銭湯はその性質上、「男」と「女」に場所がきっぱり区別されている場所です。
今回は「いわゆるLGBTQの人で、性自認と身体の性が異なる人って、銭湯に入れてるのかな?」という素朴な疑問から端を発して、いろんな理由で銭湯に入れない!っていうケースの話をしました。最近ジェンダーレストイレなどが話題になりましたが、人間の性別が多様化している中(というか、今まで認識されてこなかった多様性がようやく認識され始めたともいえます)、身体の性別と自認する性別にずれがあるために男湯と女湯のどちらにも入れない人がいる、あるいは怪我とか病気とかの理由で銭湯に行きたいのに様々な事情があって銭湯に行くハードルが高くなってしまっている人に思いをはせました。
ここ最近は、銭湯をキーワードに「ご自愛」が話すテーマのメインになっているので、忘れられる人や存在を無視される人を減らして、大きいお風呂が好きな人がみんな銭湯のお風呂を楽しんでほしいなあ…と思いつつ、でも現実はいろいろなものが追いついていなくて入れない人もいるのだよなあ…と話しながら姿勢を正した我々。
私たちはまだ知らないことや知らない世界がたくさんあり、だからこそ知らないことを自分の視界から排除するのではなく、「知ろうとする」「知らない相手の気持ちを想像してよりそおうとする」姿勢が大切なんじゃないかなあという結論になりました。
また、都営交通の一日乗車券の便利さに気づいてしまったくぼんぼんが、その魅力について語ります。
一日乗車券を活用しての銭湯めぐり(+美味しいものめぐり)、ルートを考えるだけでワクワクします。
「実は時刻表を見るのが好きで、昔よく買っていた」と意外なカミングアウトを。
旅好きの人は時刻表を片手に妄想列車に飛び乗れることがわかりました。(ちなみにやすよは時刻表の読み方がよくわからない派)
今回ふれた銭湯(敬称略)
■神田湯(東京都荒川区)http://arakawa-sento.jp/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E6%B9%AF/
くぼんぼんがお湯をいただいて感動した銭湯。
お風呂の種類が多く、魔女の一撃にやられて負傷したくぼんぼんの腰も電気風呂で癒されました。
■蓬莱湯(兵庫県尼崎市)https://houraiyu.jp/
天然温泉が優しい尼崎銭湯。公衆浴場の利用を諦めるLGBTQの方向けのイベントを行ったことでニュースになりました。
やすよは以前お湯をいただいたとき「遺跡とかピラミッドの中でお風呂に入ってるみたい」な気持ちになって興奮しました。
参考記事:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/0014846430.shtml