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片付けができるから心も整理できる…
==================
三上:はい。皆さんこんにちは。こころメンテナンス本日もアシスタント三上恵と氣功ヒーラーの
吉村:吉村竜児です。
三上:はい。吉村さん本日もよろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:はい。さあ、そろそろ今年も1ヶ月ちょっとということで、年末大掃除とかね、まだ先ですけど進めていくと思うんですが。
吉村:うん。
三上:基本、私、片付けが少し苦手なんですよ。もちろん、綺麗な方が良いんですけど、苦手な方で。
吉村:うん。
三上:なので、片付けると気持ちも整理整頓できて、仕事もスムーズにいくよ、ってそれもそういう人もいると思うんですけど、うーん・・ていうので。吉村さん、どうなんですかね、と思って。
吉村:なるほどですね。
三上:はい。
吉村:はい。僕自身も片付けはすごく苦手なんで、家の中とか机周りとか、すぐごちゃごちゃになってしまいやすいんですね。
三上:うん。
吉村:だから多分、僕、今の奥さんと一緒に暮らしてなかったら、家の中も本当に結構大変なことになってたんじゃないかなと思うんですけど。うちの奥さんがそこまですごい整理整頓が得意ですってわけでもないけど、ひとまず最低限の片付けというか整理整頓はする方なんですね。
三上:うん。
吉村:なので、僕の場合は、物を使ったものとかを結構出しっぱなしにしちゃうみたいなことが多いんですよ。
三上:見えないところにしまっちゃうと?どういうこと?見えないとこにしまっちゃうと?
吉村:うん。例えば、道具を押入れの中とかにしまっちゃうと、それを持ってるということ自体を忘れちゃうんで、そうすると、これ必要だなって言ってまた買っちゃったりするんですよ。
三上:あるある私もすごく。いや、今気づいた。そうそう、三つ同じの持ってたりします。
吉村:そうそうそう。だから、そうすると結局、見えるところにとか、ちょっと掘り返したらすぐ出てくる所、手が届く場所に置いておかないと、繰り返し使うようなものっていうのは本当に「あれ、どこ行っちゃったんだろう」とか、あるいはそもそも持ってることを忘れてまた買っちゃう、みたいなことになりやすいんで。
三上:良かった、同じ人がいた。
吉村:僕、うちの娘たちも発達障害があるんで、結構そういう、発達障害を持っている人のライフハックだったり解説の動画とかをちょくちょく見たりするんですよね、動画とか記事とかを。そうすると、結構そういう話があるんで、「僕だけ、うちだけじゃないんだ」みたいな安心感があるっていうのもありますし。
三上:安心しました、うん。
吉村:はいはい。だから、例えば、もう本当掃除とか苦手だから僕、言われないとほぼやらないんですけど。うちの奥さんが年末が近づいてくると、「とりあえず年明けるまでに絶対ここは綺麗にしてください」とかってちょっと強い圧で言ってくるんで。僕は面倒くさいなと思いながらも、まあ結局綺麗になったらなったで、スッキリして気分が良くなるっていうのは、毎年、一応その経験はしてるから、そういうもんだって頭ではわかってるんです。
三上:うん。わかります。私も同じく腰が重いというか。
吉村:そうそう。だから、そこに関しては、僕、自分は苦手だけど、そういうふうに言ってくれる人が近くにいて良かったな、みたいな感じで受け取ってるんですね。
三上:いいですね。
吉村:だから多分、三上さんが、例えばあっちこっちで言われている「整理整頓ができない人は頭の中の整理整頓もできない」とかっていう言い分に対して違和感を感じるのは、実はこれって結構巧妙な意識のトリックが含まれていてですね。
三上:ちょっと待ってください、もう1回言ってください。
吉村:整理整頓をすると、
三上:はい。
吉村:頭の中もスッキリして気持ちいいですよっていうのと、
三上:うん。
吉村:整理整頓ができない人は頭の中も整理ができてないんですっていうのは、
三上:うん。
吉村:同じことを言ってるように聞こえるけど、実は違うんですね。
三上:違いますね。
吉村:うん、そうそう。だから、物事のどっちの面にフォーカスして話してるかっていうのは違うじゃないですか。
三上:確かに。はい。
吉村:だから、整理整頓をするとスッキリしますよ、っていうのは、その整理整頓してよかったねっていう方のポジティブな側面に意識が向いて、そこについて語ってるわけですよね。
三上:はい。だけど明るい感じがしますね。聞いている方は。
吉村:うん。でも、整理整頓ができない、できてない人は頭の中も整理整頓ができてないんですっていうのは、結局、ネガティブな方にフォーカスしてるんですよね。
三上:うん。ちょっと嫌な気持ちになります。うん。
吉村:ね。うん、そうそう。だから、実はどっち側に意識がフォーカスしてるのかっていうので、エネルギーの状態が変わるんで。ネガティブな方に意識を向けると、そのネガティブなエネルギーが増えちゃうから、結果、より気持ちも落ち込んでくし、ネガティブなエネルギーがネガティブな引き寄せを呼び込んじゃうわけですよね。
三上:なってますね。うん。
吉村:これって実は、何かと比べたときにわかることなんですよ。
三上:確かに。
吉村:対比して比較する対象がないとわからないことなんですよね。
三上:うん。
吉村:でも、身長180センチの人と身長210センチの人を並べたら、210センチの人は背が高い人で、180センチの人は背が低い人になるし。身長130センチの子供と150センチの一般的には平均よりも背が低いと言われるような大人が並んだとしても、130センチの人よりは150センチの人の方が背が高いわけですよね。
三上:うん。そうですね。
吉村:はい。 だから何か比べる対象があって初めてわかることだから。
三上:確かにそうじゃないとね。基準というか。うん。
吉村:そうそう。だから、そういうのがあるから、ついつい「こっちでこうなったら、その反対はこうなるだろう」みたいな感じで、「高いの反対だから低いだろう」みたいな感じで、全部対にしてワンセットで考えがちなんですけど。
三上:対じゃないですね。
吉村:はい。尚且つ、部屋がスッキリしたら気持ちがスッキリしましたっていうのがあったとしても、部屋が整理整頓されてなかったら頭の中も整理整頓されてないんですっていうところには、あまり根拠というか論理的な繋がりが実はないんですよね。
三上:ないですね。
吉村:だって、部屋を掃除したらスッキリしたっていうのは多分、スッキリした部屋を見て「気持ちいいな」っていってスッキリしてるわけじゃないですか。その人が頭の中が整理されてなくて、すごく混乱して悩みの状態の中で、「どうしたらいいのかよくわからない、うーん」というふうになってる、整理ができてませんって、頭の中が整理できてない状態だったとしますよね。
三上:はい。
吉村:頭の中の整理ができてない状態って、そのことについてぐるぐる考えてるかもしれないから、スッキリしてるかしてないかっていうところで言えば、気持ちはそんなにスッキリしてない可能性はあるけど。でも、それって多分、色々悩みの状態があったりとか、答えが出てないような問題がある状態でも、気分転換してそのことを考えてないときは、気持ち的にスッキリさせることは可能なんですよね。
三上:うん。
吉村:ちょっと悩みごとがあるときにお笑いライブを見たら、すごい楽しい時間が過ごせました、みたいなね。
三上:うん、うん。
吉村:だけど、悩んでることに関してはまだ答えは出てません。答えは出てないけど、楽しかったからとりあえず今はいいや、みたいな感じになりますよね。
三上:なりますね。うん。
吉村:うん。だから多分悩んでますみたいな感じで答えが出てませんっていうときに、例えば部屋の掃除をしたら、部屋がスッキリしたんで気持ちがスッキリしましたってなったら、「部屋の掃除をしたらスッキリしましたね」っていうのは事実だと思うんですけど。
三上:うん。うん。
吉村:でも、例えば、悩んでいる内容が、例えば「今、結婚生活がどうもうまくいってない気がするんで離婚した方がいいのか、それとも今の人ともう少し話し合って関係性を改善していくことを考えた方がいいのか。離婚するとしたら仕事はどうしたらいいのか」とかって考えてるときに、部屋の掃除をしてちょっと気分がスッキリしたとしても、結婚生活どうしようかって問題は別に解決してないわけですよ。
三上:そうですね。してない。うん。
吉村:そう。だから、部屋の掃除をしたら、頭の中まで完全に整理整頓ができましたっていうのが本当だとしたら、そこまで整理できてなきゃおかしいじゃないですか。
三上:うん。
吉村:うん。でも、実際はそうじゃないですよね。気持ちがスッキリしたっていうだけで、別に問題が全部解決したわけじゃないじゃないですか。
三上:ちょっと解決してないです。今の話を聞くと、うん。
吉村:そうですよね。うん。だから、別に部屋の掃除をしようがしまいが、今の頭を悩ませている事柄が片付くかどうかっていうのは、また別の話だと思うんだよね。
三上:そうですね。これを聞くとますますそう感じます。
吉村:ね、はいはい。なので、そこって、多分色んなことをごっちゃにしやすいんですよ、人はね。
三上:うん。そうですね。
吉村:ね。だから、例えば雨が降っているときに傘をささなかったら、ずぶ濡れになりますよね。
三上:はい。
吉村:ってことは、ずぶ濡れの人がいたら絶対に雨が降っているかって言ったら、そんなことないじゃないですか。
三上:そんなことないです。
吉村:うん。たまたま、誰かが水をこぼして、それがざばってかかっちゃったかもしれないし。
三上:うん。
吉村:めちゃめちゃ汗をかいて、ずぶ濡れになっちゃってるのかもしれないし。
三上:うん。
吉村:ね。だから、そこをごっちゃにすると、濡れてる人がいるから絶対に雨が降ってるんですって言ってるような話になってきちゃうんですよ。
三上:うん。
吉村:ここは結構、色んな健康法みたいなものとか健康食品だったり、あと自己啓発でもよく使われている、意識的にされてるのか、言ってる側も無意識で言っているのかわからないんですけど、「ああすればこうなるよ」っていう話の結構大きなところでは、実は本当は必ずしもこうしたらこうなるとは言えないような事柄でも、例えば、雨の日に傘をさしてなくてずぶ濡れになってる人を見かけましたっていう事実から、「ずぶ濡れの人がいる日は必ず雨が降ってるんです」って言っちゃってるようなことが、実は結構多いんじゃないかなと思ってて。
三上:なるほど、わかりやすいです。うんうんうん。
吉村:うん、はいはい。なので、確かに「整理整頓したらスッキリする」というのは僕も経験済みで、ほぼほぼ間違いないと思うし、それもわかってるから、ちょっと面倒くさいなと思いながらも、年に1回は奥さんに言われて、しぶしぶ掃除をするみたいなこともやってるんですけど。
三上:確かに私もそう思う。うん。
吉村:はい。結構ね、僕もね、例えばクリアリングっていう手法を開発して、心の問題をクリアリングすることで、心の中の余計なものを掃除すると気持ちもスッキリするし、人生のクオリティも上がりますよっていうことを提唱してるわけですけど。それも結局、本当に気をつけて発言しないと、クリアリングさえすれば、人生全てがうまくいくんです、みたいな受け取り方をされてしまったり、あるいは僕が無意識にそう受け取られてしまうような言い方をしてしまってないかとかね。ってことは、結構気をつけたりしてるんですよ。
三上:うん。
吉村:そういうのって、僕自身も、色んなものを学んで研究してくる過程では、例えば色んなヒーリングのワークショップとかにお金を払って、なん種類もいろんなものに参加したりする中では、払ったお金の割に「これ、本当にそこまでの価値があったかな」みたいなものもいっぱい経験しているんですよね。
三上:ありがとうございます。 今日のテーマというか、「片付けると心がスッキリする理由って何ですか、どう思いますか」という話から、色々話も膨らんできましたけども。
吉村:そうですね。
三上:一理あるけど、あなたはどう感じるのかというか、見極め方というか。みんな違うよっていう。
吉村:そうですね。だから、本当はAだからBって言ったときに、BだからAっていうのは成立するかどうかっていうのは、実は結構、よく考えると違うかもしれないっていうことが結構あるんで。
三上:はい。
吉村:せっかく年末で大掃除とか、イベント的なものもあるので、そういうのをうまく活用しつつ。とはいえ、安易なネガティブ訴求みたいなものに乗っからない、リテラシーも育てていけると良いんじゃないかなって感じですかね。
三上:はい。ありがとうございました。はい、わかりやすかったです。
吉村:ありがとうございました。
By 氣功ヒーラー 吉村竜児5
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片付けができるから心も整理できる…
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三上:はい。皆さんこんにちは。こころメンテナンス本日もアシスタント三上恵と氣功ヒーラーの
吉村:吉村竜児です。
三上:はい。吉村さん本日もよろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:はい。さあ、そろそろ今年も1ヶ月ちょっとということで、年末大掃除とかね、まだ先ですけど進めていくと思うんですが。
吉村:うん。
三上:基本、私、片付けが少し苦手なんですよ。もちろん、綺麗な方が良いんですけど、苦手な方で。
吉村:うん。
三上:なので、片付けると気持ちも整理整頓できて、仕事もスムーズにいくよ、ってそれもそういう人もいると思うんですけど、うーん・・ていうので。吉村さん、どうなんですかね、と思って。
吉村:なるほどですね。
三上:はい。
吉村:はい。僕自身も片付けはすごく苦手なんで、家の中とか机周りとか、すぐごちゃごちゃになってしまいやすいんですね。
三上:うん。
吉村:だから多分、僕、今の奥さんと一緒に暮らしてなかったら、家の中も本当に結構大変なことになってたんじゃないかなと思うんですけど。うちの奥さんがそこまですごい整理整頓が得意ですってわけでもないけど、ひとまず最低限の片付けというか整理整頓はする方なんですね。
三上:うん。
吉村:なので、僕の場合は、物を使ったものとかを結構出しっぱなしにしちゃうみたいなことが多いんですよ。
三上:見えないところにしまっちゃうと?どういうこと?見えないとこにしまっちゃうと?
吉村:うん。例えば、道具を押入れの中とかにしまっちゃうと、それを持ってるということ自体を忘れちゃうんで、そうすると、これ必要だなって言ってまた買っちゃったりするんですよ。
三上:あるある私もすごく。いや、今気づいた。そうそう、三つ同じの持ってたりします。
吉村:そうそうそう。だから、そうすると結局、見えるところにとか、ちょっと掘り返したらすぐ出てくる所、手が届く場所に置いておかないと、繰り返し使うようなものっていうのは本当に「あれ、どこ行っちゃったんだろう」とか、あるいはそもそも持ってることを忘れてまた買っちゃう、みたいなことになりやすいんで。
三上:良かった、同じ人がいた。
吉村:僕、うちの娘たちも発達障害があるんで、結構そういう、発達障害を持っている人のライフハックだったり解説の動画とかをちょくちょく見たりするんですよね、動画とか記事とかを。そうすると、結構そういう話があるんで、「僕だけ、うちだけじゃないんだ」みたいな安心感があるっていうのもありますし。
三上:安心しました、うん。
吉村:はいはい。だから、例えば、もう本当掃除とか苦手だから僕、言われないとほぼやらないんですけど。うちの奥さんが年末が近づいてくると、「とりあえず年明けるまでに絶対ここは綺麗にしてください」とかってちょっと強い圧で言ってくるんで。僕は面倒くさいなと思いながらも、まあ結局綺麗になったらなったで、スッキリして気分が良くなるっていうのは、毎年、一応その経験はしてるから、そういうもんだって頭ではわかってるんです。
三上:うん。わかります。私も同じく腰が重いというか。
吉村:そうそう。だから、そこに関しては、僕、自分は苦手だけど、そういうふうに言ってくれる人が近くにいて良かったな、みたいな感じで受け取ってるんですね。
三上:いいですね。
吉村:だから多分、三上さんが、例えばあっちこっちで言われている「整理整頓ができない人は頭の中の整理整頓もできない」とかっていう言い分に対して違和感を感じるのは、実はこれって結構巧妙な意識のトリックが含まれていてですね。
三上:ちょっと待ってください、もう1回言ってください。
吉村:整理整頓をすると、
三上:はい。
吉村:頭の中もスッキリして気持ちいいですよっていうのと、
三上:うん。
吉村:整理整頓ができない人は頭の中も整理ができてないんですっていうのは、
三上:うん。
吉村:同じことを言ってるように聞こえるけど、実は違うんですね。
三上:違いますね。
吉村:うん、そうそう。だから、物事のどっちの面にフォーカスして話してるかっていうのは違うじゃないですか。
三上:確かに。はい。
吉村:だから、整理整頓をするとスッキリしますよ、っていうのは、その整理整頓してよかったねっていう方のポジティブな側面に意識が向いて、そこについて語ってるわけですよね。
三上:はい。だけど明るい感じがしますね。聞いている方は。
吉村:うん。でも、整理整頓ができない、できてない人は頭の中も整理整頓ができてないんですっていうのは、結局、ネガティブな方にフォーカスしてるんですよね。
三上:うん。ちょっと嫌な気持ちになります。うん。
吉村:ね。うん、そうそう。だから、実はどっち側に意識がフォーカスしてるのかっていうので、エネルギーの状態が変わるんで。ネガティブな方に意識を向けると、そのネガティブなエネルギーが増えちゃうから、結果、より気持ちも落ち込んでくし、ネガティブなエネルギーがネガティブな引き寄せを呼び込んじゃうわけですよね。
三上:なってますね。うん。
吉村:これって実は、何かと比べたときにわかることなんですよ。
三上:確かに。
吉村:対比して比較する対象がないとわからないことなんですよね。
三上:うん。
吉村:でも、身長180センチの人と身長210センチの人を並べたら、210センチの人は背が高い人で、180センチの人は背が低い人になるし。身長130センチの子供と150センチの一般的には平均よりも背が低いと言われるような大人が並んだとしても、130センチの人よりは150センチの人の方が背が高いわけですよね。
三上:うん。そうですね。
吉村:はい。 だから何か比べる対象があって初めてわかることだから。
三上:確かにそうじゃないとね。基準というか。うん。
吉村:そうそう。だから、そういうのがあるから、ついつい「こっちでこうなったら、その反対はこうなるだろう」みたいな感じで、「高いの反対だから低いだろう」みたいな感じで、全部対にしてワンセットで考えがちなんですけど。
三上:対じゃないですね。
吉村:はい。尚且つ、部屋がスッキリしたら気持ちがスッキリしましたっていうのがあったとしても、部屋が整理整頓されてなかったら頭の中も整理整頓されてないんですっていうところには、あまり根拠というか論理的な繋がりが実はないんですよね。
三上:ないですね。
吉村:だって、部屋を掃除したらスッキリしたっていうのは多分、スッキリした部屋を見て「気持ちいいな」っていってスッキリしてるわけじゃないですか。その人が頭の中が整理されてなくて、すごく混乱して悩みの状態の中で、「どうしたらいいのかよくわからない、うーん」というふうになってる、整理ができてませんって、頭の中が整理できてない状態だったとしますよね。
三上:はい。
吉村:頭の中の整理ができてない状態って、そのことについてぐるぐる考えてるかもしれないから、スッキリしてるかしてないかっていうところで言えば、気持ちはそんなにスッキリしてない可能性はあるけど。でも、それって多分、色々悩みの状態があったりとか、答えが出てないような問題がある状態でも、気分転換してそのことを考えてないときは、気持ち的にスッキリさせることは可能なんですよね。
三上:うん。
吉村:ちょっと悩みごとがあるときにお笑いライブを見たら、すごい楽しい時間が過ごせました、みたいなね。
三上:うん、うん。
吉村:だけど、悩んでることに関してはまだ答えは出てません。答えは出てないけど、楽しかったからとりあえず今はいいや、みたいな感じになりますよね。
三上:なりますね。うん。
吉村:うん。だから多分悩んでますみたいな感じで答えが出てませんっていうときに、例えば部屋の掃除をしたら、部屋がスッキリしたんで気持ちがスッキリしましたってなったら、「部屋の掃除をしたらスッキリしましたね」っていうのは事実だと思うんですけど。
三上:うん。うん。
吉村:でも、例えば、悩んでいる内容が、例えば「今、結婚生活がどうもうまくいってない気がするんで離婚した方がいいのか、それとも今の人ともう少し話し合って関係性を改善していくことを考えた方がいいのか。離婚するとしたら仕事はどうしたらいいのか」とかって考えてるときに、部屋の掃除をしてちょっと気分がスッキリしたとしても、結婚生活どうしようかって問題は別に解決してないわけですよ。
三上:そうですね。してない。うん。
吉村:そう。だから、部屋の掃除をしたら、頭の中まで完全に整理整頓ができましたっていうのが本当だとしたら、そこまで整理できてなきゃおかしいじゃないですか。
三上:うん。
吉村:うん。でも、実際はそうじゃないですよね。気持ちがスッキリしたっていうだけで、別に問題が全部解決したわけじゃないじゃないですか。
三上:ちょっと解決してないです。今の話を聞くと、うん。
吉村:そうですよね。うん。だから、別に部屋の掃除をしようがしまいが、今の頭を悩ませている事柄が片付くかどうかっていうのは、また別の話だと思うんだよね。
三上:そうですね。これを聞くとますますそう感じます。
吉村:ね、はいはい。なので、そこって、多分色んなことをごっちゃにしやすいんですよ、人はね。
三上:うん。そうですね。
吉村:ね。だから、例えば雨が降っているときに傘をささなかったら、ずぶ濡れになりますよね。
三上:はい。
吉村:ってことは、ずぶ濡れの人がいたら絶対に雨が降っているかって言ったら、そんなことないじゃないですか。
三上:そんなことないです。
吉村:うん。たまたま、誰かが水をこぼして、それがざばってかかっちゃったかもしれないし。
三上:うん。
吉村:めちゃめちゃ汗をかいて、ずぶ濡れになっちゃってるのかもしれないし。
三上:うん。
吉村:ね。だから、そこをごっちゃにすると、濡れてる人がいるから絶対に雨が降ってるんですって言ってるような話になってきちゃうんですよ。
三上:うん。
吉村:ここは結構、色んな健康法みたいなものとか健康食品だったり、あと自己啓発でもよく使われている、意識的にされてるのか、言ってる側も無意識で言っているのかわからないんですけど、「ああすればこうなるよ」っていう話の結構大きなところでは、実は本当は必ずしもこうしたらこうなるとは言えないような事柄でも、例えば、雨の日に傘をさしてなくてずぶ濡れになってる人を見かけましたっていう事実から、「ずぶ濡れの人がいる日は必ず雨が降ってるんです」って言っちゃってるようなことが、実は結構多いんじゃないかなと思ってて。
三上:なるほど、わかりやすいです。うんうんうん。
吉村:うん、はいはい。なので、確かに「整理整頓したらスッキリする」というのは僕も経験済みで、ほぼほぼ間違いないと思うし、それもわかってるから、ちょっと面倒くさいなと思いながらも、年に1回は奥さんに言われて、しぶしぶ掃除をするみたいなこともやってるんですけど。
三上:確かに私もそう思う。うん。
吉村:はい。結構ね、僕もね、例えばクリアリングっていう手法を開発して、心の問題をクリアリングすることで、心の中の余計なものを掃除すると気持ちもスッキリするし、人生のクオリティも上がりますよっていうことを提唱してるわけですけど。それも結局、本当に気をつけて発言しないと、クリアリングさえすれば、人生全てがうまくいくんです、みたいな受け取り方をされてしまったり、あるいは僕が無意識にそう受け取られてしまうような言い方をしてしまってないかとかね。ってことは、結構気をつけたりしてるんですよ。
三上:うん。
吉村:そういうのって、僕自身も、色んなものを学んで研究してくる過程では、例えば色んなヒーリングのワークショップとかにお金を払って、なん種類もいろんなものに参加したりする中では、払ったお金の割に「これ、本当にそこまでの価値があったかな」みたいなものもいっぱい経験しているんですよね。
三上:ありがとうございます。 今日のテーマというか、「片付けると心がスッキリする理由って何ですか、どう思いますか」という話から、色々話も膨らんできましたけども。
吉村:そうですね。
三上:一理あるけど、あなたはどう感じるのかというか、見極め方というか。みんな違うよっていう。
吉村:そうですね。だから、本当はAだからBって言ったときに、BだからAっていうのは成立するかどうかっていうのは、実は結構、よく考えると違うかもしれないっていうことが結構あるんで。
三上:はい。
吉村:せっかく年末で大掃除とか、イベント的なものもあるので、そういうのをうまく活用しつつ。とはいえ、安易なネガティブ訴求みたいなものに乗っからない、リテラシーも育てていけると良いんじゃないかなって感じですかね。
三上:はい。ありがとうございました。はい、わかりやすかったです。
吉村:ありがとうございました。

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