人で、江戸に出てからは、医者をしながら儒学、兵学など多用な学問を教えています。代表作に「柳子新論」を著しましたが、吉田松陰に影響を与えたと言われています。尊王論者でした。
     明和三年に、謀反の疑いにより、逮捕され、翌年には、門弟とともに、処刑されてしまいました。

    ■夜明けの辻
    1940年(昭和15年)12月~翌年5月 『新国民』掲載

    ■登場人物
    功刀 伊兵衛……老職格の小幡藩士。大弐の話に共鳴するようになる。
    功刀伊右衛門……伊兵衛の父。
    喜  和  ……母。
    佐  和  ……妹。
    五郎次   ……功刀家の下僕。

    来栖 道之進……近習番。伊兵衛の友人で佐和の婚約者。
    曽  女  ……道之進の母。

    山県 大弐 ……尊王学者。小幡藩で尊王を教えを講演する。
    長谷川 東寿……大弐の門人。盲無念といわれる剣の達人。

    織田美濃守信邦……小幡藩主。
    津田 頼母 ……小幡藩の国家老。大弐を藩の賓師として迎えようとする。
    豊道 左膳 ……老職。
    笠折吉左衛門……老職。
    河村 将監 ……老職。
    紙屋十郎兵衛……部屋住みの小幡藩士。
    斎藤 孫次郎……藩士。
    小林 大助 ……藩士。

    大沢 数馬 ……江戸近習番。刺客。
    谷口 平六 ……江戸詰の藩士。刺客。
    野島 忠之丞……江戸詰の藩士。刺客。

    鳴海 大九郎……目付役。
    吉田 玄蕃 ……小幡藩江戸家老。
    松原 郡太夫……小幡藩江戸表用人。大弐の教えを反幕府として刺客を
                 派遣する。
    津田 庄造 ……小幡藩江戸表用人。
    柘植源右衛門……小幡藩年寄役。
    織田少将信栄……高家。信邦の実父。
    桃井 久馬 ……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    山口 藤吉 ……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    土井 勇次郎……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    松宮 主鈴 ……幕府役人。
    藤井 右門 ……大弐の門人。
    梅  叟  ……崇福寺の和尚。

    ■用語集
    端然(たんぜん)……姿勢などが乱れないで、キチンとしている様。
    狷介(けんかい)……頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。片意地。
    舌端(ぜったん)……弁舌
    村夫子(そんぷうし)……村の学者、田舎の先生。
    声調(せいちょう)……話したり歌ったりするときの、声の調子。
    発意(ほつい、はつい)……思いつくこと。考え出すこと。
    名利(みょうり)……名誉と利益。
    秩禄(ちつろく)……官などにより支給する俸禄
    侯伯(こうはく)……封建社会での君主
    宣下(せんげ)……天皇が宣旨を下すこと
    霏々(ひひ)……雪や雨が絶え間なく降る様
    白皙(はくせき)……皮膚の色の白いこと
    経綸(けいりん)……国家の秩序をととのえ治めること
    出頭(しゅっとう)……他より抜きん出ること
    才媛(さいえん)……才女
    杣人(そまびと)……きこり

    ■用語集
    疎林(そりん)……立ち木のまばらな林
    傷所(きずしょ)
    凡手(ぼんしゅ)……平凡な腕前
    枯林(こりん)
    疎隔(そかく)……うとくなって、へだたりができること。
    賓師(ひんし)……客分として待遇される師
    反目(はんもく)……互いににらみ合う状態。仲が悪い事
    高家(こうけ)……格式の高い家。由緒正しい家柄。名門。
    方策(ほうさく)……はかりごと。計略。
    叫声(きょうせい)
    凄惨(せいさん)……目を背けたくなるほど、いたましいこと。ひどくむごたらしいこと。

    ■用語集
    枢機……スウキ・重要な政務
    参与……サンヨ・事務職務に参画させること
    忌諱……キイ・おそれさけること。忌み嫌うこと
    譴責……ケンセキ・しかり攻めること
    厩舎……キュウシャ・牛や馬を飼う小屋
    土庇……ドビサシ・ツチビサシ・数寄屋造りなどで、柱をたて深く張り出させた庇
    錯雑……サクザツ・まとまりがなく入り交じる。錯綜
    措辞……ソジ・詩歌や文章などの、言葉の使い方や軸の配置の仕方
    啾々……シュウシュウ・小声でしくしくと泣く様
    妻戸口……ツマドグチ・寝殿造りなどの妻戸になっている出入り口
    誹謗……ヒボウ・他人を悪く云うこと
    顚覆……テンプク・政府などを倒そうとすること
    離間……リカン・仲違いさせること
    平定……ヘイテイ・敵や賊を討ち平らげること
    狷介……ケンカイ・頑固で自分の信じることを固く守り、他人に心を開こうとしないこと
    南画……ナンガ・南宗画の略
    六曲……ロッキョク・屏風の六枚おれ
    宛然……エンゼン・そっくりそのままであること
    別懇……ベッコン・特に懇意なこと。昵懇
    発足……ハッソク・ホッソク・組織などが活動をはじめること


    ■用語集
    籠絡……ロウラク・巧みに手なずけて、自分の思い通りに操ること
    一天万乗……イッテンバンジョウ・天下を治める君主
    不易……フエキ・いつまでも変わらないこと
    恩顧……オンコ・情をかけること。よくめんどうをみること
    助勢……ジョセイ・力を添えて援助すること。加勢
    禍根……カコン・禍の元や原因
    耳底……ジテイ・耳の奥
    惘然……モウゼン・あきれて、あっけにとられたさま。ぼうぜん・
    退座……タイザ・退席
    展墓……テンボ・墓参り
    袂別……ベイベツ・袂を分かつこと
    国体……コクタイ・国のあり方。国家の根本体制
    追捕……ツイブ・ツイフク・犯罪者などを追いかけて捕らえること

    屈強……クッキョウ・きわめて都合の良いこと
    犀利……サイリ・才知が鋭く、物を見る目が正確である様
    陋劣……ロウレツ・いやしく軽蔑すべきであること。卑劣。
    心服……シンプク・心から尊敬して従うこと
    尊崇……ソンスウ・尊敬
    忿怒……フンヌ。ひどく怒ること。
    憐憫……レンビン・あわれむこと。
    欺瞞……ギマン・あざむきだますこと
    正身……ショウジン・その人自身。当人。
    山湖……サンコ
    波上……ハジョウ
    決別……ケツベツ・きっぱりと別れること
    端座……タンザ・正座
    式微……シキビ・はなはだしく衰えること
    秕政……ヒセイ・悪い政治
    燈明……ミアカシ
    鳴鉦……メイショウ。鉦を鳴らす

    #夜明けの辻 #山県大弐 #山本周五郎

    48 min
  • 【朗読まとめ】山本周五郎作 夜明けの辻/中編【朗読時代小説】

    ■あらすじ

     尊王論者、山県大弐の来訪で混乱する藩政。一枚流の達者、功刀伊兵衛は、山県大弐の危険思想を見抜き、反撥するが、大弐の思想にふれるうちに、徐々に感化されていく。彼は、藩を捨てて、信念に生きる道を選ぶ。
     早すぎた幕末を、山本周五郎が描く。

    ■史実の山県大弐
    1725年(享保10年)に生まれ、 1767年9月14日(明和4年8月22日)に没した実在の人物です。
     甲斐国の人で、江戸に出てからは、医者をしながら儒学、兵学など多用な学問を教えています。代表作に「柳子新論」を著しましたが、吉田松陰に影響を与えたと言われています。尊王論者でした。
     明和三年に、謀反の疑いにより、逮捕され、翌年には、門弟とともに、処刑されてしまいました。

    ■夜明けの辻
    1940年(昭和15年)12月~翌年5月 『新国民』掲載

    ■登場人物
    功刀 伊兵衛……老職格の小幡藩士。大弐の話に共鳴するようになる。
    功刀伊右衛門……伊兵衛の父。
    喜  和  ……母。
    佐  和  ……妹。
    五郎次   ……功刀家の下僕。

    来栖 道之進……近習番。伊兵衛の友人で佐和の婚約者。
    曽  女  ……道之進の母。

    山県 大弐 ……尊王学者。小幡藩で尊王を教えを講演する。
    長谷川 東寿……大弐の門人。盲無念といわれる剣の達人。

    織田美濃守信邦……小幡藩主。
    津田 頼母 ……小幡藩の国家老。大弐を藩の賓師として迎えようとする。
    豊道 左膳 ……老職。
    笠折吉左衛門……老職。
    河村 将監 ……老職。
    紙屋十郎兵衛……部屋住みの小幡藩士。
    斎藤 孫次郎……藩士。
    小林 大助 ……藩士。

    大沢 数馬 ……江戸近習番。刺客。
    谷口 平六 ……江戸詰の藩士。刺客。
    野島 忠之丞……江戸詰の藩士。刺客。

    鳴海 大九郎……目付役。
    吉田 玄蕃 ……小幡藩江戸家老。
    松原 郡太夫……小幡藩江戸表用人。大弐の教えを反幕府として刺客を
                 派遣する。
    津田 庄造 ……小幡藩江戸表用人。
    柘植源右衛門……小幡藩年寄役。
    織田少将信栄……高家。信邦の実父。
    桃井 久馬 ……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    山口 藤吉 ……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    土井 勇次郎……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    松宮 主鈴 ……幕府役人。
    藤井 右門 ……大弐の門人。
    梅  叟  ……崇福寺の和尚。

    ■用語集
    端然(たんぜん)……姿勢などが乱れないで、キチンとしている様。
    狷介(けんかい)……頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。片意地。
    舌端(ぜったん)……弁舌
    村夫子(そんぷうし)……村の学者、田舎の先生。
    声調(せいちょう)……話したり歌ったりするときの、声の調子。
    発意(ほつい、はつい)……思いつくこと。考え出すこと。
    名利(みょうり)……名誉と利益。
    秩禄(ちつろく)……官などにより支給する俸禄
    侯伯(こうはく)……封建社会での君主
    宣下(せんげ)……天皇が宣旨を下すこと
    霏々(ひひ)……雪や雨が絶え間なく降る様
    白皙(はくせき)……皮膚の色の白いこと
    経綸(けいりん)……国家の秩序をととのえ治めること
    出頭(しゅっとう)……他より抜きん出ること
    才媛(さいえん)……才女
    杣人(そまびと)……きこり

    ■用語集
    疎林(そりん)……立ち木のまばらな林
    傷所(きずしょ)
    凡手(ぼんしゅ)……平凡な腕前
    枯林(こりん)
    疎隔(そかく)……うとくなって、へだたりができること。
    賓師(ひんし)……客分として待遇される師
    反目(はんもく)……互いににらみ合う状態。仲が悪い事
    高家(こうけ)……格式の高い家。由緒正しい家柄。名門。
    方策(ほうさく)……はかりごと。計略。
    叫声(きょうせい)
    凄惨(せいさん)……目を背けたくなるほど、いたましいこと。ひどくむごたらしいこと。

    ■用語集
    枢機……スウキ・重要な政務
    参与……サンヨ・事務職務に参画させること
    忌諱……キイ・おそれさけること。忌み嫌うこと
    譴責……ケンセキ・しかり攻めること
    厩舎……キュウシャ・牛や馬を飼う小屋
    土庇……ドビサシ・ツチビサシ・数寄屋造りなどで、柱をたて深く張り出させた庇
    錯雑……サクザツ・まとまりがなく入り交じる。錯綜
    措辞……ソジ・詩歌や文章などの、言葉の使い方や軸の配置の仕方
    啾々……シュウシュウ・小声でしくしくと泣く様
    妻戸口……ツマドグチ・寝殿造りなどの妻戸になっている出入り口
    誹謗……ヒボウ・他人を悪く云うこと
    顚覆……テンプク・政府などを倒そうとすること
    離間……リカン・仲違いさせること
    平定……ヘイテイ・敵や賊を討ち平らげること
    狷介……ケンカイ・頑固で自分の信じることを固く守り、他人に心を開こうとしないこと
    南画……ナンガ・南宗画の略
    六曲……ロッキョク・屏風の六枚おれ
    宛然……エンゼン・そっくりそのままであること
    別懇……ベッコン・特に懇意なこと。昵懇
    発足……ハッソク・ホッソク・組織などが活動をはじめること


    ■用語集
    籠絡……ロウラク・巧みに手なずけて、自分の思い通りに操ること
    一天万乗……イッテンバンジョウ・天下を治める君主
    不易……フエキ・いつまでも変わらないこと
    恩顧……オンコ・情をかけること。よくめんどうをみること
    助勢……ジョセイ・力を添えて援助すること。加勢
    禍根……カコン・禍の元や原因
    耳底……ジテイ・耳の奥
    惘然……モウゼン・あきれて、あっけにとられたさま。ぼうぜん・
    退座……タイザ・退席
    展墓……テンボ・墓参り
    袂別……ベイベツ・袂を分かつこと
    国体……コクタイ・国のあり方。国家の根本体制
    追捕……ツイブ・ツイフク・犯罪者などを追いかけて捕らえること

    屈強……クッキョウ・きわめて都合の良いこと
    犀利……サイリ・才知が鋭く、物を見る目が正確である様
    陋劣……ロウレツ・いやしく軽蔑すべきであること。卑劣。
    心服……シンプク・心から尊敬して従うこと
    尊崇……ソンスウ・尊敬
    忿怒……フンヌ。ひどく怒ること。
    憐憫……レンビン・あわれむこと。
    欺瞞……ギマン・あざむきだますこと
    正身……ショウジン・その人自身。当人。
    山湖……サンコ
    波上……ハジョウ
    決別……ケツベツ・きっぱりと別れること
    端座……タンザ・正座
    式微……シキビ・はなはだしく衰えること
    秕政……ヒセイ・悪い政治
    燈明……ミアカシ
    鳴鉦……メイショウ。鉦を鳴らす

    #夜明けの辻 #山県大弐 #山本周五郎

    50 min
  • 『狢』 小泉八雲を朗読

    狢は、主にアナグマをさすそうで、民話にはよく登場する狐狸につぐ存在といっていいのではないでしょうか?

      まあ、八雲先生の「狢」は、のっぺらぼうの怪異譚なのですが、その正体は、狢なんでしょうか?

     短い作品なので、原文にあたられてみては?

      https://www.aozora.gr.jp/cards/000258/files/42928_15332.html

    7 min
  • 山本周五郎作 おもかげ抄 【朗読時代小説】

    定九郎を思わせるような美男。実は文武両道の達人なのだが、女房の我が儘気ままをひたすらきいて、周囲からは甘田甘次郎とあなどられている鎌田孫次郎。寺子屋の師匠とあいなったが、御意討ちの侍を見事討ったことで、孫次郎の真実が少しずつ明らかになっていく。

     旧題は愛妻武士道で、同名での映像化もされた。1937年(昭和12年)7月 『キング』掲載。戦前の作品とはおもえないほど、心温まるお話。

    ■登場人物
    鎌田孫次郎……文武両道の達人だが、長らく浪人。女房に甘次郎との噂があるが。
    椙江……孫次郎の妻。
    六兵衛……「猪之松」の隠居。孫兵衛の面倒をみる。
    吉公……問屋「猪之松」の雇人。
    犬飼研作……御意討ちに倒れた侍。
    沖田源左衛門……井上播磨守の大番頭。
    千之助……源左衛門の息子。
    小房……源左衛門の娘。
    林主殿……源左衛門の老友。

    ■用語集
    家作(かさく)……貸し屋
    客来(きゃくらい)……客が訪ねてくること
    水口(みずぐち)……台所
    慮外(りょがい)……思いがけないこと。無礼であること。
    意趣(いしゅ)……人を恨む気持ち。
    鋩子(ぼうし)……刀剣の切っ先の刃
    茅屋(ぼうおく)……茅葺きの屋根や家
    入来(にゅうらい)……じゅらい。他人が来訪すること。おいで
    笑納(しょうのう)……おくりものを笑って収めてくださいという気持ちをこめてつかう。
    唱名(しょうみょう)……仏の名を出して唱えること
    呵責(かしゃく)……責めさいなむこと。
    微衷(びちゅう)……自分のまごころをへりくだっていう。
    情誼(じょうぎ)……人と付き合う上での、人情や誠意
    卒然(そつぜん)……突然。だしぬけ。
    富岳(ふがく)……富士山
    赫々(かつかく)……勢いが盛んな様



    ■この動画の目次
    0:00 一
    5:16 二
    10:11 三
    16:06 四
    22:17 五
    27:26 六
    33:05 七


    #再録シリーズ #朗読時代小説 #山本周五郎

    40 min
  • 【朗読まとめ】山本周五郎作 夜明けの辻/前編【朗読時代小説】

    ※こちらも音声に不具合があったようなので、ひとまとめに作成しなおしました。釕さん、ご協力ありがとうございます。

    ■あらすじ

     尊王論者、山県大弐の来訪で混乱する藩政。一枚流の達者、功刀伊兵衛は、山県大弐の危険思想を見抜き、反撥するが、大弐の思想にふれるうちに、徐々に感化されていく。彼は、藩を捨てて、信念に生きる道を選ぶ。
     早すぎた幕末を、山本周五郎が描く。

    ■史実の山県大弐
    1725年(享保10年)に生まれ、 1767年9月14日(明和4年8月22日)に没した実在の人物です。
     甲斐国の人で、江戸に出てからは、医者をしながら儒学、兵学など多用な学問を教えています。代表作に「柳子新論」を著しましたが、吉田松陰に影響を与えたと言われています。尊王論者でした。
     明和三年に、謀反の疑いにより、逮捕され、翌年には、門弟とともに、処刑されてしまいました。

    ■夜明けの辻
    1940年(昭和15年)12月~翌年5月 『新国民』掲載

    ■登場人物
    功刀 伊兵衛……老職格の小幡藩士。大弐の話に共鳴するようになる。
    功刀伊右衛門……伊兵衛の父。
    喜  和  ……母。
    佐  和  ……妹。
    五郎次   ……功刀家の下僕。

    来栖 道之進……近習番。伊兵衛の友人で佐和の婚約者。
    曽  女  ……道之進の母。

    山県 大弐 ……尊王学者。小幡藩で尊王を教えを講演する。
    長谷川 東寿……大弐の門人。盲無念といわれる剣の達人。

    織田美濃守信邦……小幡藩主。
    津田 頼母 ……小幡藩の国家老。大弐を藩の賓師として迎えようとする。
    豊道 左膳 ……老職。
    笠折吉左衛門……老職。
    河村 将監 ……老職。
    紙屋十郎兵衛……部屋住みの小幡藩士。
    斎藤 孫次郎……藩士。
    小林 大助 ……藩士。

    大沢 数馬 ……江戸近習番。刺客。
    谷口 平六 ……江戸詰の藩士。刺客。
    野島 忠之丞……江戸詰の藩士。刺客。

    鳴海 大九郎……目付役。
    吉田 玄蕃 ……小幡藩江戸家老。
    松原 郡太夫……小幡藩江戸表用人。大弐の教えを反幕府として刺客を
                 派遣する。
    津田 庄造 ……小幡藩江戸表用人。
    柘植源右衛門……小幡藩年寄役。
    織田少将信栄……高家。信邦の実父。
    桃井 久馬 ……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    山口 藤吉 ……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    土井 勇次郎……江戸詰の小幡藩士。大弐を狙う刺客。
    松宮 主鈴 ……幕府役人。
    藤井 右門 ……大弐の門人。
    梅  叟  ……崇福寺の和尚。

    ■用語集
    端然(たんぜん)……姿勢などが乱れないで、キチンとしている様。
    狷介(けんかい)……頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。片意地。
    舌端(ぜったん)……弁舌
    村夫子(そんぷうし)……村の学者、田舎の先生。
    声調(せいちょう)……話したり歌ったりするときの、声の調子。
    発意(ほつい、はつい)……思いつくこと。考え出すこと。
    名利(みょうり)……名誉と利益。
    秩禄(ちつろく)……官などにより支給する俸禄
    侯伯(こうはく)……封建社会での君主
    宣下(せんげ)……天皇が宣旨を下すこと
    霏々(ひひ)……雪や雨が絶え間なく降る様
    白皙(はくせき)……皮膚の色の白いこと
    経綸(けいりん)……国家の秩序をととのえ治めること
    出頭(しゅっとう)……他より抜きん出ること
    才媛(さいえん)……才女
    杣人(そまびと)……きこり

    ■用語集
    疎林(そりん)……立ち木のまばらな林
    傷所(きずしょ)
    凡手(ぼんしゅ)……平凡な腕前
    枯林(こりん)
    疎隔(そかく)……うとくなって、へだたりができること。
    賓師(ひんし)……客分として待遇される師
    反目(はんもく)……互いににらみ合う状態。仲が悪い事
    高家(こうけ)……格式の高い家。由緒正しい家柄。名門。
    方策(ほうさく)……はかりごと。計略。
    叫声(きょうせい)
    凄惨(せいさん)……目を背けたくなるほど、いたましいこと。ひどくむごたらしいこと。

    ■用語集
    枢機……スウキ・重要な政務
    参与……サンヨ・事務職務に参画させること
    忌諱……キイ・おそれさけること。忌み嫌うこと
    譴責……ケンセキ・しかり攻めること
    厩舎……キュウシャ・牛や馬を飼う小屋
    土庇……ドビサシ・ツチビサシ・数寄屋造りなどで、柱をたて深く張り出させた庇
    錯雑……サクザツ・まとまりがなく入り交じる。錯綜
    措辞……ソジ・詩歌や文章などの、言葉の使い方や軸の配置の仕方
    啾々……シュウシュウ・小声でしくしくと泣く様
    妻戸口……ツマドグチ・寝殿造りなどの妻戸になっている出入り口
    誹謗……ヒボウ・他人を悪く云うこと
    顚覆……テンプク・政府などを倒そうとすること
    離間……リカン・仲違いさせること
    平定……ヘイテイ・敵や賊を討ち平らげること
    狷介……ケンカイ・頑固で自分の信じることを固く守り、他人に心を開こうとしないこと
    南画……ナンガ・南宗画の略
    六曲……ロッキョク・屏風の六枚おれ
    宛然……エンゼン・そっくりそのままであること
    別懇……ベッコン・特に懇意なこと。昵懇
    発足……ハッソク・ホッソク・組織などが活動をはじめること


    ■用語集
    籠絡……ロウラク・巧みに手なずけて、自分の思い通りに操ること
    一天万乗……イッテンバンジョウ・天下を治める君主
    不易……フエキ・いつまでも変わらないこと
    恩顧……オンコ・情をかけること。よくめんどうをみること
    助勢……ジョセイ・力を添えて援助すること。加勢
    禍根……カコン・禍の元や原因
    耳底……ジテイ・耳の奥
    惘然……モウゼン・あきれて、あっけにとられたさま。ぼうぜん・
    退座……タイザ・退席
    展墓……テンボ・墓参り
    袂別……ベイベツ・袂を分かつこと
    国体……コクタイ・国のあり方。国家の根本体制
    追捕……ツイブ・ツイフク・犯罪者などを追いかけて捕らえること

    屈強……クッキョウ・きわめて都合の良いこと
    犀利……サイリ・才知が鋭く、物を見る目が正確である様
    陋劣……ロウレツ・いやしく軽蔑すべきであること。卑劣。
    心服……シンプク・心から尊敬して従うこと
    尊崇……ソンスウ・尊敬
    忿怒……フンヌ。ひどく怒ること。
    憐憫……レンビン・あわれむこと。
    欺瞞……ギマン・あざむきだますこと
    正身……ショウジン・その人自身。当人。
    山湖……サンコ
    波上……ハジョウ
    決別……ケツベツ・きっぱりと別れること
    端座……タンザ・正座
    式微……シキビ・はなはだしく衰えること
    秕政……ヒセイ・悪い政治
    燈明……ミアカシ
    鳴鉦……メイショウ。鉦を鳴らす

    #夜明けの辻 #山県大弐 #山本周五郎

    49 min
  • 【怪談朗読】ろくろ首/小泉八雲著【怖い話/睡眠用/作業用/ホラー】

    ろくろ首には、首だけが異常に伸びるタイプと、胴体から離れるタイプがあるそうで、小泉八雲が採用したのは、離れるタイプ。首に梵字が一文字書かれていて、抜け首ともいうそうです。



    ■用語集
    暴戻(ぼうれい)……荒々しく道理に反する行いをする様
    勤行(ごんぎょう)……仏前のおつとめ。読経、回向などを行う。
    称名(しょうみょう)……仏を心中に念じ、その名を声に出して唱えること。
    行脚(あんぎゃ)……僧侶が諸国を歩き回ること
    施餓鬼(せがき)……餓鬼道に落ちた、無縁仏や生類のために催す読経、供養。

    #怪談朗読 #小泉八雲 #怖い話 #ホラー #作業用BGM
    -------------------------
    ■新企画「水曜の怪談朗読」
    https://www.youtube.com/watch?v=uql-JwYGRq8&list=PLbLffmEwTDprwXQJsY-4NgrXcSeZkyh-e

    ■新連載!「風雲海南記」
    https://www.youtube.com/watch?v=5uLbI_Lu0f0&list=PLbLffmEwTDpoe2l_ZvubcdGGXDw9RKxAA

    ■山本周五郎の傑作長編【虚空遍歴】
    https://www.youtube.com/watch?v=HGjbhb2x0Tw&list=PLbLffmEwTDprQM31T4NQYURYELdnXJbZb

    ■完結しました!【旗本退屈男】
    https://www.youtube.com/watch?v=v0DLSfAV9Ok&list=PLbLffmEwTDprjzY8W3ioaFm2C3fNkCcb2

    ■捕物帖の先駆【半七捕物帳】
    https://www.youtube.com/watch?v=iUobBtu-A4g&list=PLbLffmEwTDppu8wEkKJ4U1gfJyIrIuDVd

    ■山本周五郎の連作短編集【青ベか物語】
    https://www.youtube.com/watch?v=XcJNZtP_gbA&list=PLWEeNGlhMQkmG3MSOE0oA1w_6D8BVYQvt

    ■山本周五郎の最も長い小説
    https://www.youtube.com/watch?v=BzpD06qOc5M&list=PLbLffmEwTDpqUxrw0aq2KZXpGx2ysC8bX

    ■吉川英治の傑作【宮本武蔵】
    https://www.youtube.com/watch?v=6Kgo0k3pwVY&list=PLbLffmEwTDpptSATwqE3PtoxHMFPk5voQ

    ■山本周五郎の最後の長編小説【ながい坂】
    https://www.youtube.com/watch?v=aAxlB6Uv_gE&list=PLbLffmEwTDppXmvSmjRbDYTIIYx48ycYb

    25 min
  • 山本周五郎『ちいさこべ』  読み手七味春五郎  発行元丸竹書房

    ■あらすじ

     江戸大火で、両親をなくした茂次は、「大留」の再建にとりかかるが、同じく母を亡くした幼なじみのおりつが、孤児を集めたことから、大留で面倒をみることに。茂次は、棟梁として、この難局を乗り切ることができるのか?
     山本周五郎の残した人情時代劇の傑作を全文朗読!

    ■この動画の目次
    0:00 一
    9:58 二
    19:26 三
    29:11 四
    38:47 五
    48:28 六
    57:57 七
    1:07:24 八
    1:16:07 九
    1:24:54 十
    1:35:03 十一
    1:45:06 十二
    1:51:35 十三

    2 hr 4 min
  • 【銭形平次捕物控】 長編 八五郎女難/野村胡堂作 【朗読時代小説】 読み手七味春五郎  発行元丸竹書房 オーディオブック

    ■あらすじ

     銭形平次捕物控 最初の長編で、昭和二十三年、報知新聞掲載。
    短編とちがって、八五郎がちょっと有能。平次とのかけあいも楽しい作品となっております。
     金貸しで人を食い物にする新助が、崖下に投げ捨てられた無残な姿でみつかった。平次はガラッ八をつれて捜査を開始するが、八五郎は事件にかかわる女たちにせめさいなまれて……

    ■登場人物
    平次……銭形の平次。岡っ引き。銭占いと鍋銭打ちが得意技
    八五郎……ガラッ八。平次の子分。
    お静……両国の水茶屋の看板娘。
    駒吉……大入道の駒吉。野だいこといわれるやくざもどき。
    お菊……駒吉の娘。
    新助……佐渡屋支配人で、不人情のため人食鬼とおそれられる。
    四郎……十九。佐渡屋の若き当主だが、新助のため、押し込めにされている。
    お為……三十二三の年増。小唄の師匠だったが、新助のめかけに。
    元吉……湯島の岡っ引き。四十男。
    彦次郎……佐渡屋の遠縁。
    お安……佐渡屋の下女。
    嘉平……佐渡屋番頭
    長七……佐渡屋の手代
    お浪……佐渡屋長女。彦次郎と関係をもっている。
    お愛……佐渡屋の娘。十七八。



    ■用語集
    野だいこ……幇間、太鼓持ちは、芸妓をいかす座持ち芸人のことで、それにたいして、素人で太鼓持ちのまねごとをして世渡りする遊び人を野だいこといった。
    果たし眼……ハタシマナコ・果たし合いのときの目つき。殺意のある目つき
    細民……サイミン・下層階級の貧しいひとたち。
    身上……シンショウ・身代、財産
    公事……クジ・訴訟
    下っ引き……正業を営みながら、情報の収集の協力をする人
    便覧……ハンドブック
    七つ半……五時前
    てかけ……妾。関西方面の言い方の模様。
    弁口……ベンコウ・口の利き方。口先のうまいこと
    庇間……ヒアワイ・建て込んだ家の間の、庇と庇が接する狭いところ
    お能の橋がかり……鏡の間(舞台袖)と本舞台とをつなぐ通路
    ローズ物……ろうず物。傷や汚れで売り物にならないわけありの商品をさす。明治ころの言い方。
    因業……インゴウ・因と業。頑固で思いやりのないこと
    五つ……八時
    海老錠……えびのように半円形に曲がった鍵
    おくびょう窓……商店の店先の戸につくった小窓。閉店後に用いられた。
    輪鍵……和状のかけがね。わかけがね
    放縦……きまま、わがまま
    豊艶……ホウエン・ふくよかで美しいこと
    六つ……六時
    五つ半……九時
    四つ……十時
    四つ半……十一時
    口説……クゼツ・おしゃべり。弁舌。またはいさかい。

    白丁……白鳥徳利。白い素焼きの一升徳利 銅壺……ドウコ・湯沸かし器 煎じ殻……江戸期の煎じ薬は、土鍋で煮詰めて、煮出した薬を服用した。煎じたあとの薬のカス。 十七八貫……六十五キロほど 韮山……伊豆、駿河、相模、武蔵国の幕府直轄地を納める代官。 土蔵相模……品川遊郭の相模屋。土蔵のようなナマコ壁であったため 六十六部……全国六十六カ所の霊場に、法華経をおさめる巡礼者 歌沢……三味線を伴奏にして歌う短めの歌 海鼠……精錬した金属を鋳型にながしたもの 二百五六十貫……一トン弱 総仕舞い……遊郭などを貸し切ること。 南鐐……南陵二朱銀、五百文に相当 湯灌……遺体を沐浴させて洗い清める儀式のこと 松井源水……江戸期から昭和の浅草の大道芸人。居合抜きなどで人寄せをして、歯薬などを売った。刀が通常より長いものを使った。

    2 hr 43 min

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