Podキャスト、良く聞いてます。事業家ではない普通のサラリーマンですが大変勉強になります。
こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。
---<おしらせ>------
※ハワイ ホノルル勉強会 7/21(火)申込開始しています!
https://www.contentslab.net/workshop_honolulu.html
※パリ フランス勉強会最高でした。
※パリで雨男ぶり発揮して、折りたたみがさでガバッ。
※音声版はこちらでお聞きいただけます。
https://www.contentslab.net/podcast/319_20150602.mp3
→詳しくは雑談コーナーと編集後記で!
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”ボンジュール”
「そんな風に店やカフェでも挨拶しないと、
あまりよくないよ?」
とパリに来てすぐに教えていただきました。
そんな挨拶に厳しい国フランスのパリに来て、
そして今日配信日は地中海沿いの街 モンペリエにいます。
パリの目的は海外在住起業家パリ勉強会。
モンペリエの目的はメンバーさんに会いにというのと
南フランスに言ってみたかったから。
この4日間だけでも、
相当な量の欧州にまつわるお話をしていました。
ちなみにどこの国に渡航しても日本人の人との会話で
出てくる話があります。
それは、
「この国。この都市でビジネスやるなら何が成功しそうか?」
というその地域へ向けたビジネスの話です。
ビジネスの本質の話はどこの都市で勉強会をしても
共通だと僕は思うんですが、
同じくらい「現地でやるなら?現地ならではなのは?」
って話題もあるあるなんですよね。
今回の勉強会でも
出てきました。
ということで今日はせっかくパリにいますので、
ここでもお話に出てきていた「欧州でビジネスするなら?」
みたいなお話をシェアしつつ
僕の思っていることとかもお話したいなって思います。
■欧州でビジネスやるならコレをやれ?
”海外に何かを売る。”
日本人がそう考えるとき、
”日本のいいものを売る。広める。”
ってことになる人が多いと思います。
・和食
・カワイイ
・サブカルチャー
・歴史のある伝統的なもの
または、
・技術
・機械 電子機器
これらは、実際成功例もありますし
アイデアとして出るのは当たりまえかもしれませんね。
とはいっても
やったことがある人ならわかりますが、
たった一つの国で日本のたった一つの商品だけで
ローカルに売り込むのって相当大変。
成功されているのは
日本のルーツはあるけど
完全にローカライズされているとか、
ひとつの国だけっていうよりも、
世界中にすこしずつ売れていっているというものが
多き気がします。
で、今回のパリや欧州の国の方とも
勉強会でその話になったんですが、
実にいろんな意見が出たっていうより
ひとつのアイデアに意見が集中する傾向にありました。
それは
日本食の飲食店とかケータリングサービスとか移動販売。
形態は違えど、
和食なんですよね。
結構驚きませんか?
あ。日本に住んでいる人なら、
「やっぱり、なるほどね。和食が世界遺産にもなったしね。」
そう思うと思うんです。
でも、アメリカとか、アジア圏の人だと、
「へ?いまさら和食?冗談でしょ?」
そういう反応だったりすることもあるのじゃないかなと。
なぜかというと、
アメリカのロサンゼルスとかもそうらしいですが、
日本食の飲食で儲かっている方もいらっしゃるそうですが、
やはり一時の勢いはもはやなく、
閉店は続いているでしょうし、実際競争も激しいみたいです。
かといってローカルに「日本食」は
手放しに受けることもあまりなくて、
勝手に流行したりしないことも多いわけです。
現地在住日本人相手だけだと競争や
縮小、または両方で食えくなっていく。
要するに、
「ローカルはそれほど純和食はそもそも好きじゃないし、そのままでは好きにならない。」
ということみたいですね。原因は。
そんな中欧州 パリやロンドンでは
本気でローカルの方が日本の和食
特にお寿司を好きになってくれていて
実際成功しつつある店やサービスもあるみたいなんですよね。
ということで、この今の事例をみながら
みなさん 「お寿司のなにかサービス」
とおっしゃっていたのです。
アジアや北米ではビジネスするなら
「少なくても飲食店で日本食じゃーねーよな。」と言う方が多い中で、
成熟期にあるはずの欧州で寿司が人気を得ているという
事実とそこに注目している方が多いということに
僕は一番驚きました。
実は、
アジアでラーメン屋をチャレンジするより
単価も高い欧州でやるほうが実は成功率は同じか
ちょっと高いなんてこともありえるのかもしれませんね。
もちろん、中国人の人が上手に和食の店を海外の各地でやっていて
和食の店が繁盛なんてことも多いので、
和食は衰退産業ってこともないんですが、
競合の数、現地での純和食そのものの受け入れられ方、
購買力など左右されることは多いでしょうが、
成長期であることはとっても強いなって思います。
■僕が欧州でビジネスするなら?
この話ってつまりは、
「海外にすんでいることでビジネス上のメリットは何かあるか?」
ということに行き着きます。
勉強会でもこのお話が出て、
みなさんで議論していました。
”海外にすんでいることでビジネス上のメリット”
これを僕はこう理解しています。
・アービトラージ(裁定取引)を見つけやすい。
アービトラージ=裁定取引っていうのは
投資やビジネスの世界で出てくる言葉なんですが
簡単に言うと差異、格差とかそういうことを
利用して儲けることにできる取引のことです。
あっちの国だと100円のパンを
こっちの国では1000円で売っている。
そういうことなんですよね。
具体的には
・価格の差
・税制の差
・制度の差
・人件費の差
・設備日の差
・材料費の差
・情報量の差
こういうことを利用する
ビジネスってことになるのだと思います。
そうなると、
海外で住んでいる国で差益を得やすいのって
すんでいる国の何かと日本の何かに差があれば
儲かることになります。
そう考えると、
どうしても日本人へ何か売るほうが
アービトラージが見つかりやすくて
見つけやすいんですよね。
少なくても途上国または
途上に最近まであった国だと
人件費の差はあるでしょうし税制の差もありそうです。
制度の差も起こりやすいです。
日本からの渡航者を相手にするにしても、
情報の格差について裁定取引が成り立つんですよね。
でいきつくのが、
・日本ですでに人気の商品を現地直送
・日本からの渡航者をサポート
・現地の在住日本人へサービス提供
これらの商品。
これが儲かるのでは?ってことになっていきます。
先に出ていた日本のものを現地で売るパターンは
難しいことが多いって話も、
・文化(注意:憧れているけじゃない)の差
実はこんなアービトラージです。