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September 12, 20152015-09-12 No.2000「二千人いる」二千人いる後ろにいる何の準備もなく二千人いる周りにいる少しの蓄えもなく予定通りにことは運ばず計画ひとつもなく進もうとする一人も欠けることなく二千人いる何も変わらずに通り過ぎる名前を覚えられなくても時々ふと思い出す0 minPlay
September 11, 20152015-09-11 No.1999「意味のない」意味のない相手を取り違えてしまったまま巻き込みながら回転する大袈裟に飾られた力を得ようと途切れのない流れに浸かり切って違うものが見える度に声は大きくなって余計に鈍くなるどうしようもなく鈍くなる久々に太陽が顔を出す懐かしい晴れの日が来る意味のない0 minPlay
September 10, 20152015-09-10 No.1998「白と灰色」白と灰色その見分けもつかず薄暗いところで間違ってしまう繊細で脆過ぎる間を縫うようにして嫌な感じで近づいてくる強烈な赤い色でそれを根本から断ち切る箱の中で浮いたり沈んだりしている白と灰色0 minPlay
September 09, 20152015-09-09 No.1997「前にも後ろにもなく」前にも後ろにもなくどれにも当てはまらない大勢集まった怖い人々の間を突破しようとする案の定腕を掴まれ無茶苦茶に揺すぶられ前にも後ろにもなく生きた心地のしないまま水を探しに行く0 minPlay
September 08, 20152015-09-08 No.1996「次の車輪」次の車輪がくる次の車輪がやってくるとさっきと同じ人が乗っているまた次の車輪がくると変わらず同じ人が乗っている同じ人が乗っている頭と時間のどちらかがすっかり歪んでしまって手に負えない状態に陥ってわかりやすく説明を試みる少しでもわかりやすい言葉で同じ人が乗っている0 minPlay
September 07, 20152015-09-07 No.1995「起こしたという」起こしたというなんども起こしたという記憶にない返事を言われて取り残された空っぽの部屋誰もいないはずなのにひそひそ声がする起こされた記憶のまるでない薄暗い窓に映っているそれは見たことのない0 minPlay
September 06, 20152015-09-06 No.1994「ふさがった場所」ふさがった場所に入れずに別の場所もまたふさがっていてあてもなくもうあきらめてどこにもない理由を探しながら進めども進めども行き止まり並んだ列がまた遠くなってどこまでもまた遠くなってぶつける壁も無くなってしまうふさがった場所に入れずふさがった場所に入れず0 minPlay
September 05, 20152015-09-05 No.1993「地面のない部屋」地面のない部屋にいる続けざまに現れるものと何とかうまくやっていこうとして壁の色が薄くなってまるで意味が分からなくなってまわるまわるまわるまわる地面のない部屋にいるやるべきことの続きに向かう大きな風船が窓から迷い込んできてそれに掴まってここから離れようとする0 minPlay
September 04, 20152015-09-04 No.1992「雨を呼ぶ舟」雨を呼ぶ舟枠の中から飛び出して見えないところに入り込む冷たくなった夏の終わりに雨のしずくが落ちてくる自然に光が途切れて雲の隙間がなくなると雨を呼ぶ舟はいつの間にか見えなくなる0 minPlay
September 03, 20152015-09-03 No.1991「手付かずの塊」手付かずの塊読めない文字で埋め尽くされた明かりが消えるまで待って約束事を片付けようとする手付かずの塊どういう意味か分からなくなってよく知る番号に電話をかける向こうは知らないはずなのに話が自然に進みすぎてどうしていいか戸惑っている手付かずの塊0 minPlay