兵庫県加西市で発生した米泥棒…4.5㌧で140万円の被害は、真面目に死活問題です。
一度でも稲作をやった経験があるならわかるが、穀類(米・麦・蕎麦・とうもろこし)は、主食用だでなく、工業用・燃料用に回される事もあり、等級が低いと労力に見合わない結集となり、廃業に追い込まれるのはザラです。
しかも被害額はあくまで小売価格ベースの話で、実態はその金額の半分以下です…つまり、半年以上付きっきりで世話しても、収入が見合わないのが穀物農家の悩みです。
メディアが報じる“成功農家”ってのは、家族経営でも“企業”として運営してる訳で、実態はJAの助成や国の支援策がないと、永続的な営農が難しいのです。むしろ、税金の多くは、農水業従事者のQOL維持に使われてるのです。
そんな事知らずに、減税しろとか、赤字国債で賄えとか言ってる輩は、全く話になりません…直接でないにしろ、自分達の生活上で貢献してる者を蔑み、疎んじるのは、ひいては食糧自給率の更なる低下と、安定供給が維持できなくなる事に直結する事になりかねません。