「自分の母親は、生みの親ではないかもしれない。父親も血がつながっていないようだ―」 67歳の男性は1997年、アイデンティティーが揺らぐ出来事に見舞われました。きっかけは入院した母の血液検査。その時母親はＢ型と知りました。一方、父はＯ型。男性はＡ型で、両親からは生まれることがないはずの組み合わせでした。その７年後、家族で受けたＤＮＡ型鑑定の結果が、疑念を確信に変えました。「あなたの体にはお父さん、お母さんの血は一滴も流れていない」。自分はどこから来たのか。男性の苦悩は現在も続いています。取材した記者が解説します。

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両親は実の親じゃなかった。６７年前に産院で取り違えられた男性。「出自を知りたい」
https://news.jp/i/1327810180234183671

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