ドイツベルリンのGrunewaldの森。2月の朝、湖のほとりで鳥に囲まれながら喋る、湖では裸のおばさんが鳴く、丘に登り叫ぶ。
Grunewald (グルーネヴァルド) はベルリンの街中から30分ほどで行ける森。
夏の時期は森歩きや湖で泳ぐためにたくさんの人が来ますが、冬の時期は地元の人が散歩に来るくらいでとても静か。
葉も花もなく一見簡素な森も、柔らかい地面の上を歩くと土の下ではたくさんの命が今芽吹かんとし、冬の終わりに向け目を覚まそうとしていることに気がつく。
冬の寒さに備え葉を落とした木々たちが、幹に蓄えた葉緑体の栄養分を消費して枝に芽をつける。
新芽の葉は柔らかく黄緑で、若さと力強さを感じる。
それにしても、鳥というのはあんなに小さい体をしながらも、あれだけの声量で鳴き続けることができるというのはなんとも不思議だ、楽器みたい。
そもそも羽根で自分の体を飛ばせるなんて不思議な造りだ、おもちゃみたい。
鳥たちも人間のことを不思議がったりするのだろうか。