もっと早くご紹介すればよかったのですが、いろいろと自分のコンディションもあり、このタイミングになりました。
2018年8月8日(水)〜11月4日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫で「ビックリエイティブショップ」という期間限定のお店が出現しています。
ビックリエイティブショップ
横浜ゆかりのクリエイターの商品を販売しているお店です。
デザイナーの中川憲造さんが代表取締役をつとめる株式会社エクスポートさんが運営を請け負っている横浜市のプロジェクトです。
ランドマークタワーや、マリンタワーにあるお土産やさんのデザインや運営をしています。
昨年はSHOPトリエンナーレという名前で、同じコンセプトのお店を運営していました。
わたしもこのプロジェクトに昨年から参加させていただいていますが、
このプロジェクトがきっかけで出会ったブランディングデザイナーの小崎直利さんにインタビューをしました。
ファミレスでの録音でお聞き苦しいところもありますが、よかったらおききください。
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小崎さんは、今年横浜市で開催された「ダンス・ダンス・ダンスYOKOHAMA」というイベントにあわせてよくおどる鰹節をつくりたい。
ということで、
わたしが昨年一緒につくった商品を出店していた永野鰹節店をご紹介することになりました。
ちなみに、小崎さんが昨年手がけた商品はこちらです。
国内のいろんなお店で購入できるヘアゴムをつくる会社との共同開発だそうです。
三種類あり、横浜の三つのまちのイメージで制作したそうです。
(今年は5種類に増えました)
これは、元町、山手のイメージ。
箱もしっかりしていておしゃれです。
小崎さんがどんなお仕事をしているのかお話をきいて、それから永野鰹節店へ向かいました。
永野鰹節店の店長一ノ瀬さんが対応してくださいました。
小崎さんが、よくおどる鰹節をつくりたいというお話をすると、
鰹節を踊らせるための薄さは0.25mm以下だ。というような話をし始めました。
普段、おそばやさんなどに卸しているため、厚めに削っているので、鰹節を踊らせるためには、
機械をいつもと違う設定にしなければならない。ということでした。
一ノ瀬さんは、わたしが活動する黄金町エリアでは、川沿いの清掃活動を中心に、まちづくりに熱心な方なので、
鰹節屋さんとしての専門性を目の当たりにすることはあまりありませんでした。
小崎さんは、やわらかい口調で、ご自身のつくりたいもののイメージをしっかり伝えながらも、
一ノ瀬さんに寄り添ってお話をされていました。
そして、お互いの試行錯誤の結果、商品はビックリエイティブショップにならびました。
〓ジャーン〓
一ノ瀬さんは、若い頃演劇をしていたこともあり、地元では掛け合いが非常にユニークなことでも知られています。
わたしとの会話の中で出てきた一ノ瀬さんの言葉が、これまでにない品質保証として表示されました。
「踊らなかったら私が踊ります」
後日、一ノ瀬さんになんとか交渉して踊っていただき、QRコードを読み込むと、TikTokで一ノ瀬さんの踊りがみれる仕組みになりました。
職人とデザイナー、各々のプライドをぶつけあってできあがった商品を目の前に、お二人ともなんともいえない充実感にあふれているようでした。
アイディアから、ものができあがるまで、素晴らしい現場に立ち会わせていただきました。
そんな小崎さんの名刺の裏にはこんな言葉が書いてあります。
小崎直利さんが代表そ務める会社のホームページものぞいてみてください。
株式会社KOZAKIKAKU