今回は、読書仲間のはっちーさんをゲストにお招きして、表現における「声を張る・張らない」という違いについて、縦横無尽に語り合いました。
一昔前までのエンターテインメントは、ドラマチックな事件や、エネルギーを外へ放出する「声を張る」スタイルが主流でした。
しかし今、ドラマ、漫画、そしてポッドキャストの世界でも、淡々とした「日常系」や、静かな「内省型」の表現が支持を集めています。
◎「非日常」から「日常」へのシフト大きな事件が起きる物語(非日常系)と、些細な変化を味わう物語(日常系)。私たちの心の余裕や生活環境が、求める物語の「声量」にどう影響しているのか。
◎俳優さんの演技に見る「張る・張らない」圧倒的な熱量で引っ張る名演と、そこに「ただ在る」ことで物語を深める静かな名演。ドラマ『テミスの不確かな法定』『ひらやすみ』などの事例から、今の時代が求める「誠実な声」について考えます。
◎「演出の引き算」がもたらすよどみBGMを控え、沈黙を大切にする。日常系のコンテンツがあえて「演出をしない」ことで、受け手にどのような「内省のスペース」を提供しているのか。
◎なぜ今、日常系が増えているのか?濁流のような情報社会において、私たちは常に「声を張る」ことを強要されています。そんななか、なぜ日常系がどのような役割を果たしているのか、その理由を深掘りしました。
「声を張らない」ことでしか届かない、深くて静かな言葉。皆さんの日々の「声量」を点検するきっかけになればうれしいです。