直木賞作家として、たくさんの作品を出されている村⼭さんですが、
今回取り上げるのは、今年 1 ⽉に刊⾏された⼤作『⼆⼈キリ』になります。
実はこの作品「作家デビュー30 周年記念⼤作」と帯にも書かれてある通り、
村⼭さんの作家30年⽬の節⽬となるタイミングで書き上げられた作品になります。
本書で描かれているのは、昭和の猟奇殺⼈として知られる「阿部定事件」。
1936 年愛⼈関係にあった男性を殺害し、切断した性器を持ち去ったとして⼤きな
話題となった事件として有名です。改めて、30年という記念の節⽬に、阿部定を
描いてみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771855-3
1964 年東京都⽣まれ、⽴教⼤学⽂学部卒。会社勤務などを経て、作家デビュー。
1993 年には『天使の卵─エンジェルス・エッグ』で⼩説すばる新⼈賞を受賞。
2003 年に『星々の⾈』で直⽊賞、2009年には『ダブル・ファンタジー』で中央公論⽂芸賞
や島清恋愛⽂学賞、柴⽥錬三郎賞、また 2021 年には『⾵よ あらしよ』で吉川英治⽂学賞
を受賞。エッセイ『命とられるわけじゃない』『記憶の歳時記 』⼩説『 ある愛の寓話』『Row&Row』