宝島再発見

宝島再発見

By 王 淑卿, RtiSociety & CultureGovernment
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宝島再発見 episodes

  • 宝島再発見 - 2021-05-08_ブヌン族の衣装まとうハローキティ熱気球、初お披露目

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93602

    ブヌン族の衣装まとうハローキティ熱気球、初お披露目

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93607

    台湾新幹線、屏東まで延伸 2029年の開業目指す

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93600

    日本航空、7/1より日本成田-台湾高雄路線廃止

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93601

    台北国賓大飯店、7/1より宿泊サービス中止

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93596

    日本東京などで感染者急増、台湾でも関心高まる

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93597

    中華航空集団感染再拡大、模擬飛行訓練教官と妻感染確認

    28 min
  • 宝島再発見 - 2021-05-01_「塩田千春展:魂がふるえる」、8/29まで台北市立美術館で

    今ドイツのベルリン在住の日本の著名な現代美術家、塩田千春さんの個展、「塩田千春展:魂がふるえる」が5月1日から8月29日にかけて台北市立美術館で開催されています。塩田千春さんは、2019年6月、25年間の活動を振り返る大規模個展、「塩田千春展:魂がふるえる」を東京の森美術館で初めて開催し、延べ60万人以上をひきつけました。台北市立美術館は、4月30日にこの個展のプロモーション記者会見を開きました。

    塩田千春さんも、14日間の隔離を経て自ら記者会見に臨み、あいさつを述べ、台湾の報道陣のインタビューに答えました。塩田千春さんは、あいさつの中で、まずこの個展について、「この展覧会は、25年間の作品を集めた100点以上を展示する個展となる。どうにもならない心の葛藤や伝えられない感情、説明できない自分の存在、そのような心が形になったのが私の作品だ」と紹介しました。

    そして「今回、台湾に来るとき、三回のPCR検査をして二週間の隔離があって、展示設営に入ったわけだが、私が台湾に入ったとき、入国審査ですごくびっくりしたことがある。性別を選ぶときに男性と女性とその他という三つ選べるところがあった。世界中で旅をしていて入国審査をして三つの性別を見たのは、今回初めてだった」と驚きました。

    塩田千春さんは、それについて、「百人いたら百通りの考えもあって女性であってもその中身が男性であったり、男性であっても中身が女性であったり、そういったカテゴリに入れない自分の感情というのはいつも私の中で抱えていて、それがどこかで作品を作ってその言葉にならないところを表現しているところがあったので、その三つのカテゴリについて、たくさんのカテゴリがあればあるほど、行きやすい世の中になっていくだなあと思って、すごくそれにびっくりしたのと、うれしかったのとあった」と振り返りました。

    塩田千春さんは、また、「このような開かれた国で、『魂がふるえる』という私の展覧会が巡回できることが本当にうれしく光栄に思っている」と喜びました。

    大阪岸和田市出身の塩田千春さんは、2000年より現在まで、世界各地で個展を行っているほか、国際展にも多数出展しており、オペラなどの舞台美術も多数手掛けています。2008年には、平成19年度 芸術選奨新人賞、平成19年度 咲くやこの花賞 美術部門を受賞しました。2020年、第61回毎日芸術賞を受賞、現在、多摩美術大学大学院の教授を務めています。赤や黒の糸を使って立体感のあるインスタレーションを作るのが特色です。

    記者会見であいさつした、台北市立美術館の王俊傑・館長は、「塩田千春さんの個展を開催することが出来て非常にうれしく思う。塩田千春さんのこれまでの最大の個展である、『塩田千春展:魂がふるえる』は、2019年日本の森美術館で初めて開催された際、66万人以上をひきつけた。新型コロナウイルスの感染拡大により、他の国々は相次いで塩田千春さんの個展を延期、中止する中、台北市立美術館は、塩田さんの個展の海外における初めての出展先になることができて非常に光栄に思う」と喜びました。

    王・館長は、塩田さんのことについて、「24歳までは日本にいたが、その後の24年から現在に至るまで、ドイツのベルリンを拠点にしている。絵画、彫刻、インスタレーション、撮影、映像、舞台美術など創作の内容は非常に多元的だ」と紹介。今回の個展が実現できたのは、台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに成功したためだと述べました。

    記者会見であいさつした台北市の柯文哲・市長は、まず、台北市立美術館を紹介しました。柯文哲・市長によりますと、台北市立美術館は、1983年に開館した38年の歴史のある美術館です。敷地面積が6000坪あります。台湾で初めて現代アートをテーマとする美術館です。研究、教育、所蔵、普及といった任務を担っています。過去30年を振り返って見ますと、我々は、ヴェネツィア・ビエンナーレに参加したほか、台北でもビエンナーレを開催しました。これは、「台湾が世界に向けて歩みだすと共に、世界が台湾に歩み入るようにし、世界に台湾を見せる」という台北市立美術館の任務の表れです。台北市立美術館は、このほか、台北美術賞も行っています。これは台湾の芸術界の新人が発掘されるきっかけにもなっているということです。

    「魂がふるえる」について、柯文哲・市長は、「これは、塩田千春さんの過去25年の集大成。がんにかかった後の不安を創作に変えて作品を通じて伝えようとしている。そのため、その作品は、霊魂、記憶、生死などの議題に関するものが多い。これは、塩田千春さんの100点以上の作品を一回で楽しめる非常に得がたいチャンスなので、是非見に来てください」と呼びかけました。

    柯文哲・市長は、貴重な作品を台湾の人々と分かち合い、台湾と日本との交流促進に尽力している塩田千春さんに感謝すると締めくくりました。

     

    30 min
  • 宝島再発見 - 2021-04-24_離島・金門、季節限定の青い涙「大量発生」

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93559

    中華航空の操縦士、もう1人新型コロナに感染

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93560

    台湾、隔離施設で初めて新型コロナ死者見つかる

    台中メトロ緑線、4/25正式開業

    離島・金門、季節限定の青い涙「大量発生」

     

    離島・金門の観光資源の一つである「青い涙」が今年大量発生しているというニュースが伝えられています。今年3月から金門の海辺には、「青い涙」を観賞しようとする行楽客が殺到しています。この「青い涙」は、4月末にピークを迎えます。

     

    金門県水産試験所によりますと、「青い涙」は、「夜光虫」という微小な藻類が高密度に発生して水面付近が変色する現象です。毎年春から夏にかけて大量発生し、海水が青色に光り輝きながら、波打つ一種の自然現象になります。今年は、雨が少なく、海水の塩分の変化も少なく、海底の栄養分が増え、藻類の生長に適しているため、今年「青い涙」は例年よりさらに多く発生しています。

     

    「青い涙」が発生する季節は、毎年の3月から6月末までです。この期間中、ちょうど南からの季節風が吹いてきて、海流の方向転換と共に、海水の温度も上昇し、夜光虫が大量に発生し、「青い涙」という現象を起こしたのだということです。

     

    「青い涙」の写真愛好家たちは、「青い涙」は沿岸部で発生するため、それを観賞するには、滑り止めの出来る靴、懐中電灯などが必須アイテムだが、「青い涙」を見たらすぐ懐中電灯を消すなど、環境と生態系に負担を掛けないよう呼びかけています。

    台南七股塩田、ピンク色の泡出現 外国メディアも注目

    台湾南部・台南市の七股には、広大な塩田があります。塩田といいますと、白い色をするのが普通ですが、今年台湾の中部と南部は、過去56年来、最も深刻な水不足に見舞われています。その影響で各地ではこれまでにない景色が現れています。台南市七股の塩田も水不足の影響で、白からピンク色に変わり、海外のメディアの注目を集めています。

     

    台南市七股のある塩田は、色が白からピンク色に変わっただけではなく、円い穴と浪のように起伏している図案が出ています。

     

    台南市七股の塩田、七股塩山の公式フェイスブックページによりますと、そこは、以前は大きな塩田でした。今もう使っていないので、海水を入れていません。その影響か、地面には、白と赤の穴が空いてしまいました。その写真を見ると、まるで火星(マース)の表面のように見えるので、「火星洞洞塩田」と呼ばれています。

     

    その原因は、といいますと、土の中にある塩分は、長い間、太陽に晒され、結晶となって外に拡散し、一つ一つの穴になったということです。土の中には各種の元素と藻類があるため、太陽光により、異なる色に変わったということです。

     

    しかし、地元の住民には異なる見解があります。塩田にあるでこぼこの円い穴は、以前、海水を入れたときに呉郭魚という魚類も一緒にやってきました。オスの呉郭魚は、雌の呉郭魚の注意を引くため、円い穴を作ります。呉郭魚たちは、穴の大きさで自分の力を競うのです。そのため、大小さまざまな円い穴が出てきたわけだということです。

     

    しかし、外国のメディアがこの現象を報道した記事では、旱魃によるものだと報じています。この辺からも台湾中部と南部の水不足の問題の深刻さとその注目度がお分かりになるでしょう。

     

    30 min
  • 宝島再発見 - 2021-04-17_日米首脳会談、共同声明に52年ぶり台湾明記

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93538

    ●日米首脳会談、共同声明に52年ぶり台湾明記

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93535

    ●桃園4/16から終日減圧給水、新竹・台南・高雄4/23より工業用水節水強化

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93536

    ●3月の高温・旱魃、農糧署「屏東マンゴー20%の減産」

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93537

    ●池上農協、梅狩りで人手不足解消 商機創出

    30 min
  • 宝島再発見 - 2021-04-10_大甲媽祖巡礼の日本語実況中継ダイジェスト版

    9日8泊に及ぶ台湾最大規模の宗教行事の一つである、「大甲媽祖巡礼」が9日午後11時5分に出発しました。これは、台湾中部・台中市大甲区にある著名な媽祖廟大甲「鎮瀾宮」が主催したものです。道教の女神である媽祖の神像を神輿に乗せて台中市から出発し、彰化県、雲林県、嘉義県を練り歩く宗教イベントです。往復の距離は340キロメートルにも上っています。毎年約百万人を引きつけています。

    台湾国際放送の運営母体である、台湾国際放送は9日午後8時から10日零時過ぎまで、11種類(日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、韓国語、広東語)の言葉を使って大甲媽祖巡礼の出発式典の模様を実況中継でお届けいたしました。ネットテレビを受信したネットユーザーは、120万人を超えたということです。本日は、9日の実況中継の日本語の部分をダイジェストでお伝えいたします。

    28 min
  • 宝島再発見 - 2021-04-03_台鉄特急脱線事故死者50人、台鉄局「過去73年で最悪の鉄道事故」

    リスナーの皆様、こんばんは、宝島再発見の時間です。台湾東部の花蓮で2日、台湾の鉄道史上最悪の列車事故が発生しました。3日午後6時時点では、51人が尊い命を失いました。台湾国際放送は2日、公式ウェブサイトとフェイスブックページを通じて最新情報をどんどんお伝えしていましたが、短波放送とインターネット放送は、時間枠の制限があって、最新情報をお伝えすることは出来ませんでした。誠に申し訳ございません。

    今週この時間では通常の番組を一回休ませていただきまして最新情報を含めてこの列車の脱線事故についてお伝えいたします。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※

    今年の4月4日は、児童節(子どもの日)で、清明節(墓参の日)でもあります。台湾では、4月2日から四連休に入りました。天気がよかった関係もあって多くの人たちは、この四連休を利用してお墓参りに行っています。故郷に帰って家族そろってお墓参りに行くと同時に、プチ旅行をする人も少なくないようです。

    このような楽しい雰囲気の中で、連休初日の4月2日午前、大きな事故が発生しました。台湾の在来線・台湾鉄道の特急列車、太魯閣号(タロコ号)の脱線事故でした。この特急列車には、台湾東部の花蓮と台湾南東部の台東へ里帰りしようとする乗客が大勢いました。家族連れの乗客も少なくなかったです。花蓮と台東は、地理的な関係で台湾の他の県や市と比べてやや交通の便が悪いです。花蓮と台東に行くには、台湾鉄道の「花東線」を利用するのが一番便利です。しかし、この路線は、カーブが多いため、列車はスピードを出して走行することが出来ず、台北から花蓮に行くには、特急で行っても2時間半ぐらいかかりました。しかも、本数と座席数が少なかったため、連休になりますと、チケットがすぐ完売になったのが普通です。

    台湾鉄道は、この問題を解決するため、カーブを通過するときもスピードを落とさずにスムーズにいける振り子式列車を日本から導入しました。台湾初の振り子式列車には、「太魯閣」という名前が付けられました。なぜこの三文字を名前にしたかといいますと、花蓮県に位置する「太魯閣国家公園」は、国内外に名を知られている風光明媚な景勝地であること、地元の先住民の言葉に由来するこの三文字の英語表記「Taroko」は、標準中国語、台湾最大の方言・台湾語、二番目に大きいエスニックグループ・客家語などの本国の言葉のみならず、外国語の英語、日本語でも非常に覚えやすいこと、この二つの理由から、日本から導入された台湾初の振り子式列車に「太魯閣号(タロコ号)」という名前が付けられ、2008年から正式に台湾鉄道の運行に加わりました。今回、事故を起こしたのは、この太魯閣号(タロコ号、TEMU1000)です。連休初日なので、満席のおよそ400人が乗っていました。立ち席を買った人が多かったため、死傷者が多く出た深刻な列車事故となりました。

    太魯閣号(タロコ号、TEMU1000)は、日本の日立製作所がJR九州885系電車をベースに製造したものです。

    私は出社する前、テレビでどんどん出てきた速報とショッキングな画面を見て早速、ウェブニュースの更新を始めました。この二日間のニュースをまとめてお伝えいたします。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※

    台湾北部・新北市樹林発、台湾南東部・台東行きの台湾の在来線・台湾鉄道の特急列車、太魯閣号(タロコ号、列車番号408)が児童節(子どもの日)と清明節(墓参の日)四連休の初日である2日午前9時28分に、台湾東部・花蓮県の大清水トンネルで深刻な脱線事故が発生しました。列車が、斜面を滑り落ちた工事用車両によって直撃されたため、ひどく破損、変形しました。

    台湾の国土交通省に類似する、交通部が運営する台湾の国有鉄道、すなわち台湾鉄道を管理する機関「台湾鉄路管理局」によりますと、この列車脱線事故は、台湾鉄道にとって過去73年で最悪の鉄道事故です。交通部の王国材・次長によりますと、3日午後6時時点では、51人が死亡、188人が負傷、そのうち、41人が入院中です。フランス人1人とアメリカ人2人は、事故のため亡くなりました。負傷者のうち、外国人が3人います。1人はオーストラリア人、残りの2人は日本人です。幸いに三人とも軽傷です。台湾で学ぶ中国大陸の学生も1人軽傷を負いました。

    台湾鉄道で前回、大きな列車事故が発生したのは、1948年5月28日のことでした。乗客が燃えやすい不審物を持って列車に乗り、火災を引き起こしました。車両4両が全焼し、合計64人が死亡しました。これは、1948年の「新店渓列車火災」でした。

    2日に発生した太魯閣号(タロコ号)の脱線事故で、51人が亡くなったため、台湾鉄路管理局は、この事故は1948年の「新店渓列車火災」に次いで、過去73年で最悪の列車事故と位置づけました。

    行政院は、列車の運転士2人を含め、脱線事故で亡くなった人たちを追悼するため、3日から5日まで、全国で三日間半旗を掲げることを決定しました。

    台湾鉄路管理局は、慰問金などを含め、事故で亡くなった人の遺族に台湾元540万元(約日本円2093万円)を、重傷者に台湾元240万元(約日本円930万円)、軽傷者には台湾元60万元(約日本円232万円)の賠償金を支払う予定ですが、まず負傷者に台湾元5000元(約日本円2万円)、死者の遺族に台湾元10万元(約日本円38万7000円)の慰問金を支給しました。

    交通部の王国材・次長は、犠牲者への賠償金の算出方法について、「犠牲者への賠償金は、台湾元540万元を基準とする。内訳は、犠牲者の慰問金が台湾元10万元、鉄道事故の賠償金が台湾元250万元、台湾鉄路管理局の特別救済金が280万元だ」と説明しましたが、犠牲者と負傷者がさらに多額な賠償金を得られるよう努力するとも述べました。

    王国材・次長によりますと、事故を起こした列車には、496人が乗っていました。そのうち、3人は、台湾鉄道の職員、1人は清掃人員、120人は立席を買った乗客です。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※

    蔡英文・総統は2日、事故に関する消息を受けると、ただちに関連機関に対して全力で救助するよう指示すると共に、2日午後、「台湾鉄道災害対策センター」を視察し、関連の報告を聴取しました。

    蔡・総統によりますと、事故の発生を受け、政府は、ただちに災害対策センターと前進指揮所を設置、現在、消防、警察、空中部隊などの機関は、災害救助に積極的に取り組んでいます。中華民国国軍も台湾のほかの県と市も相次いでレスキューチームを花蓮に派遣して救助に当たっています。

    蔡・総統は、「すべての関係機関が全力で人命救助に当たること」、「衛生福利部(日本の厚労省に相当)が大量な負傷者が出た場合の緊急医療救助メカニズムを始動させること」、「交通部(日本の国土交通省に類似)と台湾鉄道がこれからの乗客の輸送を全力でサポートすること」、「『国家運輸安全調査委員会』」が事故原因の究明に乗り出すこと」、の四項目を指示しました。

    蔡・総統は、きょうの列車脱線事故のため、若い列車運転士が命を失った。国民はみな非常に悲しんでいると述べ、「国家運輸安全調査委員会」に対して徹底的に調査を行い、事故原因を究明するよう求めたと明らかにしました。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※

    蔡英文・総統は3日午前、花蓮の各病院を訪れ、台湾鉄道太魯閣号(タロコ号)の脱線事故の負傷者を見舞い、犠牲者の家族を慰問しました。

    蔡・総統は、犠牲者の家族に哀悼の意を表すると共に、事故の再発防止などの事後対策を徹底する決意も示しました。蔡・総統は、本国人の負傷者に最良の治療を施し、外国人の犠牲者と負傷者にも、外交部と当該国の台湾駐在機関を通して支援を提供すると約束しました。

    蔡・総統は、さらに事故発生後、世界各国の政府から見舞いのメッセージを受けたことにも触れ、台湾に対する国際社会の関心に感謝すると述べました。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※

    日本の菅義偉首相は2日、ツイッターに投稿し、「台湾のみなさんへ、台湾東部において列車事故が発生し、多数の死傷者が出ているとの報に接し、大変心を痛めています。なくなられた方々への御冥福を心からお祈りすると共に、被害に遭われた方に対し、心からお見舞い申し上げます。」と慰問しました。

    一方、日本の産経新聞によりますと、日本の加藤勝信内閣官房長官も2日午後の記者会見で、台湾東部で起きた特急列車の脱線事故に関し、「現時点では邦人の被害の情報には接していないが、引き続き現地当局に照会を行っている」と述べ、「台湾側から要請があれば、可能な支援を検討したい」とも表明しました。

    加藤官房長官は、「亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、事故に遭われた皆さまに心からお見舞いを申し上げたい」と語ったということです。

    安倍晋三・前首相と台湾の血をひいている蓮舫参議院議員もそれぞれSNSを通じて見舞いのメッセージを送りました。

    台湾駐在のアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、ヨーロッパ連合(EU)などの代表機関も相次いで慰問の意を表しています。そのうち、アメリカの対台湾窓口機関、アメリカ在台協会(AIT)も2日、フェイスブックに投稿し、この脱線事故の負傷者、死者、その家族に哀悼の意を表すると共に、事故の影響を受けた人たちにも慰問の意を伝えました。アメリカ在台協会(AIT)は、すべての台湾の人たちの平安を願うと書き込みました。

    外交部は3日、台湾鉄道特急脱線事故の外国人犠牲者がもう1人増えたことを明らかにしました。アメリカ人です。このアメリカ人に同行した友人1人はまだ見つかっていません。レスキューチームは、捜索を急いでいます。外交部の呉釗燮・部長は、アメリカの対台湾窓口機関、米国在台協会台北事務所のクリステンセン所長に関連情報を伝えました。クリステンセン所長は、感謝を述べると共に、犠牲者の家族にも連絡しました。

    なお、外交部によりますと、3日正午時点では、外交部は80の国と国際組織、600人以上の国家元首、政府、外相、政府要人、国際機関からの見舞いのメッセージを受けたと明らかにし、これらの方々に深く感謝していると述べました。

    日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長も蔡・総統宛に書簡を送り、哀悼の意を表すると共に、負傷者の早期全快を祈願する旨を伝えました。

    ※※※※※※※※※※※※※※※※

    2日午前、斜面を滑り落ちた工事用車両が、太魯閣号(タロコ号)の7号車と8号車に直撃して列車が脱線しました。これは事故原因として考えられています。この工事用車両がなぜ落下したか、運転手がブレーキをかけるのを忘れたか、それともブレーキが故障したか、工事用車両が線路に落下するのを防ぐフェンスはなぜなかったか、関係機関は、事故原因とその責任所在に関する調査を急いでいます。

    児童節(子どもの日)と清明節(墓参の日)四連休の初日は、台湾の人々にとって非常につらい一日でした。50人が列車脱線事故により尊い命を失ったからです。このような事故が二度と起きないよう、政府に頑張ってもらいたいものです。

    2日の列車脱線事故で亡くなった人の冥福と、負傷者の早期全快を祈ります。

     

    30 min
  • 宝島再発見 - 2021-03-27_圓山大飯店東側地下トンネル、3/25初お目見え

    台湾国際放送の運営母体である、中央放送局の局舎の隣には、立派な中国宮殿式の建物があります。それは、台北市のランドマークである、「圓山大飯店(ザ・グランド・ホテル)」です。蒋介石・元総統の時代、このグランドホテルは、海外の貴賓を招待するホテルとして知られ、市民には公開されていませんでした。

    グランドホテルは、1970年代、東側と西側にそれぞれ一本の地下トンネルを建設しました。グランドホテルは、世界で唯一東側と西側両方の地下トンネルを持つ世界レベルのホテルです。西側の地下トンネルは2019年に一般公開されました。公開から3か月で延べ5万人が参観しました。2020年は通年で延べ17万人が訪れ、グランドホテルを赤字経営から黒字経営に変えました。半世紀も神秘のベールに包まれた東側の地下トンネルも3月25日に一般公開されました。

    グランドホテルの林育生・董事長(会長)は、東側の地下トンネルを一般公開した意義について、「グランドホテルは国家レベルのホテルだ。台湾のすべてのホテルをけん引する責任がある。東側の地下トンネルの一般公開は、台湾のディープな旅の再スタートだ」と説明しました。

    東側の地下トンネルは、全長67メートル、階段が84段あります。追っ手が後ろから発砲しても、容易に撃たれないようにするため、東側の地下トンネルは、西側の地下トンネルと同じように、曲がりくねった作りになっています。鉄筋コンクリート構造の地下トンネルは、表面が凹凸に加工されています。これは吸音効果を高め、追っ手から場所を特定されないようにするためだということです。

    林育生・董事長は、この東側の地下トンネルを建設する意義について、「この地下トンネルには非常に重要な歴史的な意義がある。この地下トンネルを建設する目的は、有事の際、蒋介石・元総統をはじめ、当時台湾を訪れた外国の国家元首と貴賓をスムーズに避難させるためだ。ここは、彼らが避難する際、必ず通らなければならないルートだ。これはその歴史的な意義だ。この庭を越えたら、今の北安路につく。北安路についたらすぐ基隆河にいける。水上飛行機が基隆河の河畔で待っている。それに乗って台湾北部・桃園市の角板山に飛んでいくことが出来る」と説明しました。

    角板山には蒋介石・元総統の別荘があります。今は観光スポットとして一般公開されています。

    東側の地下トンネルを出て、左側から降りてくると、日本統治時代の台湾神社の跡地に着きます。今庭園として整備されています。深いピンク色のヤマザクラやアジサイがたくさん植えられています。

    この庭園の突き当りには、グランドホテルの初代総経理(社長)孔令偉氏の旧居があります。孔令偉氏は、また「孔二小姐」とも呼ばれ、蒋介石・元総統の夫人、宋美齢・女史の姉、宋靄齢氏の娘です。

    グランドホテルは、孔令偉氏の旧居を「ミニ博物館」としてリニューアルオープンしました。

    林育生・董事長は、「このミニ博物館には、孔令偉氏が残したショットガン、以前着ていた服、お酒、500冊にも上る帳簿などがある。この帳簿の字は、蟻より小さいが、間違った字は一つもない。私は10数冊も見たが」と紹介しました。

    1952年に創設されたグランドホテルは、これまで無数の外国の貴賓を接待したことがあります。国家元首が外国の貴賓をもてなす際、よくここを使っています。東側の地下トンネルの初お目見えを祝うため、グランドホテルは、蒋介石・元総統から現職の蔡英文・総統まで、これらの国家元首が外国の貴賓をもてなす際に使ったメニューにあった200品以上の料理から特色のある料理を選んで7つのコースを作りました。この七つのコースの献立を書いたのは、台湾の著名な書道家の張へいこう氏です。

    そのほか、東側の地下トンネル、蒋介石・元総統夫妻が生前生活していた士林官邸、衛兵の交代式が楽しめる忠烈祠などへの参観、および蒋介石・元総統のお気に入り料理を含むプチ旅行プランも作りました。

    なお、先ほどご紹介したグランドホテルの初代総経理(社長)孔令偉氏の旧居と庭園は、台湾国際放送の駐車場のすぐそばにあります。壁一枚を隔てる距離です。

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93461

    アース・アワー、台湾でも1時間消灯

    28 min
  • 宝島再発見 - 2021-03-20_台湾「サケの乱」、2日間約1000人が回転寿司をただ食い

    先週、台湾に近い日本のメディアをはじめ、イギリスの公共放送「英国放送協会(BBC)」、イギリスの大手新聞社「ガーディアン」と「デイリー・テレグラフ」、アメリカの著名なニュースチャンネル「CNN」や「ニューズウィーク」など、複数の大手メディアが相次いで台湾のあるニュースを取り上げています。

    すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、先週、台湾で最もホットな話題は、台湾で展開する日本の著名な回転寿司チェーン「スシロー」のプロモーションイベントです。

    台湾のメディアは、それに「サケの乱、サーモンの乱」という名前をつけました。字面からもお分かりになると思いますが、サケに起因するものです。

    台湾「スシロー」は、サケのプロモーションイベントの一環として3月17日と18日の二日間、名前に中国語のサケ「鮭魚」という二文字のある人なら、一卓無料で食事することが出来ると明らかにしました。しかし、一卓の人数は最多6人です。

    18日午後5時時点では、このプロモーションイベントのため、台湾全域では、なんとおよそ300人が改名しました。戸政事務所は、仕事が急に増えて悲鳴を上げています。台湾では改名するには台湾元80元(約日本円300円)の手数料しか取られません。しかし、改名後一卓台湾元1万元(約日本円3万8000円)のお寿司を楽しめます。そのため、改名した人が続出したと一部のネットユーザーは判断しました。なお、台湾スシローの統計では、17日と18日、この二日間、約1000人は無料で寿司を賞味したということです

    回転寿司を無料で楽しむため改名した人のうち、最も長い名前はなんと50文字にも上っています。これは法律が規定する上限です。そのほかに、40文字とか36文字の人もいました。いくつか例を挙げて説明しましょう。例えば、広島県呉市の「呉」と言う苗字の人なら、「呉鮭魚」に、「林」という苗字なら、「林鮭魚」に改名したとか、苗字の後ろに「鮭魚王子(サケプリンセス)」、「鮭魚炒飯(サケチャーハン)」とかに改名した人もいます。

    一部の人は、鮭魚の二文字のほかに、自分の願いも名前に入れています。例えば、苗字と「鮭魚」の二文字のほかに、薬剤師の国家試験への合格祈願を入れた人もいます。その人は、台湾南部・高雄市に住む女性の蒋さんです。改名後の名前は、「蔣鮭魚與熊掌好吃藥師國考一次過」になりました。では、先ほどご紹介した36文字に改名した人は、どんな名前になったでしょうか、

    「陳愛台灣鮑鮪鮭魚松葉蟹海膽干貝龍蝦和牛肉美福華君品晶華希爾頓凱薩老爺」です。

    アワビ、マグロ、サケ、松葉ガニ、ウニ、貝柱、ロブスター、牛肉のほかに、五つ星ホテルの名前の羅列(ハワードプラザ、パレ・デ・シン、リージェント、ヒルトン、シーザーパーク、ロイヤル)

    高価な食材に台湾の五つ星ホテルの名前の羅列、豪勢な名前ですね。

    台湾の法律には、改名は生涯三回までという規定があります。改名を申請できる理由は、①字義、つまり字、またはその意味が低俗であること、②音訳が長すぎる、または特殊な原因がある人。これらの理由があれば、改名を申請することが出来ますが、最多三回です。台湾では、姓名権は人格権に属します。命名の自由が憲法によって保障されています。名前に使われる字、またはその意味が低俗かどうかは、主観の価値が入っていることから、政府は当事者の判断を尊重するということです。

    日本の回転寿司を無料で賞味するため、改名した人たちは、食事が終わったら、きっと元の名前に戻したいでしょう。しかし、すでに三回以上改名した人なら、どうすればいいでしょうか、もう方法はないでしょうか、実はあります。

    台湾の「姓名条例」第9条の規定によれば、次のことがあれば、生涯三回のみという規定の制限を受けなくていいです。

    ●同じ公営機関、または民営機関、団体、学校で就労し、または進学するとき、同じ名前の人が出た場合。

    ●三親等以内の直系血族のうち、同じ名前の人が出た場合。

    ●同じ直轄市、または県と市に戸籍を設けて6ヶ月以上の人のうち、同じ名前の人が出た場合。

    ●指名手配されている犯罪者の名前とまったく同じ名前を持つ場合。

    ●認知、または養子縁組の関係が成立した場合、またはそのような関係が終了した場合。

    以上の場合の一つにでも該当すれば、改名は、生涯三回までという制限を受ける必要はありません。

    このほど無料の回転寿司を食べるために改名した人たちが、元の名前に戻したければ、「三親等以内の直系血族のうち、同じ名前の人が出た場合」という条文を引用すれば、元の名前に戻せるかもしれません。でもその前提は、父母のどちらかがまず名前を「鮭魚」に変えなければなりません。

    台湾で展開する日本の回転寿司チェーン「スシロー」のサケのプロモーションイベントは、台湾で改名旋風を巻き起こしました。一体改名したのはどんな人が多いでしょうか、台湾のネットユーザーの観察では、民国87年(1998年)から92年(2003年)生まれ(18歳から23歳)が最も多いです。台湾のネットユーザーは、これらの人たちに「サケ世代」という名前をつけました。

    日本のメディアの報道によりますと、台湾スシローは、今回のイベントの効果を見て次のイベントを考えます。将来、「マグロ(中国語:鮪魚)」、「ウナギ(中国語:鰻魚)」などのプロモーションイベントを行うかもしれないということです。近い将来、ひょっとしたら、台湾ではまた「鮪魚さん」と「鰻魚さん」がたくさん出てくるかもしれません。

    ところで、台湾には本当に「鮭魚」を名前にする人がいますか、内政部の徐国勇・部長が19日立法院での答弁で明らかにしたところによりますと、「サケの乱」が発生する前、すでに10人いるということです。

    なお、2018年6月に台湾市場に進出した「スシロー」は、今台湾には20店舗あります。台北、新北、新竹、台中、台南、高雄にはいずれもチェーン店があります。スシローは年内台湾で5店舗出店する予定です。総店舗数は25店舗になる見通しです。

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  • 宝島再発見 - 2021-03-13_東日本大震災から10年特別番組

    3.11から10年、日台交流協会「追悼感恩会」で台湾に感謝

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93411

    台湾で初個展、奈良美智「3.11への支援に感謝」

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93420

    3.11から10年、台湾タバコ酒公司「台日友情記念酒」を発売

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93421

    3.11から10年、台湾バンドが歌で被災地を応援

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93413

     

    30 min
  • 宝島再発見 - 2021-03-06_「黄色い嵐」吹き荒れる屏東県、コガネノウゼンが見頃

    台湾、新型コロナ死者1人増 陰性反応なのに死亡 なぜ

    https://jp.rti.org.tw/news/view/id/93394

    「黄色い嵐」吹き荒れる屏東県、コガネノウゼンが見頃

    3月は、ツツジの季節であると共に、黄色い花が咲く「コガネノウゼン」が咲きほごる季節でもあります。「コガネノウゼン」は、また、「キバナイペー」とも呼ばれています。中国語では、「黄花風鈴木」といいます。

    今、この時期、台湾各地では、「コガネノウゼン」が見られます。台湾南部・屏東県の潘孟安・県長は、このほどフェイスブックで屏東県の「コガネノウゼン」を写真入りで紹介しました。

    潘孟安・県長が取り上げたのは、屏東県竹田泗州村付近の穴場観賞スポットです。そこにある「コガネノウゼン」の観賞スポットは、潮州川の川沿いにあります。満開になっている黄色の「コガネノウゼン」を楽しめるほか、放牧している牛の姿も見られるかもということです。

    潘孟安・県長は、また、「屏東栄誉国民之家」付近の「コガネノウゼン」の並木道から構成される「コガネノウゼンのトンネル」もおススメだと書きましたあ。この時期、台湾のあちこちで咲き乱れている黄色い「コガネノウゼン」を見ると、春の到来を実感します。

    潘孟安・県長のフェイスブックページ

    https://www.facebook.com/pan.menan1/

     

     

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