Sign up to save your podcastsEmail addressPasswordRegisterOrContinue with GoogleAlready have an account? Log in here.
February 24, 20182018-02-24 No.2896「開かれた天井」開かれた天井普段見えないところがむき出しになって願う間も無く屋根まで広がってぽっかり空いた穴から日が差し込んできた明るさを増しながら隣や向かいにも広がってやがて壁さえなくなってしまう遠くまで見渡せるようになると舞い上がる火の粉にようやく気付く0 minPlay
February 23, 20182018-02-23 No.2895「赤い箱の場所」赤い箱の場所を探しにゆく寒い夜に震えながらあちこち飛び交う言葉をやり過ごしてあれこれ言い訳しながら考えるあったはずの場所には何もない慌てて調べ上げて通りの向こう側にあるという赤い箱の場所赤い箱の場所片方だけが残されて寒空の下に横たわっている0 minPlay
February 22, 20182018-02-22 No.2894「濁して終わる」濁して終わる理解されない思いにかられ濁して終わる浅い直感の上に成り立っている意味なく力強い言葉の断片が無造作に投げ込まれてそこら中にばら撒かれて自分で終わりに向かう太陽は雲に隠れてしまった濁った水が再び十分に透き通る頃には誰ひとり残ってはいない0 minPlay
February 21, 20182018-02-21 No.2893「もたれてかかる」もたれてかかる据わった目で行方を追う巻き戻して何度も再生しながら見えなくなった糸を引き寄せようとする余計なことに触れることなくひたすら繰り返し繰り返して乾いた抜け殻のようになって0 minPlay
February 20, 20182018-02-20 No.2892「言われる前の壁」言われる前の壁を超えず突然の雨にずぶ濡れになって傘のない理由のわからない同じ場所から降ってくる速度はどこまでも遅くなって雨粒は宙に浮かんだままやがて動かなくなったその間をすり抜けるように言われる前の壁をすり抜けるように0 minPlay
February 19, 20182018-02-19 No.2891「逃げて走る」逃げて走るその真ん中で幾つもの名前を羅列しながら新たな話を作り上げる誰も本気にしていない大げさに感じられても言い過ぎることのないようにどこまでも逃げる走りまわる目的が入れ替わってしまう0 minPlay
February 18, 20182018-02-18 No.2890「新たなつながり」新たなつながり呼ばれることのある夜遅くまでつながって朝早く違う場所からやって来る見えないところで想像とは違った様子に不思議な気分になってうまくいけばいいと思う0 minPlay
February 17, 20182018-02-17 No.2889「間のこと」間のことどちらかに近づいたりしない正確に距離を保って巻かれたりしないように間のこと昨日のこと突然問いただされ追い詰められ理由も分からず戸惑ううちに誰ひとり近寄ろうとはしなくなる0 minPlay
February 16, 20182018-02-16 No.2888「手の向かう先」手の向かう先まだ足りていない弾ける石に絆されてここは家ではない手の向かう先悪い自分を認める時今からでも行ける旅を探す下がりきったことを分かち合う人を見つけにいく哀れで浅はかに過ぎる0 minPlay
February 15, 20182018-02-15 No.2887「違う名前」違う名前で話が進む誰も気が付かないまままるで異なるわけでもなく違和感を打ち消してそういうものだと思うそうなんだと思う二重の扉を開く時違う名前が記されている曖昧は確信に変わる予告通りの時の始まり0 minPlay