カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

By カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」ArtsPerforming ArtsFood
Download on the App Store

カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」 episodes

  • マメクル2020 #45/ 劇「豕(ぽうく)」
    今年最後のマメクル。来年のお芝居の話です。 ==== 劇「豕(ぽうく)」作・演出 井川啓央 出演ユイ・・・・池田玲菜ヤスオ・・・永井宏佳教授・・・・金澤洋之サトコ・・・小原あゆみトントン・・まあさ パトラ・・・小西奈津子ボス・・・・佐渡島庸平2021年、新作舞台の上演が決まりました。 とある国家。謎の寄生虫が発生していた。寄生虫にかかったユイとヤスオの兄妹。権威者たちは管理社会を築くため寄生虫のはなしををでっちあげたのだった。そうとも知らず兄妹は命をつなぐためタブーに挑む。2021年歴史の転換点に発表する問題作。マメヒコの井川啓央の新作劇『豕(ぽうく)』、ぜひご来場ください。
    24 min
  • いかひこ深夜便2020 #43/ CAFEとcafeについて
    マメヒコ渋谷店の人気がピークだったのは2010年頃。毎日沢山のお客さんが列を作っていました。
    渋谷にこそ、こんな店が必要だという人がきっといるはずだ。そんな想いでやっていました。
    でも、残念ながら来る人の多くが惹かれていたのは、CAFE Mame-Hicoとしてのメッセージや哲学ではなかったのです。
    しばらくすると渋谷の再開発が始まり、人気のピークは過ぎていきました。
    それでも今日もマメヒコは営業しています。お店を続けて欲しいと思う人がいると、お店はどういうわけか続いていくものなようです。
    24 min
  • マメクル2020 #44/ ひとりの人間、そして立場
    ひとりひとりやりたいこと、得意なことは違うよね、お犬さん。だから社会的な立場など気にせず、好きにやったらどうよ、お犬さん。「お前らのみたいに喫茶店のオーナーの立場だから、好き勝手言えだろうさ。教師だの医師だの、役場の人間だの、みんな好き勝手、自由気ままに振る舞ってたら社会はどうなる?どう考えたって立ち行かなくなるじゃないか。いい年して、そんなことにも気が回らないのか。所詮、喫茶店のオーナーなんてのはその程度の連中だわな」あんまりキャンキャン吠えるなよ、お犬さん。要するに、吠えるってことはだな、それだけ、あんたいまの現状に苛立ってるってことじゃないか?苛立ってなきゃ、そんな牙出して噛み付くはずないもんな。お犬さんは、おかしいに気づいてる、遠く狼だった時の記憶が疼いてる、そして居ても立っても居られなくて、やるせなくて暴力的になってるんじゃないのかね。あたかも正論ぶって、キャンキャン吠えちゃいけないよ。もっともらしく暴力ふるってんないよ。みっともないよ。 最終的にはだ、ブーメランで返ってくんのは、お犬さんあんたのほうさ。ルールに合わせることに飼い慣らされちまって、ほんとは何がしたかったのか、どうしようと思っていたのか、そういうのなくなっちまったんだろ。お犬さん。あんた、職場でもやれやれって顔して働いてるんじゃないのかね。んでもって、煙たがられたりしてるんじゃないのかね。不機嫌そうな顔してるけど、体壊すような不摂生してるんじゃないのかね。えっ?ああ。もちろんとも、もちろんとも。ほっとくよ。ほっといてるさ。お犬さんは、お犬さんの生き方をすりゃあいい。お犬さん一匹がどう吠えようと勝手だよ。けどね。けどだな。そんなお犬さんに似た連中が、群れとなってキャンキャン吠えるのは、都合よくないや。子供たちが怖がってしまう。世の中には、少しでも世の中を良くしたい、少しでも明るく温かい社会にしたいと多くのヒトが思ってるんだよ。そしてお犬さんにも加わってもらいたい。オイラ?オイラも毎日、ほんと明るくて温かい社会になるように、そう思ってるさ。だから、噛みつかないでおくれよ。噛みつかないでおくれよ。今度噛み付いたらぶつからな、こっちだって痛いんだ。できるだけ仲良く、明るく温かく仲良くしようじゃないか。
    27 min
  • マメクル2020 #43/ 竹越由幸イズム
    ボクはドラマ「北の国から」が好きです。そのことはいままでも、あちこちで話してきました。 「北の国から」を見たせいで、テレビ番組を作る側に回りたいと思ったし、それを無理だと諦めてからも、マメヒコというカフェでなんとか「北の国から」に近づきたいと思っている、そのきっかけになった番組であることは間違いありません。 ではその何が好きなのかと言うと。それはここで初めて明かしますけど、番組が好きというのではなく、北の国からを撮影したカメラマンの竹越由幸さんの仕事に対する姿勢そのものに打たれているのです。打たれっぱなしなのです。 越さんと呼ばれた竹越さんの仕事に対する姿勢。それは北の国からのどのシーン、カットからも感じられます。 そんな素晴らしい仕事をなされた竹越さんを、あまり知るヒトはいないんじゃないかな。それがまたボクの胸を打つのです。 1シーンずつ作られた画は、過酷な撮影スケジュールの中で、どれだけ準備し、そして苦心して出来上がったものかは見ればわかります。 それが各セクション全体に緊張感を生みだし、あれだけの名作ができたのでしょう。(想像しているだけで実際のことは知る由もありませんが) なんていうか日本人てすごいな、すごい仕事をしているな、とボクはずっと感動しているのです。 きっと竹越さんはいまのボクと同じくらいの歳で、あぁいう作品に関わられたことでしょう。そのことにボクは今持って嫉妬したり、焦ったりしているのです。
    23 min
  • いかひこ深夜便2020 #42/ グリーンサラダについて
    少し前までマメヒコで出していたグリーンサラダ。とてもシンプルなサラダで、ドレッシングはつけずにオリーブオイルとバルサミコ酢と塩胡椒を一緒に出していました。酒井さんはこのメニューにマメヒコらしさを感じたそうです。机にだされたものを、自分用にアレンジして食べる。これが出来る人は、案外多くありません。用意されたものを用意された通りに食べたい、アラカルトよりもコース料理の方が好きという人は、グリーンサラダもドレッシングをかけておいて欲しいと思うでしょう。同じグリーンサラダでも、食べた人によって感じた味が違う。そういうものの魅力が伝われば良いなと思います。
    16 min
  • マメクル2020 #42/ いちいち金かかるんすけどね
    中年のおじさん二人が、秋の公園でぼやいています。 「いちいちお金かかるんすけどね」。なにか考えがあって、考えがなくても、行動しようとするとき、お金がかかります。どんな良い考えだろうが、悪い考えだろうが。電車に乗る。お茶を飲む。おまんじゅうを食べる。小さなスプーンを買う。雨風しのいで寝ましょう、ってだけでもお金はきっかりかかります。とにかく、いちいちお金がかかります。そのいちいち、いったい誰が払うんでしょう?「プロジェクト経費として、しかるべき処理をすればいんでは?」あーた、なに眠たいこと言ってんの?なにもかも勘定科目に照らし合わせて処理する、そんなことできっかよ。「うちは細かいとこまでちゃんとやってるざます」あぁ、そうっすか、ご苦労さまっす。スムーズに物事を進めるため、時間を節約するため、みんなの志気を上げるため、そのいちいちに、ちょっとしたお金はかかるものなんです。とくにね、新しく何かを始めるときは、見通しが立たないためにお金はジャンジャン出ていきます。まったくもって遠回りだった、無駄道だった、引き返そう。 途方に暮れることが多く、気持ちの落ち込みに合わせて、いちいちお金がかかるものなのです。とにかく、いちいちお金がかかります。そのいちいち、いったい誰が払うんでしょう?覚えておいてください。道なき道を歩むとき、かかるコストは旗持って先頭歩くやつが払うものなんです。旗を持って先頭歩いたこと無いヒトには関係ありません。払うだけ馬鹿らしいお金です。「旗を持って歩いてる、その名誉を金で買ってるってことね」あへた、まだ眠たいこと言ってるの?目ヤニついてるよ。そういうことじゃないわけよ。 まぁ、いいわ。新しいことを始めるには、そのいちいちにお金がかかり、旗持って先頭歩いてるやつが払うということだけ覚えといて。「旗持って金まで払うなんて馬鹿らしい」いやいや、ほんとそのとおり。その後ろをついて歩いて、文句言ってるのが一番てはなし。
    16 min
  • いかひこ深夜便2020 #41/ カフェ王について
    酒井さんがレストランで働いていたときに読んでいたのが、中谷彰宏さんの書いた「レストラン王になろう」という本。この本に出てくる人の中に、井川さんと共通した思いで働いている人が何人も出てくるそうです。このシリーズで取り上げられているホテルやレストランと違って、カフェでは、スタッフによって役割がはっきり分かれていません。これは私の仕事ではない、とは言えないのです。その分、お客さんにおいしいと褒められたら自分の事として喜ぶことができます。お店にいる人の、その人らしさが光る映画的な瞬間。それが、区分を作らない東京の小さなお店でできるおもてなしなのではないでしょうか。
    26 min
  • マメクル2020 #41/ 二種類のどんぐり
    植物学者の中尾佐助さんが提唱された「照葉樹林文化論」。 ヒマラヤ山麓から中国西南部、そして西日本に至る一帯を「照葉樹林帯」と捉え、その一帯は文化的にとても似ているという説です。 ボクはをこの説にとても共感し、さらに身の回りの植生にもとても興味があります。 たとえばカシとナラ、どんぐりって二種類あるんですよ。あっ、そもそもね。 どんぐりっていうのは、「どんぐりっていう木の木の実」なわけじゃないんだよ。 ミズナラ、コナラ、クヌギ、これらはナラ広葉樹のどんぐりね。アラカシ、シラカシ、アカカシなどはカシ照葉樹のどんぐりです。 さらにいえば、東日本はナラ広葉樹の林が主体で、西日本はカシ照葉樹の林が主体なんです。だから宮沢賢治のどんぐりは岩手だからね。広葉樹のイメージだよね。金色のどんぐりが山猫と話をするんだもんね。 マメクルは広葉樹林の多い公園を選んで撮っているのはそのほうが明るく映るから。照葉樹林帯の多い公園では、映像が暗くなってしまうよ。ときどきマメクルの話題に出てくる国分寺崖線は照葉樹が多くて、 暗くじとっとしているのね。 ボクは散歩が好きで、そういうことを気にかけてずっとしてるんだよ。
    20 min
  • いかひこ深夜便2020 #40/ 純文学と大衆文学について
    純文学はどう伝えるかを大事にしているもので、大衆文学は何を伝えるかを大事にしているもの。このように解釈している酒井さんは、マメヒコは純文学的で、クルミドコーヒーは大衆文学的だと思ったそうです。それに対して井川さんは、マメヒコは甘いものだけの大衆文学ではなく、苦い薬だけの純文学でもなく、糖衣錠のような”民衆文学”であると言います。井川さんが伝えたいことはそのままだと刺激が強いので、全然関係ないことでぼかしたり、面白い話で包んだりしないと、なかなか人には届かないようです。受け取る側は表面の楽しくて面白いところだけでなく、最後に残る苦い本質まで忘れずに味わいたいですね。
    32 min
  • マメクル2020 #40/ なぜ日陰にいるのか
    特に渋谷、もうボクラのお店にお客さんがこぞって来ることはないと思います。
    なので、映える、メニューをやめました。
    ボクラにとっては、ばえ、のために犠牲になってたことっていっぱいあるんです。
    もっと丁寧に、もっと親密に。
    そういうふうにやっていきたいんです。
    これが功を奏すか、いなかはやってのお楽しみ。
    毎年話題になる焼き林檎、今年は予約を受け付けるようになりました。
    すると予約がバンバカ入るんですね。
    ありがたいです。
    新しい世界の幕開けです。
    25 min

About カフエマメヒコ井川啓央の「いかひこ深夜便」

From the publisher's feed

東京、渋谷・三軒茶屋のカフエマメヒコの井川啓央のラジオ「いかひこ深夜便」です。