「ダバオの秘境マラウェル温泉! 急坂を越えた先にある地元民の穴場スパ体験記」 「 フィリピン・ダバオ市の中心部からエンジン音を響かせ、山側を目指して走り出すこと約2時間。都会の喧騒が遠ざかるにつれ、景色は鮮やかな緑へと塗り替えられていきます。今回ご紹介するのは、観光ガイドブックには滅多に載ることのない、地元の人々に熱烈に愛される秘境中の秘境、マラウェル・ホットスプリングです。ここは洗練されたリゾート施設とは無縁の場所ですが、そこにはフィリピンの自然と人々の温かさが凝縮された、最高の癒やし空間が広がっています。 この温泉へ向かう道中、まず知っておかなければならないのは、ここへはジプニーで行くことができないという点です。ダバオ中心部から片道約2時間の道のりは、まさに冒険そのもの。自家用車で訪れる際も、入り口付近で細心の注意が必要です。温泉の入り口にはかなりの急勾配が待ち構えており、車高の低い車では苦戦を強いられます。例えば、フィリピンで人気のトヨタ・アバンザのような車種だと、地面と車体のお腹を激しく擦ってしまうリスクが非常に高いため、車で向かうのであれば最低地上高に余裕のあるSUV車を強くお勧めします。こうした厳しい地形ゆえに、小回りの利くバイクこそが地元民にとっての唯一無二の相棒となっているのです。 現地に到着すると、まず驚くのがその驚異的なコストパフォーマンスです。施設利用料は1人わずか20ペソ。日本円にして約56円という安さです。さらに、家族やグループでのんびり過ごすためのコテージ使用料も220ペソ、日本円で約616円と、驚くほどリーズナブルな価格設定になっています。こうした手軽さも、週末に多くの地元民がわざわざ遠路はるばるバイクを走らせてやってくる理由の一つなのでしょう。」