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April 18, 20162016-04-18 No.2219「となりのいない」となりのいない気がついたときにはすっかり片づけられた後でとなりのいない開け放たれた窓から見える壁と床だけの空間告げられることもなく足跡さえ残さずにとなりのいない0 minPlay
April 17, 20162016-04-17 No.2218「不毛の森」不毛の森分かるはずのないことを要求して不毛の森抜け出せるはずもないより深い森の奥へ通じない球を投げ合ってやるべき事をやらずに不毛の森から抜け出せない不毛の森0 minPlay
April 16, 20162016-04-16 No.2217「遡り」遡り遡り遡り消え掛かった引き出しの中から思いもよらぬ辻褄の合わない話が折り重なって遡りの谷を行ったり来たり少しずつ膨らんでいって見えそうになると見えなくなってしまう0 minPlay
April 15, 20162016-04-15 No.2216「鍵を落とす」鍵を落とすようやく見つかってもまた鍵を落とす少し湿った春の夜時折灯りに照らされて小さな影の浮かび上がるまるで無意識なふりをしてわざと自分で鍵を落とす手掛かりが見つかることがないように0 minPlay
April 14, 20162016-04-14 No.2215「ふくらんだ痛み」ふくらんだ痛みが胸の奥深いところに原因は見当たらなくてふくらんだ痛みがそれが何処なのか分からないままやがて手に負えなくなってかけがえのない記憶も大切なはずの人のことも失ってしまう0 minPlay
April 13, 20162016-04-13 No.2214「上へ上へ」上へ上へ光る階段を登る右に左に何度も折れ曲がってぎりぎりのところですれ違う上へ上へ夜になると閉ざされる窓を開いて見下ろした風景をなぞりながら光る階段をまた登ってゆく上へ上へ0 minPlay
April 12, 20162016-04-12 No.2213「穴に入る」穴に入る穴に入る途中からでも入れるような穴を探して穴に入る消してしまいたいことがいつまでも離れないでいる穴に入る穴に入る入ってからというもの誰からも見えなくなって何も見ようとせずに動かずにじっとしている0 minPlay
April 11, 20162016-04-11 No.2212「枠の新しい部屋」枠の新しい部屋耐えきれそうもない枠の新しい部屋恐る恐る入り込む約束とは違うそれは口に出せず顔色を伺う時が経てば忘れてしまうあいまいな形0 minPlay
April 11, 20162016-04-10 No.2211「見つけてほしい」見つけてほしいものは見つからないすぐ近くでうろうろしながらあと一歩届かないでいる時々手がかりが落ちてきてようやく見つけられそうになると急に邪魔が入ってしまって見つけてほしいものは見つからないすぐ近くでうろうろしながら0 minPlay
April 09, 20162016-04-09 No.2210「落ちきり」落ちきり落ちきるところまで昨夜から落ちきりで折り重なった白い道を避けるようにして進む足りていない状態が長く続くと落ちきりまでにはまだ時間がかかる0 minPlay