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第239回 「7つのリーダーシップ」


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このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第239回は「7つのリーダーシップ」と題してお送りいたします。

安: それでは大野さん、大竹さん、本日もよろしくお願いします。

大野:よろしくお願いします。

大竹:お願いします。

安:今日のテーマが「7つのリーダーシップ」ということなんですが、これは結構メンバーの方にも、もしかしたら馴染みがある内容なのかなと思いつつ、大野さんにぜひお話を頂きたいと思います。

大野:はい。ベーシックトレーニングの中で扱って、カバーしている内容だったと思うんですけども、改めて、今日のこのポッドキャストでお伝えしていければと思っています。元々、アメリカのEDであり、一時期ナショナルディレクターも務められたフランク・デ・ラフリーさんという方がいらっしゃるんですけど、空手をやってらっしゃって、日本にも何回も来てくださっていましたけども、彼が教えてくれていた7つのリーダーシップレベル、これについて、一緒に見ていきたいと思っています。

安:ありがとうございます。ちなみに今回のこの「7つのリーダーシップ」というテーマを扱うことになった理由やきっかけを、お話頂きたいんですが。

大竹:そうですね。BNIって、マーケティングの組織だと思うんですけど、なぜリーダーシップっていうことが重要なのかっていうのは、すごく興味深いなと思っているんですよね。例えば、通常のマーケティングで、リーダーシップってあまり関係がないんじゃないかなと思うんですよ。例えば、デジタルマーケティングの世界で、リーダーシップって全く関係がないと思うんですね。とにかく、お金をたくさん積んで、見てもらう人を増やして、コンバージョンを上げていくっていうところが、マーケティングの基本になっていくと思うんですけど、BNIって、「リーダーシップゲーム」って言われるように、どれだけ主体的に人に関わっていったか、どれだけ相手に影響を与えられたかっていうことが、自分の成果につながっていくっていう、すごく面白いマーケティングの組織だなと思うんですよね。なので、今日はこのリーダーシップについて深掘りをしていったら、皆さんの成果のお役に立てるんじゃないかと思って取り上げてみました。

安:なるほど。ありがとうございます。

大野:ではまず、この7つのリーダーシップのレベルを、一通り一緒に見ていきましょう。一番下から、上に向かってお話をしていくと、まず一番下の「ポテンシャルリーダー」。これは、可能性のあるリーダー。その上の2番目が「エンタイトルドリーダー」。これは、肩書きだけのリーダーっていう意味です。そして3番目が「リレーショナルリーダー」。これは、ちゃんとチームのメンバーと信頼関係ができているリーダーという意味ですね。そして4番目が「パフォーミングリーダー」。成果を自ら出しているリーダーという段階ですね。そして5番目が「メンタリングリーダー」。これは、チームメンバーがパフォーマンスを出せるように、育成するリーダー、メンバーを育成するリーダーということです。そして6番目が、「リーダーデベロッパー」。これは、リーダーを育てるリーダーということです。最後に7番目、一番上ですけども、「レガシーリーダー」ということで、レガシーって遺産という意味ですけども、社会に遺産的な価値を残すリーダーという意味だということです。一番下のポテンシャルリーダーからいくと、このレベルっていうのは、リーダーとしての経験とか実績がないんだけれども、将来的にはリーダーになりうる資質だったりとか、意欲っていうものを持ってるっていう人です。周りからの支援とか、適切な機会の提供っていうのがあれば、大きく成長する可能性があるという段階です。

大竹:可能性を見いださないといけないっていうところで、以前、BNIって、メンター制度ってなかったと思うんですよ。私が加入した頃ってなかったんですよね。だからその人に本当にリーダーの素質があるかどうか、それをリーダーが見いだせるかどうかっていうところの仕組みがなかったと思うんですけど、今はパスポートプログラムっていう形で、この人にどんな可能性があるのかっていうことを、引き出す、それを成長させる、支援するシステムがあると思うんですよね。そこがやっぱすごく重要なことかなと思っていて、人の可能性をきちんと見過ごさずに、それをきちんとキャッチをして、育ててあげる。そういう環境ってすごく重要だなっていうふうに感じています。

安:はい、ありがとうございます。

大野:では2番目の「エンタイトルドリーダー」。肩書きだけのリーダーですよね。よく会社とかでもあると思うんですけども、その組織の中で、タイトルによって、リーダーというふうになってるんだけども、実際にはリーダーシップを十分に発揮できていない。なぜかというと、周りのチームメンバーから十分な関係性、信頼っていうのを得られていないという段階なので、リーダーが、自分の立場をチームメンバーよりも優先しがちで、チームメンバーを育てたり、あるいは導いたりするという姿勢がまだ欠落しちゃってる未熟なこともある、という段階です。ここで、さらにリーダーシップっていうのを磨いていくためには、肩書きだけじゃなくて、本当のリーダーになるための、意識改革、要するに、自分に矢印が向いてる段階から、チームメンバーのために尽くすという、サーバントリーダーシップ的な意識改革が必要だという段階だと思います。

大竹:通常の会社組織とかだと、肩書きだけのリーダーでも結構機能してしまうケースってあると思うんですけど、ただ、BNIのチャプターという組織においては、実質上、上下関係はないので、雇用関係もありませんので、この肩書きだけのリーダーシップが通用しない環境だと思うんですよね。本物のリーダーシップを育成する、実践する、そういった環境ができているので、すごく恵まれた環境だなと私は思ったりします。

安:はい、ありがとうございます。

大野:そして3番目が「リレーショナルリーダー」。信頼関係を築くリーダー、あるいは信頼関係を作れているリーダーということだと思うんですけども、このレベルになると、チームメンバーとの関係性っていうところに優先順位を置いて、重きを植えて置いて、信頼と、つながりということを土台にして、チームを動かしていくということができる段階になります。チームのメンバーに対する共感力だったり、コミュニケーションという意味での対話力に優れていて、人間関係を通じて、リーダーとしての影響力を高めていくということです。チームメンバーの感情とか、その辺の変化に敏感で、よく言われる心理的安全性っていうものを重視したリーダーシップを発揮する、という段階です。次が4番目「パフォーミングリーダー」。自ら、成果を出すリーダーという意味になりますけれども、チームをまとめつつ、具体的に、成果を出していくってことに、リーダー自身が長けていて、実行力のあるリーダー、結果を出せるリーダーということです。目標を設定して、周囲を動かして結果を出すことができる段階で、信頼関係とか、そして実績っていうものを、積み上げていくというリーダーシップです。ただ、この段階だと、リーダー自身が自らが中心になって、動いていくという傾向がまだ強い段階なので、どうしてもリーダーの属人的になりやすい課題っていうのが、まだこのレベルではあるということが言えると思います。

大竹:この段階までは、自分が中心になってチームを引っ張っていくっていう段階で、例えなんですけど、ドラゴンボールっていうアニメの世代なんですけど、ドラゴンボールの技で言うと、カメハメ波をいかに強くしていくかっていう、自分だけの自力でどこまで、大きな影響を与えられるかっていうところにチャレンジしている段階なのかなと思うんですよね。この次からがまたちょっと違うレベルに行く。次は、元気玉を覚えていくっていう段階になってくるのかなというふうに思っています。

大野:次が5番目、「メンタリングリーダー」。これは、まさに言葉の通り、メンタリングを通じて、チームメンバーを育成していく、そういったリーダーの段階になります。チームのメンバーに色々教える、あるいは、導くという、こういう役割を果たしているリーダーの段階です。リーダーの自分自身の成果ということじゃなくて、他者、チームメンバーの成長とか、成果、結果を出すっていうことを支援するということに、リーダーも喜びを感じつつ、個人とか、チームの持続的な力っていうのを育てていくということです。スキル的にはフィードバックとか、コーチングっていうものを駆使して、チーム全体に貢献していかれているという段階になります。そして、次の6番目が「リーダーデベロッパー」。リーダーを育てるリーダーという意味です。他の人を単に、成長させるというだけではなくて、次のリーダーとして育てていくという事になります。そこへ注力するレベルで、リーダーが次のリーダーを育てて、またその次のリーダーを育てていくという、この連鎖を生み出すということが、組織の未来を、将来を作っていくっていうことになって、スケーラブルな影響力を発揮してくれるということです。この段階になると、例えば、分かりやすいのは会社組織だと思うんですけども、体系的な人材育成の仕組みだったりとか、文化づくりにも関与することが多くなると思います。

大竹:この5段目と6段目になってくると、自分自身の成長というところの視点から、周りの人たちの成長っていう視点に、移っていくのかなと思うんですよね。当然、自分自身の学び、成長を辞めるべきではないと思うんですけども、それと同等か、それ以上に周りの人たちへの成長に貢献するっていうこと、そこに視点を置いていくことの重要性が出てくるのかなと感じています。

大野:それで、大事なことを1つ。自分よりも優れたリーダーを育てていくっていう意識。それが大切かなと思いますよね。

大竹:そうですね。

大野:そして最後、7番目、「レガシーリーダー」ということで、遺産を残すリーダーという段階です。自分の存在だとか、影響っていうものが、組織とか社会に、長い期間にわたって価値として残っていくと。まさに遺産ですよね。こういうレベルの、リーダーということなんですけども、組織の理念だったりとか、文化、そして、システム、仕組みだとか、その価値観っていうものを、長い期間にわたって、後々に受け継がれていく遺産、ということです。これを築くということを目指していくという段階です。つまり、今、大竹さんも言ってくれましたけど、自らの成功というよりも、いかに後進の人たちに影響を与えることができるか、あるいは与えたか、というのが、このリーダーの、価値、真価ということになります。

大竹:全体、7つを見てみて、すごく感じることなんですけど、徐々に長期的な視点に立っていってるんだろうなっていうふうに思うんですよね。最初は、自分自身が、どう成果を出して貢献するかという視点に立っていて、次は自分の周りの人たちをどう成長させて、成果を出していくかっていう視点になっていて、最後は自分が居なくても成果を生み続けるにはどうしたらいいのかっていう視点に立っているっていうところだと思うんですよね。影響のレベルがどんどん変わっていってるのかなというふうに思うんです。最初は、自分が直接関わる人に対して影響を与えていくっていうレベルがあって、その次に、自分が関わってる人が、よりその周りの人にどう影響を及ぼしていくか、影響を大きくしていくかっていうレベルがあって、最後は自分がその場にいなかったとしても、影響を与えていくっていうレベルに、どんどん変わっていくっていうところが、すごく興味深いなというふうに感じました。

安:ありがとうございます。それではそろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか。

大野:リーダーシップの7つのレベルについてお話させていただいたんですけども、今ちょうど時期的には、チャプターのリーダーシップチームの引き継ぎがされていると思うんですけども、チャプターの中でもそうですし、組織、会社においても、よく「サクセッションプランはどうでしょうか?ありますか?」みたいな話をする機会も、あると思うんですけど、例えば、経営者、社長とか、リーダーが、次の世代をも意識しながら、後継者ですとか、未来の組織体系をイメージして、デザインしていく、そして実際にそれを作っていくということが、まさにこの7つのリーダーシップのレベルに沿って意識していくということが、すごく、私も大切だなと、自分の体験を振り返りながら思うんですよね。多くの人に活用していただけたらなというふうに思います。

安:はい、ありがとうございます。では、大竹さんからもお願いします。

大竹:はい。今日の7つのレベルのリーダーシップという話を聞いて、自分が今どのレベルにいるのかなっていうのを、確認をしてみようと思いました。そして自分が、どのレベルを目指していくのか、そのレベルを目指していくために、どんなことをしていけばいいのかっていうことを改めて考えていこうかなと感じました。

安:はい。ありがとうございました。まさにこのリーダーシップの話は、私もメンバーとなってから、12年近くが経ち、何度も聞く話ではあるんですが、非常に深い話だなといつも感じています。リーダーというのが本当に肩書きではなく、自ら主体的に他の人に、あるいは、そういうコミュニティ全体に影響を与えていける、そういう意識をどんどん広げていくこと自体が、まさにレガシーリーダーになっていくための大切なプロセスにもなっているなと、私自身も感じています。大野さん、大竹さん、ありがとうございました。

大野:ありがとうございました。

大竹:ありがとうございました。

安:最後までお聞きいただきありがとうございました。今回の話はいかがでしたでしょうか。皆さんからのご意見やコメント、本当に励みになります。よろしければ、InstagramやYouTubeで発信しておりますので、公式サイトと合わせて、ぜひコメントを残していただけると嬉しいです。皆さんの声が、次回のトピックや内容をより良くしていくための大切なヒントになるかもしれません。一緒にこのポッドキャストを成長させていければと思っています。それでは、次回もオフィシャルBNIポッドキャストでお会いしましょう。See you next week.

 

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