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July 27, 20162016-07-27 No.2319「連れ立って」連れ立って坂を下るこのくらいなら傘はささない少しずつ不自然さが薄らいでやがて交わす言葉も増えてくる連れ立って夜道をゆく頃合いを伺いながら切り出す急に空気が張り詰めてもう後戻り出来ないことを悟る連れ立って坂を下る連れ立って夜道をゆくもう後戻り出来ないことを悟る0 minPlay
July 26, 20162016-07-26 No.2318「灯の消えた町」灯の消えた町どこがおかしいのか気付けないまま髪に触れられたあと微かな声が聞こえてきて短い別れを告げられる急いで帰ろうとして乱暴に扉を閉めて外に飛び出すと長い陽はすっかり暮れてしまってあるべき灯のつくこともなく方向感覚が狂っていった0 minPlay
July 25, 20162016-07-25 No.2317「数の重ね」数の重ね少しずつ積み上げてゆく増えたり減ったりしながらやがて大きな線を超えるそれはすっかり忘れてしまっていて出来なかったことが出来る様になると新しい数の重ねが0 minPlay
July 24, 20162016-07-24 No.2316「川沿いの夜」川沿いの夜普段とは違って人通りの絶えない見失った影を探して足跡を辿る水面に引き寄せられて同じように集まってくるようやく中に入り込むことが許されて突然広がった世界に戸惑いながらどこまでも川沿いの夜を突き進んでゆく0 minPlay
July 23, 20162016-07-23 No.2315「同じではない」同じではないよく見ないと分からない雑踏にかき消されて話すことをやめてしまったがっかりして帰ろうとするとがんばり過ぎの低い音が内側にまで入り込んでくるひとつにくくられて窮屈なところに無理やり押し込まれる同じではない0 minPlay
July 22, 20162016-07-22 No.2314「日の暮れ」日の暮れもうひとつの道をゆく階段を昇り降りそれを繰り返して懐かしい雰囲気に挟まれた間を思わず小さくなりながら進んでゆく見覚えのある人が続けて現れてそれは昨日のことだと口々に言い放つ日の暮れ0 minPlay
July 21, 20162016-07-21 No.2313「指の傷あと」指の傷あと身に覚えのない多分真夜中の地べたに座り込んで石畳の隙間を辿って鍵穴を探していた時にいつの間にかついてしまった指の傷あと少しずつ痛みを感じる消えることのない0 minPlay
July 20, 20162016-07-20 No.2312「邪魔する自分」邪魔する自分が突然やってくる脈絡なく喚き散らして後先なくばら撒いて回る思い当たる節を探しながら邪魔する自分が突然やってくるあれこれ余計な道を辿るそれは目に見えないことをいい事にやたらと悪態をつく0 minPlay
July 19, 20162016-07-19 No.2311「真夜中に消えいなくなる」真夜中に消えいなくなる両手に荷物を抱えたまま首から下げたものをどうにかして返そうとするやりたいようにやり過ぎてしまうなりたいものになり過ぎてしまうと真夜中に消えいなくなる0 minPlay
July 18, 20162016-07-18 No.2310「足元が変わると」足元が変わると少し気分も変わって辿り着けなかったところへ行ける気がする高らかに蹴り上げて新しい日の訪れと届かなかったものを届けに行く足元が変わるだけでここまで違ってくる生まれ変わったみたいに0 minPlay