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「お客さんからクレームを頂いてへこんでいます。」
「お客さんからクレームを頂いてムカついてしまっています。」
ビジネスをやっていれば、
”クレーム”と呼ばれるものを経験しない人はいないかもしれませんね。
”落ち込む”
にせよ、
”ムカつく”
にせよ、
忙しいことより、儲からないよりなにより、
クレームというのは、心身にダメージを受けることに違いはありません。
ということで今日は、
クレームを受けたときの、僕の思う心と体の?対処法的なものを
お話したいと思います。
■1、自分のビジネスは自分自身ではない。
そもそも、あるサービスを提供している中で
クレームを頂いた場合、これほどほとんどの人が
これほど落ち込んだりするのか考えてみます。
提供しているサービスに自信があるからムカつく。
とか、
提供しているサービスの弱点なので自信を喪失する。
とかじゃないと思うんですよね。
怒りに満ちてくる理由はたぶんたった一つです。
「自分そのものを否定された気がするから。」
「自分そのものを非難された気がするから。」
クラスで。会社で。家族から。サークス活動で。
「お前は駄目だ。」
と言われている感覚ですね。
だからこそ、これほど感情が揺れるだと思うわけです。
その証拠に、
ビジネスの一部、特にカスタマーサポートや、
お客様との接点の仕事をすでにしていない社長の場合、
それほど感情の揺れは起こりません。
もちろん何も感じないってことはありませんが、
落ち込み方、怒り方もソフトなものです。
自分のビジネスが非難を受けた。
自分のビジネスがお叱りを受けている。
と自分と切り離して考えてみるのが
一番最初かなって思います。
当然、自分を売り出しているコーチ業や、
コンサルタントなんてサービスなら
自分=サービスなのですが、
それでも自分の一部=サービスなので
やはり自分じゃーないんですよね。
まず反射的にこれを想像できれば
急激な怒りや急激な悲しみは避けられると思います。
別に「だから忘れろ。」とか
「だから気にするな。」なんてことは言ってなくて
冷静に対処するためのまず最初の一歩です。
■2、お相手は「クレーム」で「自分を守っている」
お相手に対してもこれは適用できます。
さきほどの状況をクルット逆にすればいいわけです。
「商品が壊れている」
「約束の品物と違う」
こういう連絡をしているように見えて、
”明確にクレーム”今回でいうと
「怒っている」
「悲しいでいる」
そういう場合、
商品が壊ったり、約束の品物と違ったりで怒ってはいないし、
悲しいでもいないケースがとても多いです。
僕はこれを「感情クレーム」と呼んでいたのですが、
きっかけは違うところなんです。
届かないを連絡を入れたら、
適当(と感じる)対応をされて、
大切にされていないと感じた。
日ごろから対応で大切にされてないとは
思っていたけど、
今回の出来事で不満が爆発した。
日ごろから対応で大切にされてきたのに、
今回の出来事であまりにギャップに驚いた。
要するに自分個人に対する評価について
怒ったり悲しんだりしているわけです。
感情のありかはいろいろです。
・自分は重要な人間じゃない。と思われてムカつく。
・自分は重要だと思わせたい。
・自分を気に掛けてほしいから悲しんで見せる。
・自分が優秀だと思われたい。
・自分が強者になりたい。
こういう感情なんですね。
■3、クレームは日常の裏返し。
さらに誤解を恐れずに言えば、
日常で、
・自分は重要だと言ってくれないと感じる=重要だと思わせたい。
・自分を気に掛けてくれないと感じている=気に掛けてほしい。
・自分が優秀だと思われないことに不満=知識があると思われたい。
・自分が弱者だと思うことに不満=強者になりたい。
こういうことだったりします。
別にクレームを言う人だけの感情じゃないですよね。
こんなの僕も含めてほぼすべての人にある
”自分がある場所で重要だと思いたい。”
ということに通じるわけですが、
その背景があることが多いわけです。
■4、要望そのものは要望されている事実を受け取る。
クレームの中には当然理不尽と感じること、
金銭的にも時間的にも到底できるものではないものもあると思います。
・不具合品が届いたら、変わりに購入した品物の代金を保障して。
・オンライン家庭教師で合格しなかったから返金して。
・明日届けて。
・とっても残念
・困る。
この場合反射的に、
「それはできません。」
「規約が・・・」
「ルールで・・・」
「みなさまそうしていただいています・・・」
このように、
できないことが正しいという主張をしてしまうと思うんです。
このとき注意しないといけないのは、
こちら側も自分のビジネスを自分だと思っているとき
自分を大事にしたい感情が入ってしまって、
”自分の決めていることが正しい”
という主張をしてしまっていることがあるんですよね。
”反射的に防御する。”ということなです。
僕らも僕らが大事だからです。
別に「認めろ」とか、「イレギュラーで対応するべき」とか、
そんなことは思いません。
することはないと思います。
特にスモールビジネスであれば
そんなことしていたら会社が負担に耐えられませんしね。
やることはもっと単純で、
「そのとおりにできるとお客様はハッピー(満足)ですよね。」
「残念な気持ちにさせてしまったとお察しします。」
ということを認めて差し上げることを
ご要望されていることが達成できれば満足である。
という事実を正しいとか間違っているとかで判断せず。
”要望そのものを存在を認める。”
それだけです。
それだけでも、
「どっちが常識か?」
「どっちが正しいのか?」
「どっちが論理的か?」
みたいな感情のやりとりはなくせるはずじゃないかと。
■5、物理的な対応をどうするか?
とはいっても、
実際に怒っている何か不都合を解決する必要があるから
クレームになっているわけで、
それもなんとかしなければなりません。
僕はこれもシンプルだと思っています。
たとえば・・・
(起こったこと)
海外のハンドメイド雑貨を販売している。
クレームの原因は届いた雑貨の金具が取れた。