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2000年から書き続けているプログ記事(一部は2009年から始めたFacebookの記事)、あるいは、拙著『書物の時間』(1989年)、『『努力する人間になってはいけない』(2013年)、『シラバス論』(2019年)の一部をGoogleの「音声概要」による解説会話で再編したもの。会話音声上、一部、漢字などが正しく読めていない場合がありますが、お許しください。元記事の再現力は90%くらい。漢... more
FAQs about 『芦田の毎日』:How many episodes does 『芦田の毎日』 have?The podcast currently has 280 episodes available.
July 04, 2025言語と思考 — フッサール現象学における〈意味〉について芦田宏直のこの論文(1990年)は、フッサールの現象学を参照しながら、言語と思考の関係を探求しています。芦田は、ポール・リクールの「口頭言語」と「文字言語」の区別を詳細に検討し、リクールが「公然的」と呼ぶ口頭言語の指示性と、文字言語の「非公然的」な指示性を比較します。そして、フッサールは言語の意味が知覚に依存しない「非公然的」な性質を持つと考え、言語の意味が実在する対象と必ずしも一致しないことを強調していると述べられています。さらに、言語の「トートロジー」、つまり言語がそれ自身の意味に向かう性質を、言語の実在性や対象性からの独立性、そして「超過する存在」として論じ、言語がそれ自体として「与えられている」意味であることを解明しています。...more8minPlay
July 02, 2025柄谷行人と永坂田津子とこの回顧録は、筆者(芦田宏直)が思想家である柄谷行人(からたにこうじん)と出会い、その後の人生に大きな影響を受けた経緯を語っています。筆者は高校生の頃から柄谷の著作に魅了され、大学時代に英語教師である永坂先生の紹介で柄谷と対面する機会を得ました。この出会いは筆者の大学院進学を決定づけ、東京での生活を続けるきっかけとなります。また、永坂先生との師弟関係は筆者が哲学を教えるようになるきっかけを作り、ニーチェ研究会の発足にも繋がりました。全体として、この文章は、筆者がいかにして柄谷行人という思想家に出会い、その影響を受けながら自身の学問的道を歩み始めたか、そしてその過程で永坂先生が果たした重要な役割が示されています。...more9minPlay
June 29, 2025『ポツンと一軒家』(2025.6.22)の定年後の銀行員について提示された文章は、銀行員が定年後に自力で家を建てるという実話を通して、実践的な知性と教養の重要性について考察しています。著者は、この銀行員が学生時代に培った読書力と観察力が、設計図に頼らずとも家を完成させる原動力となったと分析しています。この事例から、現代のような情報過多の時代においてこそ、真の教養が最も実用的な力となることを示唆しているのです。...more7minPlay
June 29, 2025『東京ラブストーリー』(1991)を考える提示された文章は、ドラマ「東京ラブストーリー」の個人的な感想と分析を提供しています。筆者は70歳になっても感動が薄れないと述べ、幼い息子との視聴体験を回想しています。また、この作品が脚本家・坂元裕二の初期の代表作であり、主演の鈴木保奈美との年齢が近かったことが、作品にリアリティをもたらしたと考察しています。さらに、登場人物の会話や演出が一般的な脚本では考えられないほど独創的であり、携帯電話がない時代ならではの「すれ違い」がテーマではないと指摘し、男女間の複雑な感情の機微を描いている点を強調しています。...more5minPlay
June 24, 2025続・フレーム問題について― ハイデガーの死の哲学と人工知能の課題について芦田宏直の論考からの抜粋では、フレーム問題がロボットが「無視すること」を考慮に入れようとすることで行動不能に陥る現象として説明されます。これは、人間が意識しない膨大な情報をロボットが処理しようとすることに起因し、デネットの指摘するように、AIが「ゼロから」世界を学習する際の困難に通じます。著者は、このAI研究における「平凡な情報」の扱いが、むしろ人間の本質を考えるきっかけとなったと述べます。さらに、ハイデガーの哲学が導入され、死の概念がフレーム問題と結びつけられます。人間が死を常に「前もって」経験しているという「既在的な将来」としての死の時間性が、世界を有意味化する人間の自己性の根源であり、あらゆる日常的な行為の「目的」が最終的にはこの死に関連づると論じられます。最後に、ロボットが「死ねない」という点から、人間の死が単なる「故障」や「摩滅」とは異なる、自己を形成する根源的な出来事であることが強調されます。...more8minPlay
June 24, 2025フレーム問題について― 人工知能の限界とフレーム問題この芦田宏直の文書は、人工知能におけるフレーム問題、つまり行動に関連する膨大な情報の中から「必要な情報」と「不要な情報」を区別する困難さについて論じています。人間が無意識的に処理する「副産物」や「変化しないもの」といった情報の膨大さがAIの処理能力を限界に追い込む現状を指摘し、デネットの思考実験を通じて、ロボットがいかに「無視する」という消極的な操作を概念化し、実行することが難しいかを示しています。最終的に、人間がフレーム問題を「解決しているように見える」のは、意識的な思考によってではなく、無意識的な「無視」の操作によるものであり、AI研究が人間の無意識の一端を明らかにしている可能性を考察しています。...more8minPlay
June 24, 2025デリダのフォネーロゴス中心主義についてこの芦田宏直の論考は、デリダのフォネーロゴス中心主義について説明しています。まず、ソシュールの記号論における「意味するもの(能記)」と「意味されるもの(所記)」の関係の恣意性を紹介し、表音文字であるアルファベットと、表意文字である日本語の象形文字を比較します。続いて、ヘーゲルが表音文字を優位な言語と見なし、音声媒体が純粋な意味表現に適していると考えた理由を考察します。最後に、デリダがそうした音声の優位性に基づく思想を「フォネーロゴス中心主義」と呼び、話し手自身が自分の言葉を聞くという現象が、言葉の究極の目的とされていることを説明しています。...more8minPlay
June 24, 2025カントの〈始元〉論 ― 「生起しない」原因性この芦田宏直の論考は、カント哲学における「自由」と「原因性」の概念について考察しています。特に、ショーペンハウアーの「意志の自由」という問いを起点に、カントが「生起しない」原因性と呼ぶ概念を詳しく解説しています。著者は、人間の行為がどこから始まるのかという問いに対するカントの答えとして、時間的な前後関係に還元されない、超越論的な主体(「私」)の作用を提示しています。また、この「生起しない」原因性が、カントが純粋理性批判で議論した「実体」や「純粋統覚」の概念と深く結びついていることを指摘し、「私」が常に自己に遅れているという独特の時間認識も示唆しています。最後に、ヘーゲルやバタイユの視点も引き合いに出しながら、カントが「ない」ことから始まる問いにどのように向き合ったのかを考察しています。...more8minPlay
June 24, 2025学校教育における〈期末試験〉の意味について提供された文書は、芦田宏直氏による学校教育における試験の意義についての考察をまとめたものです。筆者は、期末試験の本来の目的を問い直し、現在の教育現場で散見される問題点と改善策を提示しています。具体的には、試験結果の100点満点化が教育目標の高度化や時間短縮を促すという考え方や、試験対策授業が教師の教育不足を覆い隠す「試験主義」であるという批判が展開されています。さらに、試験作成を第三者に委ねることで教師の主観性を排除し、授業の質向上に集中できる体制の構築や、実習と講義の融合による「らせんカリキュラム」の導入が提案されています。最終的に、学生の真の能力を測り、教師自身の教育力向上につなげる試験のあり方を追求し、教育の質を高めるための具体的なアプローチが多角的に論じられています。...more9minPlay
June 24, 2025全身麻酔手術の術前・術後の落差についてこの文章は、著者である芦田宏直氏が全身麻酔を伴う手術を複数回経験した上での反省と考察を記した「術後覚書」の一部です。著者は、これまでの経験から術後の状態には慣れているつもりだったものの、今回の手術で身体が不自由な状態での物品配置の重要性を痛感したと述べています。特に、携帯電話やメガネ、飲み物など身の回り品の配置ミスによる不便さを詳細に描写しており、事前の計画の甘さを後悔しています。また、手術後の精神状態についても触れ、妻との関係性や仕事への参加など、回復期の様々な側面が率直に綴られています。...more7minPlay
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