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June 15, 20152015-06-15 No.1911「追いつかない」追いつかない遠くへ行ってしまう走れども走れども最初から分かっていたことでも追いつけない視界が薄らいでゆく追いつけない少しずつでも止まらずに進む0 minPlay
June 14, 20152015-06-14 No.1910「夜の風船」夜の風船の上に乗って積み上げられた石の間を抜けて容易に見つからない場所からまだ来ない人が来るのを待っているまとまったり乱れたりして好きなように振る舞って夜の風船はいくつも連なったまま夜の風船はいくつも連なったまま破裂しそうな勢いで膨らんでいる0 minPlay
June 13, 20152015-06-13 No.1909「おやすみおはよう」おやすみおはよう眠る間に遠くへゆく片隅に追いやられた昼間の影に隠しておいた見つかるまで帰ろうとしないおやすみおはよういないことに気付かないどこからか声だけが聞こえてくる知らぬ間に離れすぎた帰り道が見つからない0 minPlay
June 12, 20152015-06-12 No.1908「喰われる」喰われる喰われるかも絵に描いてある楽しげな様子に申し合わせに用意された無理過ぎるあてがいまるで反対の仕草をするおかしいとは思わない喰われるかも喰われるかも喰われるかも喰われるかもそれがまるで分からないそれさえまるで気にしない0 minPlay
June 11, 20152015-06-11 No.1907「鎖の下がり」鎖の下がり黒い煙に煽られてゆっくりと大きな円を描くやがて高い空へと巻き取られて少しずつ小さくなってしまうそれを再び引き摺り降ろそうとしてしがみつきぶら下がろうとする面倒なことへと繋がってしまう鎖の下がり0 minPlay
June 10, 20152015-06-10 No.1906「まるでちがう」まるでちがうのにそれが分からない通りすがりの黒い影が窮屈そうで順番待ちの線路際には三人しかいない延々と引き延ばされた薄い板来たるべき時を待っている来たるべき時を待っているまるでちがうのに誰も気付かないまるでちがうのにそれが分からない0 minPlay
June 09, 20152015-06-09 No.1905「折れ曲がった柱」折れ曲がった柱を元に戻すそれが何本もあって手のつけようがないどうしようもない継ぎ足してつなぎ合わせたはずが気がつくとまた折れ曲がっている目を疑ってあたりを見渡す曲がるところを誰も見ていない折れ曲がった柱を元に戻す0 minPlay
June 08, 20152015-06-08 No.1904「そこにいない」そこにいない何もかも足りていないそこにいない雨に降られ仰ぎ見る次へ進む手掛かりをなくして何も言えずに立ち尽くすままそこにいない何もかも足りていないそこにいない0 minPlay
June 07, 20152015-06-07 No.1903「最初に行くところ」最初に行くところ間違うはずのない最初に行くところいつも同じ事が入り口が閉まったままで入れそうもない中から笑い声が聞こえるのに入り口が開くことはない最初に行くところ0 minPlay
June 06, 20152015-06-06 No.1902「藁の輪」藁の輪白い柱に囲まれた藁の輪雨を呼び込もうと人々を飲み込んでゆく躊躇する背中を押してなんでもなかった気にさせる大粒の雨が落ちてきても藁の輪は濡れたりしなかった0 minPlay