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プロのフルーティストとピアニストが好きな曲を好きに演奏して好きに喋り倒すチャンネル。毎週水曜深夜か、木曜のゆるふわ更新。クラシックはもちろん、あらゆる音楽を端から端まで食い尽くしていきましょう!演奏曲のリクエストはTwitterにて、#yymcl または #YYMCL をつけて呟いてね。人類皆音楽雑食!■フルート 竹森ゆきえ桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科を経て渡仏し、フランス... more
FAQs about YYMusicChannel:How many episodes does YYMusicChannel have?The podcast currently has 103 episodes available.
September 15, 2021#23 月の夜はスピリチュアルwith a Full Moon■ 滝廉太郎: 荒城の月/ ジェフィ: ディアムーン/ ヘンリー・マンシーニ: ムーンリバー -- Rentorou Taki: Moon over the Ruined Castle/ Jehwi: Dear Moon/ Henry Mancini: Moon Riverこういうチャンネルを配信していると、曲名の言語をどうするか、作曲者をフルネームで書くべきか、作詞者は必要なのか、いやそもそも作詞者誰なんだ、など迷いが耐えず、ブレブレしながら現在に至るわけですが、アレンジャー(編曲者)の名前を表記するべきかどうかも当初かなり悩みました。フルートとピアノの編成でやっていくということは、編曲ものは避けて通れない…もとい、編曲ものの山を散策しているようなことですから。しかし私たち、アレンジされた楽譜をそのまま演奏すること自体が稀です。なんやかんや、用途に合わせて音を足したり抜いたりパートを入れ替えたり構成をいじったり、都度話し合って変更してしまうことがとても多いのです。特にポップスはガンガン音を足していく。(あと普通に間違えて譜面通りになってない時がある…)となると、アレンジャーさんの意図通りに演奏できているかかなり怪しいとも言えるわけですね。お名前を載せたとして、何かの拍子でそれを知って演奏を聴いた時、その方にとって不本意な結果になっている可能性がないとは言い切れません。というわけで、このチャンネルにおいては今の所、アレンジャーの名前は表記しない、という方針でやっております。とは言っても、曲をゼロからコピーすることが増えてくると、アレンジャーさんというのはすごいお仕事だなぁ…とつくづく実感します。自分たちでアレンジしたものは本当に演奏しづらい。事故が起こりづらい譜面に仕上げる技術には頭が下がります。というわけでちょっと変な話ですが、アレンジにアレンジを加えてしまっていても、数々のアレンジャーさんにいつも感謝しております。...more36minPlay
August 31, 2021#22 燃えるリズムPiazzolla Night■ ピアソラ: タンゴの歴史 ナイトクラブ 1960 /現代のコンサート-- Piazzolla: HISTOIRE DU TANGO Nightclub 1960/ Concert d'aujourd'hui行ったことのない国の知らない時代の曲ですが、1900年代後半というと微妙にもう生きていた頃なので、なんとなーく肌感がわかるような。具体的なタイトルから、限定されたシチュエーションにダイブしたような、ちょっと経験したことのような。ちょっと懐かしいような。そんな気分がいつも少し漂っていました。現代音楽というにはクラシカル、クラシカルというにはセンセーショナル…なピアソラの音楽の楽譜は、場末の喧騒やセピアな夜に連れて行ってくれる、どこでもドアみたいなものでした。皆も一緒に連れていきたいです。早くコンサートで!...more45minPlay
August 24, 2021#21 来たぜ!ピアソラ!Piazzolla Night■ ピアソラ: タンゴの歴史 ボルデル-1900 /カフェ 1930 -- Piazzolla: HISTOIRE DU TANGO Bordel-1900/ Cafe 1930発展の理由の一つとして貴族の権力誇示が挙げられることから、クラシック音楽には舞踏由来の音楽が数多あります。ワルツ、メヌエット、ガヴォット、ブーレ、etc..時代を経ていくにつれ、それらは踊るためのものではなく、音楽の中で様式として機能するものになっていきました。踊りの名前がついているからといって必ずしもかつてそのリズムで人が踊っていたかというとそれも定かでなく、例えばタランテラは舞踏病がモデルだとも言われていますし、マズルカはいくつかの踊りの特徴を組み合わせた音楽と言われています。そんな流れを考慮すると、タンゴというダンスがこうして音楽作品として結実していったのも自然なことかもしれません。実際ピアソラがガッツリ革命を起こす数十年前から、「座って聴く」タンゴの流れはあったそうです。発祥自体はキューバといわれていますが(元々はハバネラとフラメンコ)、ブエノスアイレスでタンゴとしての局地的な発展を遂げたことから、現地の人々のアイデンティティに深く関わるダンスであったためにピアソラへのバッシングが激しくなってしまったのでしょう。(たぶんね!)踊れない踊れないと言われていても、やはり血肉沸き踊るような興奮を孕んだ音楽であることは間違いありません。私たちはタンゴを踊れないし、きっと皆さんもそうだと思いますが、ピアソラの音楽を聴くと、自然とそのリズムに体が反応しちゃいますよね!…しちゃ………いました、よね?しちゃってて…ね??...more40minPlay
August 18, 2021#20 観てない映画の鮮烈な歌STUDIO GHIBLI Special ■ 谷山浩子(詞: 宮崎吾郎 ): テルーの唄(ゲド戦記)/ 細野晴臣(詞: 松本隆): 風の谷のナウシカ/ 木村弓(詞: 谷川俊太郎): 世界の約束(ハウルの動く城)ジブリといえば久石譲さん!!というイメージがありますが、実は他の名だたる方々も数々名曲を提供していますし、ジブリと関わった作品を機に世に出た方もいらっしゃいます。なるほどさすがジブリが(あるいは宮崎駿監督が)抜擢しただけあり、色褪せぬ価値がはっきりと感じられる…とスタジオジブリの層の厚さに唸ってしまっていますね。夏休みならジブリ、といういつから思い込んでいたのか定かでないイメージから安易に始めたシリーズも一旦これでお終いです。しかし夏はまだまだ続くようです。爽やかに乗り切っていこうぜ!...more43minPlay
August 11, 2021#19 喜んであげて、ニシンのパイSTUDIO GHIBLI Special ■ 久石譲 : 海の見える街/ 晴れた日に(魔女の宅急便)/ 風の通り道(となりのトトロ)映画に出てくる人物のことまで心配していたら心配事が増えてばっかりで仕方ありません。あの人のこともこの子のことも心配になったり、励ましたくなったり、一緒にいたくなるような気持ちにさせられてしまうのが「魔女の宅急便」と、「となりのトトロ」ですよね。架空のものを描きつつも誰の日常にも過ぎていく時間を丁寧に示されると、何か大切なことを思い出すような感じがします。…するんですけど、何かって何だろう?...more39minPlay
August 03, 2021#18 カオナシ、かわゆしSTUDIO GHIBLI Special ■ 千と千尋の神隠し より 木村弓: いつも何度でも/ 久石譲: あの日の川/ ふたたび千と千尋の神隠しが公開されたのは、なんとピッタリ20年前です。今観ても新鮮な世界にも、時の豪流にもただただ驚くばかりでもう開いた口が塞がりません。大人になると、若い頃に比べて映画にもそうそう時間を割けなくなってきます。だから子どものうちに選り好みせずたくさんのものを観ておくといいんですよね。千と千尋の神隠しは20年前から自分の子どもに観せたい映画リストのランキング上位にずっと据わっています。...more37minPlay
July 28, 2021#17 黄泉の国でちょっと涼もうToday's List■ ビゼー:「アルルの女」第2組曲より メヌエット/ グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より 精霊の踊り-- Bizet: Menuet(L'Arlesienne Suite No.2)/ Gluck: Ballet des champs-elysees (Orphee et Eurydice)クラシック音楽の時代は概ねまだ写真がない頃なので、絵画は楽曲の理解の大いなるヒントとして機能します。南仏アルルに移住したゴッホの代表作の中に、「夜のカフェテラス」と「アルルの跳ね橋」があります。どちらもアルルを描いたものだと言われています。これらを見るとアルルとはどんな町だったのか、手にとるように、ぬるく乾いた風の匂いまで嗅ぎ取れてしまいそうなほどに、わかってしまいます。「夜のカフェテラス」は当然夜の、しかも町の一角をそっと映し取っただけの風景ですが、そこから昼間の様子を想像するのも容易く、ああ、こんなところでロマンスが生まれたらそりゃあふわふわするなあ、一方で「アルルの跳ね橋」はなんとも長閑で100年前も100年後も今と同じ風景が存在すると信じてしまうような場所で、ああ、こんなところに居たら一目惚れした女と一生一緒にいられるような気がしてしまうんだろうなあ、なんて憧憬したりします。さて、生きても死んでもロマンス。オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の中で、「精霊の踊り」はオーケストラをバックに従えて、フルートソロの一曲です。そんなわけで、この曲のみがフルートで演奏される機会が多く、有名度が高いということになったのでしょう。涼んでいるうちに胸が張り裂けそうなメロディーに引き込まれていく構成は、この世からあの世へのワープ感と繋がっているような気がしなくもありません。しかし神話ってやつぁ、どれもこれもしょーもな…ごにょごにょ。結局、素晴らしい芸術の源になっているわけだから、敬っていきましょう。...more40minPlay
July 20, 2021#16 ペルソナは一人一つでいいらしいSummer Songs■ 作者不詳: 茶摘み 中田喜直(作詞:江間章子): 夏の思い出 成田為三(作詞: 林古渓): 浜辺の歌私たちは何の話をしているんでしょう…直近3回、真面目な回が続いたので、今回ダラダラ喋ろーっと始めたら予想外のゴールになりました。すぐふざけちゃう二人なので、真面目なトーンは長続きしない!正直息切れしてました!フゥ〜!!それなのに根が真面目だから、人間関係への考察が止まらないんでしょうねぇ…...more39minPlay
July 13, 2021#15 愛も苦しみも海へ沈めるToday's List■ シューマン: 詩人の恋 op.48 - 12.輝く夏の朝に 13.夢にて泣きぬ 14.夜毎の夢に汝をみる 15.昔の童話の招くは 16.昔の、悪しき歌 -- Schumann: DICHTERLIBE. op.48 - 12.Am leuchtenden Sommermorgen 13.Ich hab im Traum geweinet 14.Allnachtlich im Traume seh ich dich 15.Aus alten Marchen winkt es 16.Die alten,bosen Lider息が止まりそうな程の恋の歌々が終わりました。最後の曲の録音停止ボタンを押した後、二人して深々としたため息を吐き出しました。何もかも棺に詰めて海に沈めて…その後の放心までが音なき音で伝わってくるような終わりでした。ともあれ詩人は死なない。平たく言ってしまえばこういうものもいわゆるラブソングなのでしょうけれど、ロマン派当時の空気感を持って芸術に昇華された愛は、それ自体によってようやく自分の存在が明らかになるかのようで、どうにも深刻なものです。現代人の私たちはその重さをずっしりと抱えてちょっと途方に暮れながら、しかしやはり憧れと想いを馳せて、歌っていくのでしょう。...more50minPlay
July 06, 2021#14 情緒は乱気流に巻き込まれToday's List■ シューマン: 詩人の恋 op.48 - 8.花もし知らば 9.そはフリュートとヴァイオリン 10.歌の響くを聞けば 11.若者は乙女を愛し -- Schumann: DICHTERLIBE. op.48 - 8.Und wußtens die Blumen 9.Das ist ein Floten klingen 10.Hor ich das Liedchen klingen 11.Ein Jungling liebt ein Madchen空気中をたゆたうような歌が続きながらも物語の終わりへ向かう歩みを感じる中盤戦です。たとえ胸が張り裂けようとも、悲しみに打ちひしがれようとも、葉脈さながら隅々にまで行き届いているこの瑞々しさは何でしょう。1曲目を思い起こしてみれば、恋は五月に生まれたんでしたね。五月、この瑞々しさ、眩しい痛み、誰にも知られない別れの涙、この感じ何だっけなあ知ってるなあ、と記憶を漁ってみたら、寺山修司の「われに五月を」という作品集に突き当たりました。この中で、彼は「二十歳 僕は五月に誕生した」と綴っています。どうやら五月というのは特別な、誕生の季節らしい。つぼみがひらき小鳥が鳴く、青春が去るまでの短い時間、新緑とともに詩人の恋も誕生したのでしょう。もしかしたらそれはほとんど自我のように。...more38minPlay
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