カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

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By カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」ArtsPerforming ArtsFood
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カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」 episodes

  • いかひこ深夜便2020 #57/ 初めてのお客さん
    マメヒコを開店したころはどんな風だったか気になったという酒井さん。 初めて来てくれたお客さんというのは、実は全然特別なんかではなかったといいます。最初に来る人たちは、ただ最初を見たいという人たち。2回来てくれることも少ないし、この店の魅力を知ろうとなんてしてくれません。お客さんはおろか、スタッフだってこの店のことをよくわかっていないのです。では、いつこのお店がどんなことをやろうと思っているのかを理解してくれるお客さんやスタッフが来るのか。それは今もって実現できていないと言いますが、ちょっとずつちょっとずつ、井川さんのやりたいこと自体への理解をしてくれる人が増えています。ちょっとずつ、でしかないんですね。ブナの原生林を作るときにも、最初は白樺だらけの森からそれらが淘汰されていくのを待つしかないように。マメヒコというものがそれらしくなるには、想像以上の時間と労力がかかるようです。
    31 min
  • マメクル2020 #61/爽やかに生きたい
    世の中はこうあるべきだ、こうじゃなくちゃいけない
    なんて模範的なことを言ってるヒトに限って、
    「自分は協調性がなく、集団行動苦手」なんて言ったりする。
    そういうヒトは、自分の好きなように、どんなことをしようと勝手。
    気ままに振る舞うことこそが自由であり、多様性だなんて言ったりする。
    みんな多かれ少なかれそういうところはあるけれど、
    みんなが模範としているヒトに限って、
    えっ?それかよ?ってなるヒトが多いのは、
    感覚ですが、偶然ではないような気がする。
    まっ、そういうヒトに接したからといって、
    ボクにとやかく言ってくることはないから、
    (たまにありますけどね)
    へー、ふーんって聞き流すだけで、べつにほっときます。
    あなた、間違ってますよ、なんてことは絶対に言わない。
    間違ってるなんて言ったところで仕方ないし、
    煩わしいことを言い返してくるだけで、ただただ、めんどくさいのです。
    互いに気心知れてるヒトたちと、面白可笑しくやっていければいいのです。
    今日はいまいちだけど、明日はみんなで今よりはましにしようよとなればいいのです。
    世の中はそりゃデタラメで、
    なんだかなーと思うことばかりですが、
    それでもちょっとでも、明日はましになるように頑張っていくヒトたちと
    手を取っていきたいのですよ。
    あなたが頑張っているから、ボクも頑張る。
    お金があるとかないとか、有名になるとかならないとか、
    そんなことはどうでもよくて、
    そんな風に爽やかな生きかたができればいいと思う。
    29 min
  • いかひこ深夜便2020 #56/ 悪貨は良貨を駆逐するについて
    何か情報を得る時によく使われる手段がGoogle検索になってから久しいですね。そこでは単純に情報が羅列されているのではなく、そのアルゴリズムや5つ星による評価で、情報に優劣がついていることも多いです。 Googleのようなプラットフォームで良いとされるものは、 関心を持ったり支持したりする人の"数"が多いものですが、 それは果たして本当に"良い"のでしょうか?ネット上で良い良いと持て囃されてる割に、粗悪なものであるケースはかなりあります。そして、そんな風に多くの人が関心を寄せた物が長続きしなかった、または人々の興味が失せてしまった、というケースもかなりあるのです。流行り廃りの世界から離れて、 少ない人数でのんびりと。そういう良さなら、長い間続けていくことができるのではないでしょうか。
    24 min
  • マメクル2020 #60/ワイマールと弥勒菩薩
    いまからちょうど100年前ほど、
    ドイツにワイマール共和国という魅力的な国家が誕生しました。
    当時最も進んだ民主憲法のもと自由な思想に満ち溢れていたと評される理想国家です。
    しかし、その共和国はわずか14年でナチ党によって終止符を打たれてしまった。
    それを無念に思ったまま死んでいった革命家?、それがどうやら影山君の前世らしいのです。
    なるほど、そう考えれば色々と合点がいきますね。
    生まれ変わった現世でやり遂げられなかったことを実現したい。
    しかし、この現世、またしても行く末は困難。
    現世では革命家もいい歳をした中年となっています。
    その志は捨てず、なにか打つ手はないかと模索しているのですが、、、
    本人はこの物語を満更でもないと思っているのですから、
    なんともおめでたいではないですか。
    一方、ボク。
    ワタクシはどうも、弥勒菩薩らしいのです。
    56億7千万年の時を経て、コロナで混迷する現世に現れて、
    この世を救いに来たということらしいのです。
    なるほど、、、、そう考えれば色々と合点がいきます。
    このデタラメな社会を立て直すために、
    中年になりすました弥勒菩薩は、日夜たゆまぬ努力をしている。
    いやーこの物語、まんざらでもないですねー。
    えっ?
    はいはい、ふたりともなんともおめでたいと。
    ワイマール共和国の革命家と弥勒菩薩は、
    もう少し真面目に世直しをしなくてはいけませんかしら。
    真面目にやっているつもりです。
    28 min
  • いかひこ深夜便2020 #55/ ランドスケープについて
    今日は、最近のラジオでよく出てくるワードについて。都内にも温泉があります。地下を掘り進めていれば水が湧いてくることはありますから、湧いてきたお湯を浴槽に溜めているものを温泉とするならば、それを満たすものは都内でも作れるということです。さて、みなさんは「わざわざ遠出したり宿を予約したりせずに手軽に温泉を楽しめていいね!」と捉えますか?さらにいうなら、「もう湯布院や別府や草津に行く意味がないね」と思いますか?そう思ってしまうのも仕方ないのかもしれません。だって毎日家賃を払って食費を払って交通費を払って、生きるのだけで精一杯。娯楽に手間暇かけている余裕なんかないんですって。でも、そんな余裕のない人たちに、この場所に意味がないと言ってランドスケープを破壊されないように、この日本を統べる組織には頑張って欲しいと思います。
    27 min
  • マメクル2020 #59/おかげさま
    手塚治虫とディズニーを比べてみれば、
    作品の室ははどちらとも遜色なく高いのに、
    ことビジネスで比べてみれば、
    圧倒的にディズニーのほうが稼いでいると。
    どうも日本はアートはアート?と思う傾向があり、
    それらをビジネスと結びつける力が弱いのではないか。
    そんな影山くんの投げかけに対し二人で話しています。
    んー、確かにそういう側面はありますね。
    日本のエンターテーメントをビジネスにすべく、
    プロデューサーを育てようとする大学があったりしますね。
    日本はそーゆー面は遅れているから、
    お金の視点をもっと持つべきだと、最近よく聞く言葉です。
    投げかけに対するボクの考えは動画で話しているので割愛しますが、
    補足すれば、ボクはなにはともあれ、ご縁だなと考えます。
    マメクルはボクが車を運転し、
    テーブルと椅子を用意し、珈琲を淹れ、お菓子を用意し、
    三脚を立て撮影し、マイクで録音し、編集しています。
    その撮影を縁あって一年近くお手伝いしてくれる女性がいます。
    仕事を休んで参加してくれている彼女は映像のプロではないので、
    ピントがぽけたり、音が取れてなかったりと映像としてのクォリティには
    ばらつきがありますが、そんなことは大したことではないのです。
    マメクルをコンスタントに作れているのは彼女のおかげです。
    ボクも、お店の傍ら、動画づくりに費やすための時間をスタッフから
    たっぷり与えられているので、体を壊すような無茶もしていません。
    今回の撮影場所の川崎の等覚院さんも、
    ご縁あって今回の動画を撮らせてもらえてるわけです。
    『全てのご縁に感謝』
    毎度、そんな気持ちなのです。ハハ。
    24 min
  • いかひこ深夜便2020 #54/ 仕事について
    今日の話は、酒井さんがClubHouseを使っている中での気付き。面白い話をすると思っていた著名人が、編集や演出抜きのコンテンツでは全然面白くない話をするということがよくあるそうです。一方このいかひこ深夜便はほとんど編集をしていない2人の会話が十分面白いものとして成立しています。この差は一体なんなのでしょうか?手を加えなくても、食材が良ければ美味しくなるように、演劇の脚本も、カフェも、YouTubeも、全部掃除の要らない良い素材を揃えられるように日々の生活を丁寧に送れば、沢山のものが産み出せるみたいです。そんな井川さんは今マメヒコで連ドラを撮りたいと考えているそうです。また出来上がる作品を見るのが楽しみですね。
    40 min
  • マメクル2020 #58/愛ある関係
    マメクルと称してボクと影山くんと話をする機会を設けて幾年過ぎました。
    かれこれ10年以上、のべ何百時間と話をしています。
    ボクたちは、ただなんとなくの、ただ一度だけ縁があったそれだけの関係なのです。
    どんな関係かと聞かれることがありますが、
    友達というのでもないし、仕事仲間というのでもありません。
    だから、いつ終わってもおかしくない関係なのです。
    終わったからといって、どちらとも、とりわけ困ることもないのです。
    そもそも始まる?終わるってなにという、なんでもない関係なのです。
    けれど互いにかなり気を使いながら、育んできたなという思いはあります。
    互いに気に障るようなことは言わないし、内側には立ち入らない、
    そういうことは暗黙のうちに守っているのです。
    親しい関係になってくると、それを言っちゃお終ぇよ、
    ということを、あけすけなく言ってくるヒトがいたりします。
    甘えからか、遠慮なく不機嫌になってみたり、切れてみたり、
    もしくは、あたかもあんたのことなど見てないよ、
    という冷たい態度で対峙したりするヒトさえいます。
    ボクたちは一度もそういう風になったことはありません。
    互いに会うときは、なるべくご機嫌でいようと努めているのです。
    そして、笑おうと努めているのです。
    招き入れるときは部屋をきれいにしておこう、
    そんな心構えで、ボクはマメクルを続けているのです。
    それをボクは愛ある関係と表現しましたが、
    さほど大げさな表現だとは思いません。
    ボクに限って言えば、そういう風に付き合えているヒトは影山くんのほかにいないからです。
    ほんとうに愛ある、ふしぎーな関係なのです。
    30 min
  • いかひこ深夜便2020 #53/ 誤配について
    書籍ゲンロンの作者である東浩紀さんは、誤配こそがイノベーションとクリエーションの源であると言います。伝えたいことがその通りに伝わらないということを、肯定的に捉えているのです。意図した通りに伝えるためにどうにか整形したり、多くの人に伝えるために軽薄にしたりすると、それは悪い意味の誤配になってしまうのではないでしょうか。それを防ぐためには、ハイコンテクストでわかりにくいことであることが大切です。何を言っているのかわからなかった…と思う回もある井川さんのラジオですが、みなさんが共通の概念を持っている人ならば、長い時間がかかってもその意味や意図がわかる日が来るのだと思います。
    32 min
  • マメクル2020 #57/物語を生きろ
    現実は複雑です。
    そして、その中で生きるヒトの心もまた複雑です。
    ヒトが現実の複雑さに目を向けて生きるとき。
    それは「物語る」ことでしか説明できないのです。
    たとえば。
    愛するヒトの「死別」と理不尽に直面させられたとき。
    あなたは「なぜ、わたしがこんな目に遭うのか?」と思わずにいられるでしょうか。
    そして「いったい、わたしが何をしたというのか?」と怒りを持たずにいられるでしょうか?
    「わたしのセイだったのかもしれない」と責めずにいられるでしょうか?
    たとえあなたがいかに打ちひしがれようと、
    それでもあなたは残りの人生を生きていかなくてはいけないわけです。
    そのとき、
    「これからわたしは一人でどう生きていけばいいのかしら」と問わずにいられるでしょうか?
    くよくよしてるあなたに、あなたの周囲はこう言うかもしれない。
    「そんなこと考えても仕方がないよ。
    何も考えずにただ、生きるのみ。
    どうせ人間は、いずれ死んで灰になるのみなんだから」と。
    そんなようなことを思ったり、忠告したりするヒトは少なからずいるものです。
    しかし、それはボクから言わせれば、
    不安の裏返し、ただ虚勢を張って見せてるだけ、
    もしくは厭世的な心構えで人間をわかった気になってるだけ。
    現実の複雑さに目を背けて、この世などなにもかも無意味なのだよという物語を生きる弱虫。
    そんな風に、ボクは思う。
    自分のそばに、今日も変わらずあのヒトはいてくれる。
    やがて、自分も死んで、あの世で好きだったあのヒトにめぐり逢える。
    だから、それまで、明るく、あのヒトの分まで生きよう。
    あなたは自分の人生の脚本を書き、その物語を精一杯生きてください。
    物語はけして、一部の小説家や脚本家のものではなく、
    複雑な現実を生きるためには、誰にも必要なものなのですから。
    辻褄なんか合ってなくていんです。
    みんなから理解されなくてもいい。
    強く非難されるかもしれないけど、それでもいい。
    甘いファンタジーでもいい。
    物語を馬鹿にしてはいけません。
    物語ればこその、明るい人生なのです。
    26 min

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