♪力強く確信に満ちたモーツァルト最後の交響曲の最終楽章
もし交響曲を音楽の集大成と考えるなら、
41番はモーツァルトの音楽人生の総決算と言えるかもしれません。
モーツァルトにとって最後の交響曲となった「ジュピター」。
その最終楽章は例えようもなく神々しく煌びやかで、
あたかも天使たちが乱舞する天上世界を進みゆくかのようです。
前作の40番は肉体的にも経済的にも厳しかった、
モーツァルトの実生活を反映したかのような短調の交響曲でした。
しかし41番にはそれを打ち消すような明るさ、力強さがあります。
管楽器が順にコラールを奏でる部分は、まるで天国の門が開かれ、
その先に待つ神の面前に歩み出るようなイメージが広がります。
その後も音楽は迷いなき行進を続け、確信に満ちたまま全曲を締めくくります。
*公開していた第1楽章の音響・演奏内容を修正して差し替えました。
ベルリンフィルハーモニー大ホールのステージから20m付近の音響を採用しています。
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」第4楽章 [2022]
W.A.Mozart:Symphony No.41 in C major, K.551 "Jupiter"
IV. Molto allegro [7:48]
Mozart-Symphony-No41-Jupiter-4th-2022.mp3
Mozart-Symphony-No41-Jupiter-4th-2022.mp3