Sign up to save your podcastsEmail addressPasswordRegisterOrContinue with GoogleAlready have an account? Log in here.
February 01, 20172017-02-01 No.2508「遅れ街の灯り」遅れ街の灯り開かない店の建ち並ぶ行き止まりの橋の上不釣合いな光の飾り相手のいない問いかけにぼんやりと夜が進んでゆく冷え切った体の表面を微かに照らす遅れ街の灯り0 minPlay
January 31, 20172017-01-31 No.2507「地下の天井」地下の天井地下の天井不規則にぶら下がる矢印の群れが進むにつれ頭上に近付いてくる嫌な流れを感じ取ってから一度立ち止まって見ても向きを変えることの出来ない地下の天井はどこまでも続く地上に近づく様子のどこにもない0 minPlay
January 30, 20172017-01-30 No.2506「引きずり足」引きずり足が自分でも気付かないうちに裏側でかき集めて来る地面に落ちた灰色の雲の残骸のような繰り返し踏み潰されると新しい模様が出来上がる0 minPlay
January 29, 20172017-01-29 No.2505「いたちの穴」いたちの穴を埋める知らせを受けるたびに慌てて飛び出してゆくあやうく転びそうになって力を入れて踏みとどまると数え切れないほどの穴の並ぶ一心不乱にそれを塞いで回って振り返ると再び空いた穴の見える0 minPlay
January 28, 20172017-01-28 No.2504「枝の上の目印」枝の上の目印不自然に空に浮かぶ色付く糸くずの塊のような理由のわからない数多く散らばっていて窓の外から見ている夜に吹く笛の音距離が近過ぎて掴めないままになる0 minPlay
January 27, 20172017-01-27 No.2503「急ぐ意味のない」急ぐ意味のない急いでも役に立たない降りる人とのすれ違い気付かないまま通り過ぎようとすると見えない腕に遮られる消し忘れた灯りが作る不安定な影がゆらゆらゆらゆらと急ぐ意味のない気にさせる0 minPlay
January 26, 20172017-01-26 No.2502「強要の許容」強要の許容また余計な事が漏れる分かりきった正体に今さら驚かれ率直に言う率直に言う変わらない事を繰り返し隠した物を持ち出して来る強要の許容中身は何も見ていない考える時間はどこにもない強要の許容0 minPlay
January 25, 20172017-01-25 No.2501「四本の柱」四本の柱小高い丘の上にそびえ立つ汚れなき白い表面で見た目の違いもなく調和と均衡を保ち空を分断する長い年月の間にそれぞれの役割を果たすうちに四本の柱の向きは少しずつ揃わなくなってもう戻らない0 minPlay
January 24, 20172017-01-24 No.2500「唇を噛む」唇を噛むその度に跡に残るやがて治らない傷になっていつまでも消えずに残ってしまうふと気がついた時に唇を噛むふと気がついた時に唇を噛む唇を噛む何も出来ないことがわかる度にすり潰すように左右に引きずりながら唇を噛むどこまでも抑えが効かなくなる0 minPlay
January 23, 20172017-01-23 No.2499「わずかな繋がり」わずかな繋がり途切れるはずのものが形を変えて繋がり続ける諦めてしまいそうになると意外なところから手が差し伸べられわずかな繋がり途切れるはずのものが見えない力を受け取ってもう少し離れずにいられるわずかな繋がりに身を委ねてみると0 minPlay