CROSSROADS|学び×福祉×政治

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By 高野たかひろNews
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CROSSROADS|学び×福祉×政治 episodes

  • #65 「“逃げる場所がない子ども”を、東京は受け止められているのか」

    今回は、「“逃げる場所がない子ども”を、東京は受け止められているのか」をテーマにお話しします。


    東京都は2026年6月、家庭などに居場所がない子ども・若者を支えるため、「東京都子供若者シェルター・相談支援事業」に取り組む団体の募集を公表しました。


    家にいられない。

    でも、どこに相談すればいいかわからない。

    安心して眠れる場所がない。


    そうした子どもや若者のしんどさは、外から見えにくいまま深刻化していくことがあります。


    今回のCROSSROADSでは、子ども・若者にとっての「逃げる場所」が、なぜ甘やかしではなく命綱なのかを考えます。


    また、東京都が進めるシェルター・相談支援、若者の相談支援に取り組む医療機関との接続などを紹介しながら、家庭、学校、医療、福祉、地域がどのように子どもを受け止めていくべきかをお伝えします。


    これは、単なる治安の話ではありません。

    子ども・若者の安全保障の話です。


    本人が限界になる前に、どこまで早く、やわらかく支援につながれるか。

    東京のこれからの子ども・若者支援を、一緒に考えていきます。

    13 min
  • #64 「“学校の先生が足りない”を、現場の努力で支え続けていいのか」

    今回は、学校の先生の働き方改革について考えます。

    「先生が足りない」
「先生が忙しすぎる」
こうした言葉を、最近よく耳にするようになりました。

    しかしこれは、教員だけの問題ではありません。

    先生に余白がなくなると、子どもの小さな変化に気づく時間も減ってしまいます。
いじめ、不登校、家庭の困りごと、特別な配慮が必要な子どもへの伴走。
学校現場には、授業以外にも多くの役割が集まっています。

    東京都教育委員会は、学校の働き方改革推進に向けた有識者会議を開催し、デジタル技術やデータ活用も含めた業務の見直しを進めようとしています。

    これは重要な前進です。

    一方で、有識者会議を開くだけで現場が変わるわけではありません。
どのような人が議論に参加しているのか。
現場の声は届いているのか。
新しい考え方や外部の視点を取り入れ、学校に本当の余白を生み出せるのか。

    先生の働き方改革は、先生を守るためだけのものではありません。
子どもたちが安心して学び、困ったときに気づいてもらえる学校を守るための改革です。

    「学校の先生が足りない」を、現場の努力だけで支え続けていいのか。
今回は、東京都の動きも踏まえながら、学校改革の本質について考えます。

    13 min
  • #63「“介護の人手不足”を、もう現場の根性で支えてよいのか」

    今回のテーマは、介護人材不足です。


    東京都は2026年3月、東京都介護現場革新会議を開催し、介護人材関連施策や、生産性向上に向けた取組について議論しました。


    また、東京都の介護職員需給推計では、令和12年度に約47,000人の不足が見込まれており、介護人材の確保・定着・育成は、東京の大きな課題となっています。


    介護人材不足は、単に「人が足りない」という話ではありません。


    人が集まらない。

    働き続けにくい。

    現場で人を育てる余裕がない。

    記録や事務に追われ、利用者と向き合う時間が削られる。

    そして、そのしわ寄せは、介護を受ける本人だけでなく、家族や地域にも広がっていきます。


    今回のCROSSROADSでは、東京都が進める介護現場の生産性向上、介護DX人材の育成、訪問介護への支援、小中学生向けの福祉の仕事キャリア教育プログラム、福祉職のイメージアップキャンペーンなどを紹介しながら、介護を支える人を、社会全体でどう支えていくのかを考えます。


    介護は、誰かの善意や使命感だけに頼り続けてよい仕事ではありません。


    介護を受ける人の尊厳を守るためには、介護をする人の尊厳も守られなければならない。


    感謝の言葉だけでなく、制度と予算と仕組みで支えることが必要です。


    介護の未来は、介護現場だけで決まるものではありません。

    私たち社会全体が、介護をどう位置付けるのか。


    その問いを、今回一緒に考えていきます。

    18 min
  • #62 「“障害理解”はイベントで終わっていないか」

    東京都は2026年6月、

    「2026TOKYO共生社会 障害理解啓発キャラバン」の開催を公表しました。


    デフ・パラアスリートによるトークや体験ワークショップ、手話通訳、要約筆記、ヒアリングループ席などを備え、共生社会に向けた「最初の一歩」を促す取り組みです。


    障害理解は、とても大切です。

    知らなかったことを知る。

    見えていなかった困りごとに気づく。

    その一歩には大きな意味があります。


    ただ、理解や共感だけで、社会は本当に変わるのでしょうか。


    学校、職場、地域、交通、店舗、情報発信の現場で、障害のある人が日常的に参加しやすい仕組みになっているのか。

    必要な配慮が、誰かの善意や現場の努力だけに任されていないか。


    障害理解は、「知って終わり」ではありません。

    配慮が必要な人が自然に参加できる設計につながって、初めて意味を持ちます。


    今回は、東京都の啓発事業を入口に、

    理解をどう仕組みに変えていくのか。

    共生社会を、イベントの中だけでなく日常にどう広げていくのか。


    一緒に考えていきます。


    政治ニュースを、わかる言葉で。

    福祉を、身近なテーマとして。

    ぜひお聴きください。

    14 min
  • #61 「“子どもが熱を出した日”に、働く親は何を失っているのか」

    子どもが熱を出した朝、親は何を考えるでしょうか。

    まずは子どもの体調。
でも同時に、仕事を休めるのか、職場にどう連絡するのか、収入は減らないか、周囲に迷惑をかけないか——そんな不安が一気に押し寄せます。

    今回のCROSSROADSでは、東京都が新たに立ち上げた「病児保育部会」の動きを入口に、病児保育の現状と課題について考えます。

    病児保育は、単に「子どもを預ける場所」ではありません。
共働き世帯、ひとり親家庭、祖父母に頼れない家庭、非正規雇用で休みにくい方など、子育てと仕事の間で追い込まれがちな家庭を支える重要なセーフティネットです。

    一方で、制度があっても、予約が取りづらい、近くに施設がない、費用が負担、急な発熱に対応しにくいなど、「あるけれど使えない」という課題もあります。

    子育て支援は、元気な日の支援だけでは足りません。
本当に必要なのは、予定外の困った日に、家庭が孤立しない仕組みです。

    子どもが熱を出した日、親が仕事か子どもかを選ばされる社会でいいのか。
病児保育を通じて、子育て、働き方、ジェンダー、地域差の問題を一緒に考えます。

    14 min
  • #60 「“吸う自由”と“吸わない自由”は、どう両立できるのか」

    今回のテーマは、東京都受動喫煙防止条例です。


    たばこを吸う人の自由と、吸わない人が煙を避ける自由。

    この二つを、同じまちの中でどう両立させればよいのでしょうか。


    東京都では、国の改正健康増進法と都独自の条例により、多くの施設で屋内が原則禁煙となっています。そこには、子どもや妊婦、患者、高齢者、働く人など、自分の意思だけでは煙を避けにくい人を守るという考え方があります。


    一方で、屋内の禁煙が進む中、店舗の出入口や路上、駅周辺など、屋外での受動喫煙も課題となっています。喫煙場所をただ減らすだけではなく、煙が周囲に流れにくい環境や、人の生活動線への配慮も必要です。


    受動喫煙対策は、喫煙者と非喫煙者を対立させるためのものではありません。

    それぞれの自由と健康を守りながら、同じ東京で共に暮らすためのルールです。


    今回は、東京都の条例の内容や成果、残されている課題をひもときながら、誰もが安心して過ごせるまちのあり方を考えます。

    11 min
  • #59 「“麻しんは昔の病気”で終わらせていいのか」

    今回のテーマは、麻しん、いわゆる「はしか」です。

    麻しんは、ワクチンによって予防できる一方、空気感染を含む極めて感染力の強い感染症です。発熱や発しんだけでなく、肺炎や脳炎などの重い合併症を引き起こすこともあります。

    東京都では2026年春、麻しん患者の発生が相次いで公表され、海外渡航歴のない人の感染も確認されました。

    麻しんの何が怖いのか。
なぜ今も感染が起きるのか。
私たちは、どのように備えればよいのか。

    今回のCROSSROADSでは、MRワクチンの2回接種や接種歴の確認、感染が疑われる場合の受診方法など、日頃から知っておきたい予防策をわかりやすくお伝えします。

    また、東京都が進める緊急接種体制の拡充や、保健所、医療機関、区市町村に求められる役割についても考えます。

    麻しんを「昔の病気」「自分には関係のない病気」で終わらせないために。

    正しく知り、早めに備えることが、自分自身だけでなく、ワクチンを接種できない人や重症化リスクの高い人を守ることにもつながります。

    ぜひお聴きください。

    12 min
  • #58 「“居場所がない若者”を、夜の街だけで受け止めていいのか」

    今回取り上げるのは、東京都が歌舞伎町に設置している青少年・若者向け総合相談窓口「きみまも@歌舞伎町」です。


    家庭や学校に安心できる居場所がなく、悩みを誰にも打ち明けられない。そんな若者たちが、夜の街やSNSでのつながりに居場所を求め、犯罪や性被害などの危険に巻き込まれることがあります。


    「きみまも」は、相談員に悩みを話せるだけでなく、まずは安心して過ごすことのできる居場所として設けられました。若者が行政の窓口を訪れるのを待つのではなく、行政側が若者のいる場所へ近づいていく、重要な取り組みです。


    一方で、誰でも入りやすい環境と安全性をどう両立するのか、相談後に医療や福祉、住まいなどの支援へ確実につなげられるのかという課題もあります。


    若者が夜の街にたどり着いてから支えるだけではなく、なぜそこに行くしかなかったのか。その背景にある孤立や生きづらさに、社会はどう向き合うべきなのでしょうか。


    「きみまも」の現状と課題を入り口に、歌舞伎町だけではない、これからの東京の若者支援について考えます。

    14 min
  • #57 「児童相談所は、“最後の砦”だけで足りるのか」

    児童相談所は、虐待や深刻な家庭課題から子どもの命と安全を守る、いわば「最後の砦」です。


    しかし現場では、通告を受けてからの安全確認、一時保護の判断、保護者への支援、学校・医療機関・区市町村との連携、里親や児童養護施設への調整など、多くの役割を同時に担っています。


    職員を増やし、児童相談所の体制を強化することは重要です。一方で、それだけで子どもと家庭を支え切ることはできるのでしょうか。


    家庭が限界に達する前に相談できる場所。

    保護者が休息できる支援。

    生活困窮や孤立、障害、医療的ケアなど、家庭が抱える複合的な課題への支援。


    児童相談所への通告が必要になる前の段階で、地域が家庭とつながる仕組みも欠かせません。


    今回は、児童相談所が背負う役割と職員の専門性・負担、東京都と区市町村の連携、そして虐待が深刻化する前に家庭を支える「予防的な支援」について考えます。


    最後の砦を強くすると同時に、最後の砦だけに頼らない社会をどうつくるのか。


    子どもの安全と、子育てに苦しむ保護者への支援。その両方を守るために必要な仕組みを、東京都の取組とともにひもときます。

    10 min
  • #56 「都議会って、私たちの暮らしとどう関係しているのか」

    東京都議会 令和8年 第二回定例会が開会しました。


    今回のCROSSROADSでは、定例会の開会をきっかけに、

    「都議会とは何をする場所なのか」

    「知事の所信表明とは何なのか」

    「都民の暮らしと議会はどうつながっているのか」

    を、できるだけわかりやすくお話しします。


    所信表明では、暑さ対策、防災、子育て、教育、福祉、住まい、AI活用など、幅広い都政の方向性が示されました。


    ただ、大切なのは、その言葉が本当に都民の暮らしに届くのかということです。


    制度や方針を、生活の実感に引き寄せて見る。

    政治を少しでも身近に感じてもらう。

    そんな思いでお届けする、都議会入門のような回です。


    政治ニュースを、わかる言葉で。

    ぜひお聴きください。

    13 min

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学び、福祉、政治——それぞれの視点が交差する場所「クロスロード」。この番組では、元TBSアナウンサー、東京都議会議員 社会福祉士 高野たかひろが日々のニュースの奥にある社会の構造や、見えにくい課題に光を当てながら、誰にでもわかる言葉でひも解いていきます。