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自然洞窟に人骨26体

2022年2月8日(火)放送分
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
今帰仁村の自然洞窟から11世紀末から
15世紀ごろのグスク時代のものとみられる
人骨26体が見つかっていたことが
分かりました。
見つかったのは男性16体、女性9体、
子ども1体の合わせて26体で、
源為朝が上陸したという伝説があり、
交易の拠点だった運天港から内陸に入った
畑地のわきの自然洞窟で2014年に
見つかりました。
全体的に大柄で、これまで県内で発見された
どの時代の人骨とも特徴が異なるということです。
男性の平均身長は161センチで、
先史時代や近世の平均155センチより大きく、
上半身、下半身ともがっちりしていました。
戦没者の遺骨として
戦没者遺骨収集情報センターに送られましたが、
放射性炭素年代測定で
最近の骨ではないことが判明し、
13世紀後半から14世紀前半の
中国の青磁や白磁が完全形で副葬されているのが
発見されたことから、
グスク時代の人骨と推定されています。
三山のグスクを拠点に按司が各地を
支配していた時代の墓や人骨は
ほとんど発見されておらず、
今帰仁村教育委員会は
「交易による人の移動や当時の人たちの
人物像、埋葬方法などを解明する
手がかりになる可能性がある」
としています。
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By ラジオ沖縄
自然洞窟に人骨26体

2022年2月8日(火)放送分
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
今帰仁村の自然洞窟から11世紀末から
15世紀ごろのグスク時代のものとみられる
人骨26体が見つかっていたことが
分かりました。
見つかったのは男性16体、女性9体、
子ども1体の合わせて26体で、
源為朝が上陸したという伝説があり、
交易の拠点だった運天港から内陸に入った
畑地のわきの自然洞窟で2014年に
見つかりました。
全体的に大柄で、これまで県内で発見された
どの時代の人骨とも特徴が異なるということです。
男性の平均身長は161センチで、
先史時代や近世の平均155センチより大きく、
上半身、下半身ともがっちりしていました。
戦没者の遺骨として
戦没者遺骨収集情報センターに送られましたが、
放射性炭素年代測定で
最近の骨ではないことが判明し、
13世紀後半から14世紀前半の
中国の青磁や白磁が完全形で副葬されているのが
発見されたことから、
グスク時代の人骨と推定されています。
三山のグスクを拠点に按司が各地を
支配していた時代の墓や人骨は
ほとんど発見されておらず、
今帰仁村教育委員会は
「交易による人の移動や当時の人たちの
人物像、埋葬方法などを解明する
手がかりになる可能性がある」
としています。
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